へちま細太郎

大学院生のへちま細太郎を主人公にしたお話。

おじいちゃんは、足の指の間に虫をかっています

2007-04-16 20:58:15 | へちま細太郎

こんばんは、へちま細太郎です。

昼間は暖かいけれど、夜はものすごく寒くなりますね。だから、ぼくのうちでは、まだまだこたつが活躍しています。
こたつが出ていてうれしいのは、おじいちゃんくらいかなあ。
おじいちゃんがこたつに入ると、リカがこたつから出てきちゃいます
理由は…わかるよねえ、こたつの中が足臭くなるからです
おじいちゃんは、水虫もあります。皮がむけまくって、じゅくじゅくしています
とてもかゆそうです…
「病院行ってとっとと治してくるか、薬つけなさい
おばあちゃんに怒られまくっていますが、
「だって、痛いし、ひ~ひ~するだろ」
と、なんだかんだ言って治そうとしません。
「どうせ、こたつがなくなったら治るからよ」
「ああそう、こたつがなくなりさえすればいいのね
「まあ、寒いうちは辛抱我慢だな」
「…
ああ、ぼくは知りません、おばあちゃんの目つきがかわってきました。
こ、こわい…
「じゃあ、こたつをとるからね
「え?」
「うるさい、おだまりっ
おじいちゃんは、こたつ板をはぎとられ、こたつぶとんもむしられ、やぐらだけになった状態のこたつにしがみついていましたが、
「とっととでなさいっ
というおばあちゃんの怒鳴り声に、しぶしぶこたつから出ていきました。
「ああ、すっきりした」
おばあちゃんは、こたつをさっさと分解して箱にしまい、こたつ布団もきれいにたたんで、すみっこにおきました。
「い~い?、こたつはだめだからね」
と、念を押して部屋を出ていきました。
たたみの部屋の隣の床の部屋には、電気カーペットが敷いてあります。
今、こたつを出たリカが寝そべっています。そこへ、おじいちゃんが、毛布を持ち込んで、堂々と寝転がりました。
おばあちゃんの、怒りはつきません…


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