こんばんは、へちま細太郎です。
ぼくも今年はいよいよ、高校二年生に突入です。
ほ~そうかい、そ~なんかい。。。
ちなみに、おとうさんはまだ独身です。
菜々子も大きくなりました。
ぼくも、いとこがまた増えそうです。
お正月は、剛兄ちゃんの奥さんのおせち料理が最高でした。
次男の嫁さんなんだから、わざわざこなくてもいいのよ、なんておばあちゃんは言っていますが、
そこはそれ、できたキャリアはそこらの女性とは全然違うわ。
「さすが、東大法学部」
3が日をすぎて、実家から戻ってきた広之おにいちゃんは、自分の嫁さんの悲惨な食事に頭が痛いみたいです。
「何で、小学校の先生でいなかったのよ、私は、給食が好きだったのよ~」
と、毎日ののしられているそうです。
「地元の国立教育学部は、困ったもんだ」
もしもし?そんな発言したらいかんでしょう?
「だって、東大だよ?法学部だよ?キャリア官僚だよ?」
「それだって、同じ女じゃんかよ」
「うるせえや、ドーテーに言われたくねえ」
「同じ年のころは、広之兄ちゃんだって、ドーテーじゃないか」
ぼくがささやくと、肩までこたつに潜っていた藤川先生が、
「バカ野郎、おめえみたいなガキと一緒に考えんな」
と、みかんの皮を投げてきた。
「え?」
ぼくはふたりの顔を見比べた。
「まさか、高1でやっちゃったわけ?」
「やっちゃったよ、やりたい盛りカキ盛り」
と、広之兄ちゃんが口にした時だった、目の前にジャージの足があらわれた。
「なんだって?」
「げっ、け、慶子」
足元から見上げていけば、慶子おねえちゃんが、頭から角出している。
「このバカ男~、下品、アホ、ボケっ!!」
たちまちこたつがはぎとられ、こたつの中に隠していたエロ本がみつかり、ぼくらは大目玉をくらったとさ。
これが、ぼくのお正月~その1でした。
慶子お姉ちゃん、むごいです、それ、水嶋先輩からのクリスマスプレゼントです~。
返してくださ~い。。。
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