髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「仮面ライダー倶楽部 ~激突ショッカーランド~」 レビュー (ファミコン)

2018-01-26 21:00:13 | ファミコンレビュー
特撮の「仮面ライダー」を題材としたゲーム
サイドビューのアクションRPG
開発はトーセ
発売はバンダイ
1988年2月3日

あらすじとしては
『ライダー』の活躍に嫉妬した『ショッカー』は
『SD光線』という物で『ライダー』たちを2頭身にしてしまおうと画策した。
しかし、開発したSD光線は暴走しショッカー達をも2頭身にしてしまったのだ。
この事に怒った『ライダー』たちは『ショッカー帝国』に戦いを挑むのだった。

(う~ん…
 何それ?)

特徴

 
 サイドビューの画面が「通常モード」と敵とのバトルがある「戦闘モード」がある。
 通常モードでマップを行き来していると敵がいる。
 その際、敵の斜め上辺りに接近すると「戦闘モード」に移行する。
 「通常モード」時、敵の真上からパンチして倒す事で「戦闘モード」に移行する事なく敵を撃退する事も可能。
 (その際は経験値を得られない)

「戦闘モード」では4つのコマンドがある

 『たたかう』:通常戦闘を行う
 『ひっさつわざ』:テクニック(エネルギー)を使用して技を繰り出す。
  必殺技を使って倒しきれなかった場合は通常戦闘に移行する。
 『アイテム』:アイテムを使用する。
 『にげる』:逃走るする(逃げられない場合もあり)

 『たたかう』を選んだ場合の
 通常戦闘では互いに突進し体当たりを繰り返す。
 Aボタンを連打する事でパワーが溜まり、より遠くに敵を飛ばす事が出来る。

 ▷▷▷▷▷▷

 上記のようなメーターがあり、
 Aボタンを連打する事で

 ▶▶▶▶▶▶

 と、パワーが貯まる。
 6の状態で吹き飛ばすとかなり敵を飛ばせるが
 直後にメーターが空白に戻る。

 双方の後方には壁があり、壁に相手を叩きつける事でダメージを与える事が出来て
 敵の体力を0にすると敵を倒す事が出来る。

 正確に時間を測ってはいないが30秒ぐらい
 双方、壁に当てる事が出来ず、武器や必殺技などの特殊攻撃のヒットもせず
 戦闘が継続と「仕切り直し」って事で1度、コマンド画面に戻る。


 次のステージに進むには
 ステージラストにある所に規定金額(ヒントすらなし)に到達した時
 進む事が出来る。

 最初にプレイする『1号』『2号』『V3』を選択する。
 各ライダーには3ステージあり、続けて3ステージをクリアする事で
 他ライダーの面をプレイする。
 それらをクリアしたら3ライダー集合してのステージが更に始まる。

操作方法

 通常モード時

 左右キー:移動
 下キー:しゃがむ
 Aボタン:ジャンプ
 Bボタン:パンチ

 ジャンプ中Aボタン連打で若干遠くまでジャンプする事が出来る。
 壁際でAボタンを連打すると張り付いて登る事が出来る。


 戦闘モード時

 十字キー:カーソル操作
 Aボタン:キャンセル
 Bボタン:決定

 戦闘時

 Aボタン:押し
 Bボタン:指定した必殺技、指定したアイテムの使用


点数は0点

良い点
・仮面ライダーのゲーム


悪い点
・Bボタンが決定
・セーブ、パスワード無し
・アクション面
・戦闘面
・会話なし
・お店がランダム
・売られているライダー
・ニューファミコンお断り仕様


良い点の解説
・仮面ライダーのゲーム
 『一号』『二号』『V3』『X』『アマゾン』『ストロンガー』が出て来るぞ!
 このゲーム放送時放送中の『BLACK』は出ないし
 発売時期には既に登場している『スカイ』『スーパー1』『ZX」』も出ないぞ!
 『1号』~『ストロンガー』までの組織の首領は同じという原作設定があるらしいが…
 そんな部分だけ準拠されても…なぁ…

悪い点の解説
・Bボタンが決定
 まずこのゲーム、Bボタンが決定でAボタンがキャンセルである。
 Aボタンが決定、Bボタンがキャンセルという
 お馴染みが確定する前の初期のRPGならまだ分かるけど
 (アクションゲームでも初期だとBボタンでのジャンプゲーはそこそこあるからな。
  と言ってもBボタン決定RPGは遭遇したことねぇ…)
 既にRPGのドラクエ2まで発売されているのにだ…
 プレイしていてこの慣れない…
 というか受け付けないこの操作に事ある毎に

  「チッ…」

 と、舌打ちが飛んだ。

 ファミコン版「テトリス」での
 上下キーでブロック方向転換、Aボタンで即落下という
 意味不明操作性並のセンスの無さである。


・セーブ、パスワードなし
 このゲーム最大のクソ要素
 攻略サイトに頼らず真っ当にプレイすると
 30時間程度のプレイ時間になるらしいのに
 セーブはおろか、パスワードもない。
 面セレもない。
 それによって電源入れっぱなしで本体が壊れたって方もいたんじゃなかろうか?

 ちなみにあの世間で有名なクソゲー
 「たけしの挑戦状」でさえパスワードはある。

・アクション面
 複数あるので項目に分けよう…

 ①方向転換
  歩いていて逆方向にキーを入れるとサッと転換する事が出来ない。
  ダッシュでもねぇのにそんな所に慣性入れる必要ねぇだろ!

 ②頭がつぶれ、挟まる
  ジャンプ力は高く、場所によっては狭い所をジャンプしなければならないのだが
  天井にぶつかると頭がつぶれハンバーガーのように幅広となる。
  一定時間、幅が広くなって元に戻るのだがそのハンバーガー形態で
  体1つ分の穴に落ちると頭が挟まり、元に戻るまで身動きが取れない。
  最初の1度目ぐらいは

  「あはは。何これ~」

  と、笑えるが
  2度3度やるともう苛立ちの方が強くなる。
  

 ③攻撃
  真横に敵がいるのでBボタンを押す。
  パンチを繰り出すのだがそれは真下である。
  イメージとしては敵がいるのに瓦割りを始めるって感じだろうか?
  そのため、アクションステージで敵を倒すには
  ジャンプや足場などを利用して真上から敵をつぶすという事だ。
  普通の足場を殴ると目がまだら状になって硬直するので地味にイラつく。
  空中で使うとパンチを繰り出すと重力を無視して静止する。
  動きがもっさりなので倒す爽快感は皆無である。
  ちなみに通常モードで敵を倒しても経験値は得られない。

 ④連打必須
  壁を登るのもジャンプの距離を延ばすのも連打ばかりが必要で非常にイラつく。
  Aボタン1発壁に張り付くとか押しっぱなしで飛距離伸びるでええやん。
  ことある毎に連打を迫られだるいわぁ…


・戦闘面
これもまた複数あるので更に項目を分ける。
戦闘は特徴の通り押し相撲みたいな形式なのだが…

 ①歩き出したら止まれないライダー
  『戦う』か『逃げる』を選択しても逃げられない場合は戦う事になるのだが
  『ライダー』は十字キーを押さずとも前進あるのみである。
  少し立ち止まって押しのタイミングをずらすみたいなテクニックが使えない。
  歩行スピードはそのキャラの個別の等速で、
  速めたり遅めたりというスピード調節すら出来ない。
  お前らはとある「ガンダム」に出て来た

  「止まるんじゃねぇぞ」

  を忠実に実行する『オルガ』信者かッ!
  壁にぶつけられ昇天したら

  「希望の花~♪」

  って感じでとある曲が流れるのだろう…(←アホか…)

 ②避けないライダー
  敵は一部、飛び道具や特殊攻撃を放ってくる奴がいるが
  『ライダー』は通常では払ったり避ける事が出来ない。
  ①の通り、ナイフ等の飛び道具がこちらに向かってくる中、
  ライダーはぶつかっていくだけである。
  アホなのか?
  「ミシシッピー殺人事件」の『チャールズ』だって
  避けようと思えば飛んできたナイフ避けられるぞ!
  (まぁこのゲーム、縦に幅がないから軸ずらしを使えんしな)

 ③レベル1の1号が弱すぎる
  戦闘員1~4と4種類出てくるのだが
  レベル1の『1号』だと戦闘員の3や4にもアイテム等を用いないと負ける。
  そのため、逃げる必要が出て来る。
  『戦闘員』にすら逃げ出す『ライダー』とか情けないにもほどがある…

  後、最初『1号』『2号』『V3』と個別ステージを経て3ライダーが合流するが
  合流後『1号』のみの単独クリアはステージ構造上不可能だそうだ。
  何やねん。ファミコンの「ルパン三世」の『次元』や『五ェ門』みたいな扱いは!

  
 ④強すぎる敵
  素早さや特殊攻撃がきつすぎて最大レベルでも
  こちらを葬って来るような奴がいる。
  まず、力の差があり過ぎて敵がかなり速いと壁に叩き付けられた瞬間
  壁をぶち抜き画面端に直撃。
  これは「クリティカル」って扱いであり、いくらHPがあろうと即死する。
  アイテムなどを利用して戦闘自体を回避するのが賢明である。

  一応、こちらも出来る。
  レベルをあげれば戦闘員なら可能だろうが強敵怪人にはまず無理。
  バランス悪すぎ…


・お店がランダム
 『¥』マークの箱みたいなものがお店であるのだが
 同じ所なのに入るたびに店が異なる。
 『自動販売機』であったり『銀行』であったり
 その『自動販売機』の商品もランダムであり
 目的の物がない場合は何度でも入りなおさなければならない。
 面倒くせぇ!!


・売られている『ライダー』
 最初に選択する『1号』『2号』『V3』以外の
 『X』『アマゾン』『ストロンガー』のライダーは
 各ステージの自動販売機で普通に売られていて
 購入する事で、仲間として使用できるようになるのだ。

 何なんそれ?

 プレイ時に1号ステージの自販機の品ぞろえに

 「アマゾン 10000円」

 ってあって初見時には
 
 髭人「は?何の『アマゾン』だよ。ライダーと同名のアイテムなのか?
  それとも『amazon』っつー企業の名前か?(←本作発売時にはまだない)」

 と、思って購入したら交代可能になるという…
 何なの?
 で、このゲームの自販機は奴隷市場も兼ねているの?
 それとも番組制作的に各『ライダー』のスーツが売られていて
 それを着替えているというような身もふたもない感覚にすら陥る。


・会話なし
 「ワルキューレの冒険」みたいな初期のアクションRPGなら分かるが
 1988年。ファミコン中期である。
 なのに、まともにキャラはおらず会話はない。

 敵との掛け合いとか仲間とのコミュニケーションがないばかりか
 ステージ最後でのクリア規定金額がいくらなのかもわからないのである。
 ひでーったらありゃしない。
 

・ニューファミコンお断り仕様

 アイテムに『風車』というものがあり
 これをファミコンのマイクを用いて息を吹きかけると
 回す事が出来て体力が回復するのだ。
 ニューファミコンには出来ない。
 それと、裏ワザであるが、ライダールーレットという賭け事があり、
 マイクを用いると外れかけても当たりにする事が出来るのだ。
 (操作をミスすると当たりをハズレにする事も可能)
 短時間クリアには必須技術である。
 ※ニューファミコンしか持ってない髭人は1面の時点でクリアをあきらめた。

 有名なクソゲーである
 「たけしの挑戦状」だとマイクでしゃべったりせずとも2コンを用いる事で
 マイクを用いて喋っている扱いに出来るので進行に大いに役に立つ。



悪い点というかよくわからん点というか…
アクション面でブロックを壊したときに出て来る「W」を取ると一定時間分身する。
Ⅱコンを用いると操作出来て半透明のキャラであるが敵を倒した時お金を得られる。
敵とエンカウントしないからお金を確実に稼ぎたいって時に有効だけど
何でそんな訳が分からん操作方法にしたんだろ…
ってか必要か?

ゲーム自体の感想は
まず、アクションゲームなのに快く操作出来ない。
ダッシュしている訳でもないのに(そもそもダッシュがない)
歩いていて逆方向に歩き出そうとしただけで慣性がかかるのは嫌がらせとしか思えない。
感覚としては歩いていて、後ろから服や肩を掴まれる。
そんな感じだろうか?
グッとつんのめる事になる。
これを毎回やられるんだぜ…
常軌を逸したウザさだ…

操作性がそんなんだから、

「ああ行って、こう行って、そう行くか…」

などと考える羽目になる。
アクションゲームをプレイしているはずなのに
まるでパズルゲームをプレイしているかのような面倒くささである。

まぁ…
ファミコンのキャラゲーってのは
アニメの放送期間中に発売しなければならないなどと製作事情があって
ゲームのバランスやら完成度がお粗末な事が多々ある。
だけどさ…
本作の場合はBボタンで決定って…
完成度以前の話やん…

上記の通りドラクエ3の発売前である。

「Aボタンで決定、Bボタンでキャンセル」

はもうRPGの常識として定着しつつあったんじゃないのか?
「たけしの挑戦状」ですらそんな意味不明な操作はやらなかったことである。
作り手側のセンスがねぇっていうよりもう作るのをやめとけと言いたくなるレベル。


そしてこのゲームは金策に忙殺されるゲームだわな。
怪人を倒すなんて2の次3の次。
というか通常戦闘で強敵に出会ってしまった場合の対策でアイテムを買っていると
当然、その分、金を貯めなければならない。

ひたすら上記のマイクを使ったルーレットをイカサマを使って稼ぎステージを進んでいく。
ヒーローとしてあるまじき行為であるがペナルティはないし使わない手はない。

まともにやっていても連続プレイが10時間以上もさせられる事を考えれば
使わない奴はハッキリ言って

『正直者が馬鹿を見る』

という所なのである。


ちなみに
「仮面ライダー倶楽部」は本作のみでシリーズに続編はない。
 (仮面ライダーを題材としたゲームに関しては別として発売されている)
「ウルトラマン倶楽部」はファミコンで3作品もあるのにねぇ…
まぁ…本作がこんな出来だから続編なんてものは出されなかったのだろう。


この本作発売時に、放送中だった
「仮面ライダーBLACK」の主人公がプレイしようものならきっとこう言うのだろう…

南 光太郎「このゲームの出来、『ゴルゴム』の仕業かッ!」

って怒り狂うぐらいじゃないだろうか?
(ディスクシステムで「仮面ライダーBLACK」のゲームが出ているが
 これもまた酷い出来らしい…
 『ゴルゴム』大活躍だなぁ…)

それにしても
イカサマを使い、クリアパターンを最適化して2時間ほどで
クリア可能だという…
ゲーム玄人がタイムアタックを励んでいるらしいとの事…
色んな意味で髭人には到達できない領域…

まぁ、そういった常人が
プレイするのを突き放したゲームでタイムアタックを競いあうぐらいしか
本作の使い道はねぇ…


裏ワザ
コンテニュー:

ゲームオーバー画面表示中に
Aボタン+スタートボタン

但し、そのステージ開始時の状態になる為
そのステージで得たアイテム、お金などはパーである。

超強敵への救済とも言えるが金無限コマンドとか出せよ。

ちなみに本作発売(1988年2月3日)の1週間の1988年2月10日に
伝説的ファミコンソフトソフト「ドラゴンクエストIII」が発売されている。
だから作り手側もそれを知って力を入れて作るのを放棄したんじゃないかって
疑惑を持たれかねないレベルの出来である。

元々、『仮面ライダー1号』は『ショッカー』からの
脳への改造手術前に逃げ出したんだけど。
漫画版『仮面ライダー』では感情が高ぶると
改造手術の醜い傷跡が浮かび上がってしまうのだとか…
『本郷猛』も本作をプレイしようものなら傷だらけでぐしゃぐしゃになるなろうなぁ…



PS)「妖怪〇ォッチ」内で
 『オカネナイダー』なんて妖怪が出て来る。
 やたらと金欠なのは本作から来ているんじゃないかとさえ思える。



ここからがネタバレ






















エンディングは
ラストステージでゴール地点行く事だ。
このステージだけお金はいらない。
『首領』が敵として出て来るが倒しても
クリアではない(経験値なし)ゴールにたどり着く事だ。
倒さず逃走しても問題ない。
ラスボスじゃねぇのかよ…
というかとある動画では『ライダー』2人で挑み、
1人が逃げ、1人が逃走できずクリティカルで葬られていた…
ただ、それでも逃げた方がゴールにたどり着いたのでエンディングである。
1人が逃げ切ったらエンディングって何やねん…


攻略サイトを見たら全クリに必要なお金は最低でも

『1450000円』

かかるんだそうだ…
サイドビュー画面で敵をパンチで押しつぶすと最高で5000円が出て来る。
2810回取れば達成できる。みんな頑張れ!
敵が落としたアイテム等を『質屋』で売れば若干軽減されるかもしれないが
体力回復させたりアイテム購入したりしなければならないのだから
必要金額はさらに上がる事だろう。
(戦闘画面で5万円も出す敵もいるようだが、
 当然クソ強い為、こちらが即死の恐れがある)

2810回も金をとるのが必要になるのなら
ルーレットでのイカサマを使うのが賢明になるわな…

さて、それだけの血がにじむような苦労を経た結果
誰もが涙するような感動的エンディングが流れるのかと思いきや…
ラストのゴール地点にたどり着いたプレイヤーに待っていたものとは…


「おめでとう!!
 仮面ライダー 全員集合」


などと言って
出て来た『ライダー』がポーズをとって終わりである。

それでSD光線を受けて2頭身になった『ライダー』が元に戻るとか
その後の『ショッカー』がどうなったかなんて説明もない。
スタッフロールなどもない。

通常プレイで
連続30時間もプレイさせた甲斐など全くないブン投げエンディングである。
ストーリー面など完全に無視している。
SD化したことで知能も低下してしまい
自身の目的すら忘れてしまったのだろう。
(まぁ、上記、あらすじなんてちゃんとした頭身のライダーが使えないからと
 にわか仕込みで作った安易な設定でしかないだろうからな)
ってか自販機で買えば仲間になる『ライダー』が全員集合したところで一体何だというのだろうか。


しかも、このゲーム、
「髭人倶楽部」というようなただのオリジナルゲームではなく
「仮面ライダー」の版権ゲームである。
ライダーファンを愚弄しているにもほどがある。
何度も言っているけど「ドラクエ3」発売1週間前である。
社会現象と言ってもいいほどのドラクエ旋風であった。
発売が平日である為に学校の子供たちが
学校をサボって買いに行ったなんて事が各地が行われたほどである。
という事は当時の学校で

「2月10日学校サボッてドラクエ3、買いに行こうぜ」

なんて計画を練っていたであろうクラスメートたちをしり目に

「ドラクエ3もいいだろうけど…
 僕は仮面ライダーの方が好きなんだ」

なんて強い想いで本作を買い、
「ドラクエ3を蹴ったのだ」と高鳴る気持ちを抑えながら
電源を付けた健気なライダーファンの心を
本作はいともたやすく打ち砕いたことだろう。

周りが「ドラクエ3」で
「レベルが〇〇に行った」とか「××ってアイテムを取った」
「△△って場所に行った」なんて話題をしている中
唇をかみしめた当時の子供たちは何人もいるんじゃなかろうか?


おめでとう?
おめでたいのは作った人達だろう。


個人的にはイカサマ使わず
しっかりと数十時間かけてクリアしたという
この大障害に対して正々堂々と立ち向かった人は
まさにヒーローと言えるのではないだろうか?
並の精神ではこのゲームをクリアしようとは思わん。

そんなエンディングに感動を信じた…
もしくは
「仮面ライダー」が好きで好きでたまらない健気なプレイヤーとて
こんなエンディングを見せられたら怒り出す事だろう。

「この野郎!!
 開発関係者 全員集合」

とでも言って本作の製作関係者一同を壁際に全員集めて一人一人に

「ポコ」

と体当たりどころか
『ライダーパンチ』や『ライダーキック』などの
各ライダーの必殺技の数々をぶち込んで
壁に叩き付けてやっても許されるんじゃないかと個人的に思う。




巨悪に立ち向かい、滅ぼすのが「仮面ライダー」の使命なのだから…







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
確かセレクトボタンでも (カラスのハート)
2018-01-27 21:21:40
ニューファミコンでも
2コンの上とAボタン同時押しでマイク反応したような?
間違ってたらごめんなさい(苦笑)
返信する
マイク (髭人)
2018-01-27 22:03:05
カラスのハート殿
コメントさんきゅーです。

ニューファミコンでもマイクが使える!?
では、仮面ライダー倶楽部も容易にクリア出来るな!
挑戦しよう!(白目)
返信する

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