けんちゃん復活。
指はまだ痛いけど、頑張って書くぞ。
藤川のバカが勝手なことを書きやがって・・・。
俺までヤンキーなナンパ男に見られてしまうじゃないが。
けっ。
俺は色の白いヤツと一緒に、大学に向かった。
大学の規模は大したことはないが、この学園はもともとは男子の農学校・商業学校と女子の家庭学校がスタートだっただけに、園芸学部・商学部・家政学部をメインに文学部がついている。
敷地の大半を大学が占めており、山一つが園芸学部だ。
俺は大学の一番奥の園芸学部のビニールハウスに向かった。中島教授はたいていここにいる。先日、片山教授に中島教授がのぶちゃんを見かけた、と情報を聞き訪ねてきたわけだ。
建ち並ぶビニールハウスの一つを覗き、
「中島教授はいらっしゃいますかあ」
白いヤツが中に声をかけた。作業をしていた学生がひょいと顔を上げ、
「あ、近藤さん、しばらく見ないですけど、細太郎君は元気ですか?」
と、にこやかな笑みを向けた。
「元気だよ、たぶんね」
と、白いヤツはひきつりながら応えた。まだ仲直りしてねえのか、コイツは…。
「また遊びに連れてきてくださいね」
と、その学生は白いヤツの表情を気にする様子もなく、
「教授の学食のツケですか?先日、野菜を届けた時に払いましたよね」
と、帽子を取って汗を拭った。そういえば、じんわりと暑い。ビニールハウスだから仕方ないが、1日いたらたまらねえなあ。
「それは大丈夫。そうじゃなくて、別件。教授は?」
「今日は、蘭のハウスにいますけど」
俺と白いヤツは学生に礼を言って、蘭のハウスに向かう。
ちなみに、うちの園芸学部の野菜は無農薬栽培で、学食はすべてここの野菜を使用している。茶の栽培もしているから、常にうまいお茶が飲める。サラダも最高にうまい。パンやクッキーは、家政学部の手作りだ。
管理栄養士がきっちりと献立をたてているから、一人暮らしには恵まれた環境なんだな。
さて、中島教授はどこかな。
次回は、素晴らしい蘭を拝めるぞ~。
つづく…。
指はまだ痛いけど、頑張って書くぞ。
藤川のバカが勝手なことを書きやがって・・・。
俺までヤンキーなナンパ男に見られてしまうじゃないが。
けっ。
俺は色の白いヤツと一緒に、大学に向かった。
大学の規模は大したことはないが、この学園はもともとは男子の農学校・商業学校と女子の家庭学校がスタートだっただけに、園芸学部・商学部・家政学部をメインに文学部がついている。
敷地の大半を大学が占めており、山一つが園芸学部だ。
俺は大学の一番奥の園芸学部のビニールハウスに向かった。中島教授はたいていここにいる。先日、片山教授に中島教授がのぶちゃんを見かけた、と情報を聞き訪ねてきたわけだ。
建ち並ぶビニールハウスの一つを覗き、
「中島教授はいらっしゃいますかあ」
白いヤツが中に声をかけた。作業をしていた学生がひょいと顔を上げ、
「あ、近藤さん、しばらく見ないですけど、細太郎君は元気ですか?」
と、にこやかな笑みを向けた。
「元気だよ、たぶんね」
と、白いヤツはひきつりながら応えた。まだ仲直りしてねえのか、コイツは…。
「また遊びに連れてきてくださいね」
と、その学生は白いヤツの表情を気にする様子もなく、
「教授の学食のツケですか?先日、野菜を届けた時に払いましたよね」
と、帽子を取って汗を拭った。そういえば、じんわりと暑い。ビニールハウスだから仕方ないが、1日いたらたまらねえなあ。
「それは大丈夫。そうじゃなくて、別件。教授は?」
「今日は、蘭のハウスにいますけど」
俺と白いヤツは学生に礼を言って、蘭のハウスに向かう。
ちなみに、うちの園芸学部の野菜は無農薬栽培で、学食はすべてここの野菜を使用している。茶の栽培もしているから、常にうまいお茶が飲める。サラダも最高にうまい。パンやクッキーは、家政学部の手作りだ。
管理栄養士がきっちりと献立をたてているから、一人暮らしには恵まれた環境なんだな。
さて、中島教授はどこかな。
次回は、素晴らしい蘭を拝めるぞ~。
つづく…。