話を面白くすることにかけては天才の友人、F田の言う『Y川はツアーに同行するため会社を辞めた』という与太話が未だに一部では信じられているが、真相は会社を辞めて暇だったのでついて行ったんだと本人は笑って言っていた。
ヴォーカルの永井ホトケ隆、ほーさんがこぼしていた。『盛り上げてくれたんはええけど、Y川のイェーイがうるそーて。消すんが大変やった』CDを聴く限り、ほーさんの作業が完璧なのか、客で大騒ぎしている奴は聞き取れなかった。但し、うるさくはないが、いいタイミングで声をかける奴が何人かいる。この一人がY川かな?
中学、高校と一緒だったけど彼がブルース好きだったとはちっとも知らなかった。知ったのは神戸に帰って同窓会に出席、Jirokichiの話をした時だ。大学時代はバンドをやりながらWest Roadを追っかけていたと言い出した。その夜はブルース談義になってしまった。
ブルースの真髄はCall & Response。はしゃいだというより、きっとライブ録音中ということで大サービスをしたつもりなんだろう。何箇所か、これはY川じゃないかなと思った。が、残念ながらそれを確かめるすべはない。先週の土曜、12日の朝。Y川は帰らぬ人となったからだ。
奈良にある弥山という所で沢に滑落し、同行のKが救助を要請。ヘリで運ばれたが搬送先の病院で亡くなってしまった。事故現場ではなぜか携帯が通じ、救急車でたらい回しにされることもなく最短で入院出来たのに。何とも残念だ。
実はこのCD、だいぶ前に購入していたのに未開封のまま、どこかに紛れ込んで判らなくなっていたのだ。今朝、本を取ろうとしてその脇にあるのに気がついた。Y川が探してくれたのだろうか?今週の金曜は元West Roadの伸ちゃんがJirokichiに来る。Y川もきっと聴きに来ると思うのだ。
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