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懲りない男

先週の同窓会で三つ子の魂百までを確認しあった我々だったが、自分はどうなのか。高校時代に「真夜中のカウボーイ」と間違えて「真夜中のパーティー」とゆー、しょーもないオカマ映画に連れて行かれた話をここに書いたが、行き当たりばったりの性格はあの頃とまったく変わらんようだ。

画面の綺麗なVaioが入院中のため、レンタルビデオ屋に行く回数が減ったのだが、1本だけではと、見たかったものを探した。物覚えが悪いとビデオ屋の並べ方がデタラメなので探す時はいつも苦労する。棚を見ていくとエネミー・・・に気付いた。そうそう、確か見逃した奴だ。

エネミー・ウォーとエネミー・ラインどっちだっけ。前者がニコラス=ケイジ、後者はオーエン=ウィルソンにジーン=ハックマン・・うーん、思い出さん。どうせ百円だし、面倒なので両方借りてきた。

まず前者ウォーを見るが、退屈。戦争の狂気と言うが第二次世界大戦、アフリカでのイタリア軍の話であるから、能天気な話が続く。パッケージには戦場で少女と愛が芽生えと書いてあったがそんな綺麗な話ではない。水浴びをしていた見知らぬ少女に襲い掛かるのが愛かぁ?普通には犯罪だろ。

挙句の果てはそのイタリア将校(ニコラス=ケイジ)がハイエナ目掛けて撃った銃弾が石に跳ね返り少女は重傷を負う。苦しむ少女を見ていられず、ついに安楽死させる。その後、彼女がハンセン病患者だったと判り、感染を確信した彼は、除隊が認められたのにも関わらず、罪の意識と死の恐怖から破滅の道へ。

戦争の狂気を描くなら、他の描き方もあるだろうに。まず拳銃から真後ろに跳弾が起きるとは思えない。竹林での射撃を避けるよう猟銃の所持者は教育を受けると聞くが、ゴムボールじゃあるまいし、跳ね返るわけではない。ましてやハンセン病はエイズではなく、感染力は弱い病気だ。後で調べるとDVDのみの公開で上映はされていなかった。やっぱりなぁ。

後者のラインは最近のボスニア紛争の話で、平和維持軍のパイロットが違反行動中のセルビア軍を偵察飛行中に撮影したため撃墜される。逃げ回るうちにセルビア人の虐殺した大量の遺体を見つけ・・。主人公はスタスキー&ハッチ劇場版のハッチ役だそうだ。欧州のジレンマを描いてはいたが所詮アメリカ万歳の映画だった。

やっぱりいい加減に選ぶとこんなもんだろう。我ながら懲りない性格だ。2百円返せとは言わんが、せめて最悪のウォーは百円返して欲しい(せ、せこー)。尚、散々悩んだ借りたかった映画とは、どうやら「エネミー・オブ・アメリカ」だったことが判明した。いまさら遅いっちゅうねん。
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