にうすと日常について考えてみた

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宇宙戦艦ヤマト

2011-11-03 18:29:49 | Weblog

宇宙戦艦ヤマトスペシャルサイト

バナー広告で見た方も多いと思いますが、
今、サンキョーのスペシャルサイトで宇宙戦艦ヤマトのムービーが無料公開されております。

一番最初のテレビ放映が1974年ですからかれこれ40年近く経っているわけです。
で、40年近く昔のテレビ放映を見ていた私は・・・・・永遠の25才(笑)
放映当時、宇宙戦艦ヤマトの裏番組がアルプスの少女ハイジだったって
70年代中盤はすごい時代だったのだなと改めて再認識する訳です。
(でも私は民放が2局しかないローカルに住んでいたので
ヤマトもハイジも別々の時間に放映されていましたが・・・・。

そういった事情が災いして、全国的にはあまり人気がぱっとせず、
イスカンダルからの苦難の帰還の旅はほぼ省略されてしまったという裏話があります。
ちなみに省略された話の中で「キャプテンハーロック」が出る予定だったそうで、
その正体は沖田艦長の死んだはずの息子だったとか・・・・・
著作権でもめたりして復活編では干されてしまいましたが、
なんだかんだ言ってヤマトの中に松本零士色は満載です。

放映当時、日本ではぱっとしませんでしたがアメリカで人気が火が付き
その人気が日本に逆輸入されるという当時としては珍しいパターンで人気が再燃し、
総集編、そして第2作目となる「さらば宇宙戦艦ヤマト」が上映され、
70年代後半から80年代前半にかけてヤマトと松本零士ワールドの黄金時代を迎えたわけですね。

改めて宇宙戦艦ヤマトの初期2作品を観ましたが、やっぱ良いですね。
それとヤマトの中のセリフが自分の頭の中にほぼ全て入っている事に少し驚きました。
まだビデオが普及していませんでしたので、テープレコーダーに録音して
何度も何度も聞いてましたから、当然と言えば当然なのかもしれませんが
30年以上経った今でも脳みその奥底にヤマトデータベースは健在でした。
(でも、永遠の25才!)

70年代は高度経済成長時代、80年代はバブル時代。
当時の日本人は公害とか受験戦争、荒れる若者世代とか
不平・不満・不安は山ほどありましたが概して未来に希望を持っていました。
ヤマトの話の中にもそんな空気が感じられます。

特にさらば宇宙戦艦ヤマトは当時のアニメーション技術の粋を集めクオリティー高っ!
巨大彗星の重量感は今の映画館でも鑑賞に耐え得るのではないだろうか?
何事にも言える事ですが、音楽でも映画でもパッションのあるものは時代を超えてもサビないし、古臭さを感じさせません。
そしてエンディングは当時人気絶頂の沢田研二、今や伝説となってしまった声優・富山敬演じる古代進は脂が乗りきっています。
(※のび太やドロンジョ様を演じた小原乃梨子をして、天才・富岡、略して「テントミ」と呼んでいたそうな。


なによりも一番最後のメッセージ、
・・・・あれは要らなかった!

ヤマトを知らない世代の人にもぜひ見てもらいたい作品です。
第1作品「宇宙戦艦ヤマト」と第2作品、「さらば宇宙戦艦ヤマト」は11月6日まで公開です。
私としては「さらば・・・・」だけでも見てもらいたい。
涙腺の弱い人は号泣モノのエンディングです。

逆に第1作品は総集編なので、面白いのだけどクオリティーはテレビ番組ベースだし
総集編にあたって省略した部分のちぐはぐさは隠し切れません。



☆3つ