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「エスパ冒険隊 ~魔王の砦~」 レビュー (ファミコン)

2012-10-25 18:47:43 | ファミコンレビュー
サイドビュー横スクロールアクションゲーム
NMKが開発
ジャレコが発売
1987年10月13日発売

特徴

ジャンプ力が非常に高い事が挙げられる。

十字キー:操作
Bボタン:ハンマー
Aボタン:ジャンプ
 ジャンプ中に上ボタン:ホバー(落下速度が緩やかになる)

セレクトボタン:話しかける。
スタートボタン:現在地の表示

敵が出た時に「セレクトボタン」で話しかける事で
アイテムがもらえたり、お金がもらえたり、買い物が出来たりなど対応が異なる。
中には、話しかけると襲ってくる奴もいるので注意。



あらすじとしましては…
ネット上に見つからねぇ!wikiもないみたいだし…
ゲームをプレイしていて得た情報をまとめると

捕まった仲間4人を助けどこからともなく聞こえてくる「謎の声」の正体を知る。
という所か…

点数は55点

良い点
・凄まじいほどの跳躍力

悪い点
・インフレ
・金、手に入りにくい。
・アキオ以外をメインにできない。

良い点の解説
・凄まじいほどの跳躍力
横スクロールアクションというよりは縦スクロールアクションである。
このゲームのキャラは通常の人間からすれば20m30mは余裕でジャンプする。
それが気持ちいい!!
この作品よりややメジャーと言える「影の伝説」「不動明王伝」に似ている。
「影の伝説」は、ジャンプ中十時キー操作を受け付けないがこちらは「不動明王伝」同様ジャンプ中動ける。
(不動明王伝は↑ボタンでジャンプだが、こちらはAボタンのため動かしやすい)
ジャンプ力が高すぎる分、落下までが待つ必要があるのでちとだるいけどもね。

悪い点の解説
・インフレ
「ドラゴンボール」に匹敵するインフレ具合である。
このゲームはレベルがあって
レベルアップで体力が倍になる。
レベル7(最高レベル)で9000を超える。
レベル0では79なのに…どういうこっちゃ…

必要なお金なんかも最初は数千円単位なのに、ラスト重要アイテムでは200万円。
別に数十時間やるゲームではない。最初から始めても3時間程度でクリア出来る代物だ。
ちょっとおかしくね?

・金、手に入りにくい。
敵を倒しても金はもらえないし、開けた宝箱はゲームオーバーから再開してももらえない。
ゲームオーバー時、所持金は半額になるし…
パスワードでプレイすることで宝箱は復活する。金が欲しければ繰り返せばいい。
後は、何度話しかけても500円とか1000円くれる奴がいる。
でも、最後の方はやっぱりインフレするけどね。


・アキオ以外をメインにできない。
5人のキャラが出てきてそれぞれの特徴としましては・・・

アキオ:バランス型
 他キャラと比べて歩くスピードが速い。
マコ:基本能力(攻撃力、ジャンプ力、防御力)は「アキオ」に劣るが
 ホバー能力が高い。
ゲンタ:パワー型
 ジャンプ力は「アキオ」に劣るが壁の破壊能力(一部)を持つ。
ナオユキ:ジャンプ型
 「アキオ」との比べて基本能力はやや劣るが誰よりも高いジャンプ力を持つ。
ゲンゾウ:パワー型
 「ゲンタ」よりも攻撃力が高いがジャンプ力、スピードは「アキオ」に比べて大きく劣る。
 「ゲンタ」と違って壁破壊能力はない。

分かりやすく例えるのなら「名探偵コナン」かな?
カッコ内が共通点

アキオ:コナン(主人公)
マコ:歩美(女の子)
ゲンタ:元太(デブ)
ナオユキ:光彦(ノッポ)
ゲンゾウ:阿笠博士(ジジイ)

キャラ毎に性能の違いがあるがジャンプ力の差で飛び越えられない場所など多々あるので
ジャンプ力の低い「ゲンタ」や「ゲンゾウ」を
メインキャラとして攻略するのはほぼ不可能。
(壁めり込ませバグにより可能となるようだが…)
特化能力でなければ越えられないような一部場所で切り替えるぐらいならわかるんだけどなぁ…
せいぜい「アキオ」に替われるのは
基本能力は「アキオ」に少し劣るがジャンプ力が高い「ナオユキ」ぐらいかな?

それにレベルが上がると全員ジャンプ力やホバー能力なども上がるので
各キャラの個性も下がる。
たまにネットで

「もうアイツだけでいいんじゃないかな」

というコラ画像が貼られるが「アキオ」一人でほぼ事足りる始末。


このゲームは仕様として
特定の扉は規定レベルに達してないと開かないというものだから
低レベルクリアが不可能なゲームである。
まず、経験値を稼ぎやすい場所を探すのが
このゲームの攻略の近道と言える。


それにしても、本当にマイナーソフトなんだな。
まともな攻略サイトがないんだけど。せいぜいマップぐらいかな?
大体、検索するとファンが作っているもんなんだけどさ。
俺がって?それほどファンじゃないし、通りすがりみたいなもんだからな~。
テレビでやっているからゲーム中の画像をアップすることもできんし




どいつもこいつも凸広ッ!(一部、凸しかない人もいるが)

PS)「ゲンゾウ」以外の4人の胸のところに、「P」と書かれたバッジを付けている。
これもなんか「名探偵コナン」の「探偵バッジ」を彷彿とさせるな。
後、このソフトの元の持ち主はきっと「サイトウ」さんなんだろうね。
もし、所持者の「サイトウ」さんがいたらコメントお待ちしております。(笑)

PS2)デブの「ゲンタ」はコナンと同じ同名である。

「デブ」=「ゲンタ」

っていうのが世間の潜在的共通認識なんだろうか?
(世界中のゲンタさんごめんなさい。


ここからがネタバレ



















上記に
まず、経験値を稼ぎやすい場所を探すのがゲーム攻略の近道と書いた。
何故なら敵から得られる経験値が少ないので
普通にプレイしていたら
自然と扉が開けられるレベルに上がっていたという事がないと言っていい。
だからレベル上げの作業が必須となる。

自分としては、「ナオユキ」がいた氷の部屋(滑らないけど)の
無抵抗の「ソファ」をタコ殴りにしていた。(酷い!!)
「ソファ」は話しかけると攻撃してくるがただ攻撃する分には無抵抗である。
敵も飛ばず、地面を這いずっているので非常に倒しやすい。
それに経験値もほかの敵に比べれば若干高め。

このゲームはマップ上で敵が出現する位置が決まっているので
そこを見つけて通過すると敵が現れる。
その位置が上記の一部の場所だと素晴らしいに尽きる。
そうやって画面を何度もスクロールして「ソファ」を撲殺し続ければ
10分ぐらいで最高レベル7(必要経験値6400)に到達できると思う。

にしてもこのゲームで不憫なのは「マコ」ちゃんだ。

「アキオ」はバランス型で「足が速い」という取り柄
「ゲンタ」は壁破壊があるという取り柄
「ナオユキ」は誰よりもジャンプ力があるという取り柄
「ゲンゾウ」は誰よりも攻撃力があるという取り柄

があるが…
ホバーという微妙能力だけが取り柄の「マコ」ちゃんは

「女の子じゃないと話さない」

という奴に話しかけたら後は御役御免となる。
何故ならこのゲーム、ホバー能力が必須な場所がないのだ。
しかも、レベルを上げれば「アキオ」でも
初期の「マコ」程度のホバー能力は手に入れられるのも大きい。

まぁ、女の子は最前線でハンマーをブンブン振らせず
後方で大切にしておくべきって所だろうか…


さてクライマックス部分を解説しておくと
ラスボスが雑魚過ぎる。
ボスはデカイがダメージが当たる顔付近でジジイでBボタン押しっぱなしで勝てる。

エンディングとしては
ゲーム中ところどころで
「なぞのこえ」がアドバイスしてくれた奴を助けに行くのが目的となっていたが

その正体は「冒頭入力した名前の人」である。

別にさほど意外性もないし面白くもない。
だって、入力した名前のキャラ誰一人として出ないんだもん。
まぁ、この時期のゲームだしな…そこを突っ込んでは辛いか?


ジャンプ力と言う個性があってそこそこ楽しめるゲーム。
さらに磨きをかけた続編でも
作れば面白いシリーズになったんじゃないかって思うんだけどなぁ~
惜しい…



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
reminder@hotshop.jp (カジュアルシューズ )
2012-10-26 17:34:38
はじめまして。とても面白くて、次回また再び来ます
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どうぞどうぞ (髭人)
2012-10-26 18:20:45
カジュアルシューズ殿
また来てくださいませ。
その気があるのであればの話ですがね。
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