さすがに外観はくたびれ気味で、メーターは一回り以上、10万Kmを越えて5万Kmを指していたが、綺麗に磨けば日本では5万Kmで通ったかもしれない。ベンツのいい所は買ってすぐにトラブルが起きるが(時として複数)そこさえ直せば、その後順調に乗れることだと言われている。確かに15万Kmを走った割にはエンジンもしっかりしていた。
かの地は冬場道路に融雪材を撒くが、主成分は塩である。その為に防錆処理などは日本車より丁寧だった。ドア内部の奥まで金属の表面には部厚いワックスがコーティングされていた。中古車を大量に購入した訳はベンツの品質確認の為だった。その意味では中古タクシーはいい材料だったと思う。ドイツのもの造りに対する思想がそこから見えたからだ。
最近、国産品の寿命が短くなってきた気がする。ぼーずが入社直後に買った冷蔵庫が30年持ったことはここにも書いたが、新しく買った冷蔵庫は数年ちょいでオシャカになった。以前、家電メーカーのお客様相談室へ誉めてあげたことがある。保証期間内はなんともないのに、2年過ぎたら直ぐ壊れる。自動車業界ではこんな素晴らしい設計は出来ないと。
先週辺りからVaioの調子がおかしくなった。起動できないのだ。起動できず動いている様子もないので強制終了するしかない。2度目に立ち上げると『正常に終了していないのでチェックします』と1時間ばかりプログラムチェック、その後問題はありませんでしたと使えるようになるのだが、不便この上ない。
余りに面倒なので、エコに反するがとつけっ放しにしておいた所、ある朝止まっていた。起動してもなにも出ない。強制終了して再起動をかけても同じことを繰り返す。Vaio客相に電話し、1時間以上指示のとおりいじくり回すが回復せず。メーカー送りの初期化処理となった。買って2年と8ヶ月、やっぱりなと言うと『お客様は3年保証特約に入られています』 偉いぞ、3年前のぼーず(笑)。
バックアップは取れたようなので、上手くいけば原状に復帰できるかもしれないが時間がかかりそう。仕方なくXPのThinkPadを引っ張り出してこれを書いている。さすがIBMは丈夫だと喜んでいたら、MSが妙な修正版をハッキングしてくる(持ち主に断り無くPCにソフトを入れて来るのだからハッキングじゃないのか)ので遅くてたまらん。
開いてみれば違法ソフトを検知するソフトだそうだが、こんなことを気にするなら他のことに気を遣えちゅうねん。彼らにはもの造りの思想があるのだろうか?ソフトはものではない?何年たってもコンピューター業界のやり方に馴染めないでいるぼーずである。
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