gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/crankin/entertainment/crankin-12308203
昭和の巨匠がまたひとり、未知の星々の世界へと旅立ちました。
松本零士先生。
ニュースでは「宇宙戦艦ヤマトで知られる松本零士さん」と紹介されてておりますが、宇宙戦艦ヤマトの原作者は公式には西崎義展プロデューサーとなっております。
企画の途中で参加した松本零士先生によって作品は画期的なアニメーションとなり、爆発的な人気に!
・・・とはならなかったみたいです。
なにせ裏番組がアルプスの少女ハイジという歴史的な名作。
視聴率で苦戦し、放送回数を切り上げて全26話に短縮されたとの話です。
もし通常通りの放送がされていたら、無くなったはずの沖田艦長の息子がハーロックと名乗って登場していたとか。
しかし歴史の名を残す才能集団が生み出した名作はアメリカでヒットし、日本に逆輸入されて再放送でリバイバルヒット→不朽の名作「さらば宇宙戦艦ヤマト」と続き、不動の人気を博した。
・・・というのが私の記憶です。
私の朧げな記憶では、笑点の番組内でアメリカでのヤマトの人気を紹介していた脳内映像が残っています。
雑誌に掲載された漫画「宇宙戦艦ヤマト」はアニメのダイジェスト版みたいなシロモノで消化不良も甚だしく、アニメのヒットがなかったら、数多い打ち切り漫画の一つとして埋もれていたかも知れません。
しかし松本作品の代名詞とも言える「銀河鉄道999」が週刊少年キングに連載されると、松本零士先生の勢いは止まらなくなり不動の人気を博しました。
壮大な宇宙とメカそして美女とガニ股なブ男というアンバランスな世界観が見事にマッチして、これまでにないスペースファンタジーを作り上げました。
松本作品の中に登場する主人公には、「銀河鉄道999」の星野鉄郎、「キャプテンハーロック」のトチロー、「男おいどん」のおいどん、といったブ男が多いのも一つの特徴。
勧善懲悪を是とするマンガの世界で、主人公には何かしら優れた才能があるのが常識でした。
イケメンである事はもちろん、ケンカが強いとか、正義感が聖人クラスとか、悪には負けない日本の心を持った凄腕ガンマンとか。
しかし、松本作品に出てくる主人公は、隣にいる女性は絶世の美女だというのに極めて平凡。
だからこそなんでしょうか?
読者は主人公に共感せずにはいられなくなります。
そういった意味では、松本作品の真髄は壮大な宇宙よりも、ヒューマニズムあふれる作品ではないかと思っています。
松本作品が無かったら今の私は違う私になっていただろうと思えるくらい、影響を受けた世代です。
松本零士先生のご冥福をお祈りします。
昭和の巨匠がまたひとり、未知の星々の世界へと旅立ちました。
松本零士先生。
ニュースでは「宇宙戦艦ヤマトで知られる松本零士さん」と紹介されてておりますが、宇宙戦艦ヤマトの原作者は公式には西崎義展プロデューサーとなっております。
企画の途中で参加した松本零士先生によって作品は画期的なアニメーションとなり、爆発的な人気に!
・・・とはならなかったみたいです。
なにせ裏番組がアルプスの少女ハイジという歴史的な名作。
視聴率で苦戦し、放送回数を切り上げて全26話に短縮されたとの話です。
もし通常通りの放送がされていたら、無くなったはずの沖田艦長の息子がハーロックと名乗って登場していたとか。
しかし歴史の名を残す才能集団が生み出した名作はアメリカでヒットし、日本に逆輸入されて再放送でリバイバルヒット→不朽の名作「さらば宇宙戦艦ヤマト」と続き、不動の人気を博した。
・・・というのが私の記憶です。
私の朧げな記憶では、笑点の番組内でアメリカでのヤマトの人気を紹介していた脳内映像が残っています。
雑誌に掲載された漫画「宇宙戦艦ヤマト」はアニメのダイジェスト版みたいなシロモノで消化不良も甚だしく、アニメのヒットがなかったら、数多い打ち切り漫画の一つとして埋もれていたかも知れません。
しかし松本作品の代名詞とも言える「銀河鉄道999」が週刊少年キングに連載されると、松本零士先生の勢いは止まらなくなり不動の人気を博しました。
壮大な宇宙とメカそして美女とガニ股なブ男というアンバランスな世界観が見事にマッチして、これまでにないスペースファンタジーを作り上げました。
松本作品の中に登場する主人公には、「銀河鉄道999」の星野鉄郎、「キャプテンハーロック」のトチロー、「男おいどん」のおいどん、といったブ男が多いのも一つの特徴。
勧善懲悪を是とするマンガの世界で、主人公には何かしら優れた才能があるのが常識でした。
イケメンである事はもちろん、ケンカが強いとか、正義感が聖人クラスとか、悪には負けない日本の心を持った凄腕ガンマンとか。
しかし、松本作品に出てくる主人公は、隣にいる女性は絶世の美女だというのに極めて平凡。
だからこそなんでしょうか?
読者は主人公に共感せずにはいられなくなります。
そういった意味では、松本作品の真髄は壮大な宇宙よりも、ヒューマニズムあふれる作品ではないかと思っています。
松本作品が無かったら今の私は違う私になっていただろうと思えるくらい、影響を受けた世代です。
松本零士先生のご冥福をお祈りします。
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