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我が家のエコ

2011-04-05 06:25:35 | Weblog

国内電力の9割を再生可能に:イスラエルでの提案(WIRED VISION) - goo ニュース

太陽光発電(引用のニュースにあるのは太陽熱発電ですが)は、
天候に左右されるのはもちろんですが、夜になると絶対に役立たずです。
従って、どうやって昼間に生産したエネルギーを蓄えるのかは、永遠のテーマです。

日本では、大規模なエネルギー貯蓄として揚水発電、
中規模の蓄電システム(例えば風力発電とセットにするような)としてNAS、
小規模、家庭用がリチウムイオン電池と位置づけられているようです。

電気をどんな形で蓄えるか?
揚水発電は位置エネルギーで蓄え、
NASやリチウム電池は化学エネルギーで蓄えるわけですね。

NASの長所は、蓄電コストがリチウムの3割程度で済むこと、
そして適用範囲がリチウムの10倍以上で大容量向きであること。
短所はナトリウムや硫黄を溶融状態にして動作させなければいけないという構造上の問題から、
常に高温に保たなければならず、非常用には向いていないということ。
常に動作しないとkW数当たりの蓄電コストが嵩んでしまいます。

リチウムは全世界的で積極的な研究開発競争が繰り広げられているので、
性能と低コスト化が著しく、一気に蓄電界のスタアへと踊りだしました。
電気自動車やプラグインハイブリッド車に搭載されるのもリチウムイオンバッテリーですし、
最近では電動工具がリチウムイオン電池を用いるようになってすごく軽くなりました。

極端な話ですが、
電気自動車に搭載されているリチウムイオンバッテリーを家庭用の電源として組み込むことで、
電気使用量のピークカットをしようとするアイディアが
アメリカ判のスマートグリッド構想ではあるみたいです。
少々乱暴なやり方だとは思いますが、一家に一台ある車が蓄電の役目をしたのなら
まさに「一人一人の力が・・・・」ですね。

で、我が家では太陽光発電はほんの少しだけしております。
しかし、これはサブシステムで、メインはOMです。
http://omsolar.jp/omsolar/

要は屋根で暖めた空気を床下の蓄熱コンクリートの中で貯めるという単純な構造です。
太陽光発電のパネルは、暖められた空気を床下へ送るモーターの駆動用電源なのです。
私個人的な意見としては、
熱を熱で蓄えることが変換ロスが少なくて、最も効率的だと思っております。

しかし、OM住宅ならば家全体がポカポカであると思うのは、たぶん間違いだと思います。
OM住宅の基本構想として、下から上へ空気の通り道を作って家全体を暖めるようになっています。
暖かい空気は当然上に集まりますので、一階は思うほど温かくはありません。
それを補おうとエアコンをつけても、エアコンの暖気も上に行ってしまうので、
電気代がバカにならないこともあります。
(1月~2月分の電気代が2万円を超えました。
しかも、2月~3月に節電したのに東電からは1月分と同額を請求されました。
何の予告も、お詫びもなしに、イキナリ請求されました。)

家全体が断熱効果の高い家ですので最低でも室温が10℃くらい(外気温プラス10~15℃)、
我慢すれば我慢できるのですが、ぽかぽかには程遠いですね。
そこでカミさんが2階への空気の通り道である階段兼吹き抜け部分にロールカーテンを取り付けて
(実際の作業は私)、2階へと暖気が抜けないようにしたら、1階はだいぶ暖かくなりました。
震災後、3月とは思えない寒い日が続きましたが、
どうにかこうにかエアコンなしで過ごせています。