「ばかだ、おめえは」
「どうしてこんなやつがモテるんだろうねえ」
「まあ、初めて付き合った相手としよう、で、結婚したい、うん、よくある話だ」
「俺なんて、逃げられてばっかりだ」
「彼女いない歴、オレ、大学入って野球ばっかりだから、5年か?」
「オレは途切れたことねえなあ」
「そりゃあ、うらやましいこって」
「しかしねえ、あの性悪女とよく結婚しようだなんて思ったよな」
「ほんとだよ、多少マシになったとはいえ」
さっきから、友人4人が構内の某コーヒーショップで口々に先日の顔面餅はりつけ事件について、語っている。
「は?ちげーよ、何ごまかしてんの?餅はりつけじゃなくて、その前にあんた口走ったでしょ」
「は?なんのことかな?」
焦ってごまかすも、そんなことが通用する小学校からの親友たちじゃない。
「いくら勢いでいったとしても、ああいう場ではねえ」
「デリカシーないねえ」
「ソンナツモリジャナカッタンダヨ」
「じゃあ、どんなつもりだったんだよ」
「知るかああああ」
マジで逃げたい5秒前な、細太郎でした。。。
トホホ