ファミコンの「貝獣物語」の続編
RPG
バースデイが開発
ハドソンから発売
1994年12月22日発売
もう18年前か…
このゲームの特徴としては…
・「フィールド」「ダンジョン」に関して…
『助っ人』というコマンドが使える。
『助っ人』とは進行していてよりよく進める為にその場に呼び出せるシステムの事だ。
開発したバースデイの「じゅうべえくえすと」からのシステム。
岩があって先に進めないとか崖上にアイテムがあって取れないのを解決してくれるなどの必須の助っ人や
ダジャレを言う奴その場でエンカウントしてくれる奴などいなくても別にクリア可能な物とがいる。
・「戦闘」に関して…
『作戦』コマンドというのがある。
『作戦』とは予め、各メンバーの戦闘時の行動を設定しておくことで少ない操作で
その通り実行してくれる便利コマンドである。
「1人目、攻撃。2人目、特技。3人目、魔法、4人目、防御」
と言った風に、4つまで設定できる。
但し、『攻撃』で誰を狙うとか『魔法』は誰にかけるなど細かい指定が出来ないので注意。
敵味方の対象はオートで設定される。
一応、回復魔法に関しては、傷ついたキャラを優先的にかけてくれる。
後、『道具』は設定不可
「特技」コマンドは魔法とは別にキャラごとに使える有用な能力で
大抵使用時にはデメリットが発生する(ないのもある)
例えば、「1ターン溜めが必要」「一定ターン防御力低下」「HPを1/8使用」など
様々だ。
ただ、当然そんなデメリットを軽く吹き飛ばすほど素晴らしい特技もある。
BTシステム(『バトルトークシステム』とも『ボケツッコミシステム』とも呼ばれる)
通常攻撃時、敵にカーソルが付くが下ボタンを押す事で味方にカーソルが付く。
その状態で戦闘に入ると、味方に攻撃するのではなくその味方と会話する事が可能。
双方、一言ぐらい入る。
その中でキャラの組み合わせによりHPやMPが回復したりするので調べてみるのもいいかもしれない。
後、このゲームの地味な点としては戦闘時の「回復魔法」は
そのターンの最初に使用する事になって、その使用者は自動的に防御状態となる。
ピンチの味方がいるときは真っ先に回復してくれ本人も守れるのでありがたい仕様である。
(回復アイテムの場合は最初に発動しないし防御効果もない)
・「我が町」について
ゲームを進めていくと「我が町」という空き地ばかりの場所がある。
そこにいる人にお金を支払う事で『家』『道具屋』『武器屋』『酒場』『温泉』などの施設を瞬時に作ってくれる。
プレイヤーの好みの町にすることができるのだ。
あらすじ
地球とは違う世界『シェルドラド』
その『シェルドラド』の海に巨大な隕石が落ちて大津波が発生。
その直後、『貝獣島』にオレンジの玉が流れ着いてきた。
それを『貝獣仙人』は
「これはオーラの玉!!」
と言った。
『オーラの玉』とはそれはかつて暴れた大魔王『ファットバジャー」』を封印したものである。
ただ事ではないと思った「貝獣島」の『貝獣仙人』は、『火の貝の勇者』を召喚することにしたのだった。
点数は55点
良い点
・音楽がいい
・味方キャラが多く個性豊か
・感動のラスト
悪い点
・ファミコン版「貝獣物語」との関連が薄い
・バランスが悪い
・画面表示が遅い
・一部トラウマレベルのグロさ
・建物内、ボタン押しっぱなし
良い点の解説
・音楽がいい
「バースデイ」のゲームでは欠かさず出ている「安全地帯」のベース担当の「六土 開正」氏、
今作でも携わり、名曲が多い。
特にフィールド曲は良い。メインテーマも好きだけどね。
・味方キャラが多く個性豊か
左のジジイから『マギー』
鳥の人が『バード』
小さい女の子が『トキア』
両手を上げている金髪女性が『リンダ』
青髪の鞭持っている女の子が『キララ』
爪を持っている眼帯狼が『ガロウ』
青くて顔が隠れているのが『キラー』
中央ターバン巻いているのが『主人公』
中央後ろのガタイがよくモンスターにしか見えない岩男が『ザルドン』
『ザルドン』の右肩に乗りブーメラン持っている白いのが「バブ」
『ザルドン』の左肩に乗り杖を持っているのが『クピクピ』
『ザルドン』の右手に乗って斧を持っているのが『ポヨン』
主人公以外は特定の場所にて任意で入れ替え可能。
あ…この絵に『ポット』がいねぇ。
折角だから個別絵と共に紹介しておこうか?
左からの順で
↑
マギー:大魔法使いだったが
酒場の女性店員のケツを触り
その際、殴られたショックにより魔法を忘れる。
そんなただのエロジジイになってしまった所に借金取りが現れ、借金返済の為、悪者を退治をすることに…
101歳
武器は杖。
主に火系の魔法を多く使え、戦闘補助なども使え、特にある魔法はラスボス戦で重宝される。
↑
バード:鳥隊長の名でファンから愛されるキャラ
28歳。
武器は槍
風系の魔法や特技をつけ、地、風系のダメージを受けない。
お前、パンツ穿けよ。
↑
トキア:赤ん坊の時に怪鳥にさらわれ『トリー』というばあさんに育てられた女の子。
10歳
武器は弓矢。
最大の特徴は天候魔法というのを操り、
イベントで覚える魔法、攻撃しつつ回復効果もある『ラストレインボー』はかなり有用。
少しマセていて胸のことを気にする。
ってお前、まだ10歳だろ?
↑
リンダ:両親を『ドグラー』という悪人に殺され、敵討ちに出ることにした女性
自称バスト87のキララが沈黙するほどの巨乳。
その為ファンからは「巨乳僧侶」などと呼ばれる。(※バストサイズについては本編や攻略本でも不明)
18歳
武器は十字架、回復系や光系の魔法を使う。
アンデッド系モンスターを無条件で消滅させる『てんしのうた』という『特技』を覚える。
↑
キララ:城での退屈な生活に飽き飽きしていた所に
城に届いた悪党について書かれた手紙を見て興味が湧き、
城を飛び出した自由奔放でワガママな『コルドバーン』という国の王女。
17歳。バスト87(本人談)
武器は鞭
水、氷系の魔法を使いダメージを受けないが火には弱い。回復魔法も若干使える。
コルドバーン人は温かい温泉に入ると胸が縮むという特異体質がある(本人談)
↑
ガロウ:この『大貝獣物語』で最強の男
住んでいた村に伝わる伝説の武器を奪い、その武器で自分の片目を奪ったライバルを探し求めている。
狼族どう見ても被り物としっぽをしているガタイの良い兄ちゃんにしか見えんがな~。
20歳
武器は爪、
魔法は使えず、属性耐性もほとんどないがHPは高く
他のキャラと比べ特技の性能が異常に高い。
↑
キラー:『ドグラー』がつくった暗殺隊に所属。
何人もの人を殺めてきたがその行為に疑問を抱き、あるときから人助けをし始める。
物静かな男だが情に厚い。そしてその正体とは?
武器はダガー。
両手に装備して攻撃力を高める事も出来れば盾も装備可能
他とは一風違った特技が多く
『投げる』はアイテムの『ナイフ』を購入し消費する事で通常攻撃より高めの攻撃が出来る。
『盗む』は敵の所持しているアイテムを盗める。
光系魔法に弱い。
↑
ザルドン:敵にしか見えないが(笑)味方である。
世間の異変を見て旅立つ。ちなみに仲間で唯一の所帯持ちでもある。
武器はハンマー
見た目通り、動きは遅いがパワーとHP重視。
地属性の魔法や特技を使う。地属性攻撃を受け付けず、石化の状態異常にならない。
↑
バブ:3貝獣のまとめ役。
というか他の『クピクピ』『ポヨン』のように個性をつけたら収拾がつかなくなるということから
まとめ役にさせられたのではないかと思ってしまう損なキャラ。
武器はブーメラン
全体攻撃で役に立つ。
そして、運の良さが非常に高い為、改心の一撃が多めに出るという特徴を持つ。
だがスタッフが何を間違えたのか
元々『バブ』は『大地の貝の勇者』にはずなのに身につける防具は『水系』
水系の魔法は使えず地系の魔法も使えるのに…(スタッフ、ガバガバ過ぎるだろ)
そういう意味でも不遇なキャラ。
水と雷属性の攻撃が無効。菌魔法というあまり見られない系統の魔法を使う。
戦闘補助もそこそこ覚える。
ポヨンを仲間にするときに『ポヨン』の事を
「こう見えても役に立つ」と仲間をぞんざいな言い方をした事で
腹黒キャラだとファンの中ではついている。
しかし、『火の貝の勇者』の事を慮る気持ちは誰よりも深いだろう。
↑
クピクピ:貝獣の中で僧侶系キャラ
語尾に「クピ」とつける怖がり屋ということで人気。
女の子っぽいけど男。
ちなみに3貝獣の性別はみな男である。
武器は杖
状態異常にかからないという特徴を持つ。回復系魔法を使う。
貝の色の順番は下から「緑」「赤」「黄色」初代の挿絵は結構違っている(笑)
↑
ポヨン:貝獣の中でパワーキャラ
語尾に「なんだな」とつける場の空気を読めない食いしん坊キャラ。
好きなものはオニギリ。(当時放送していたドラマの「裸の大将」を思い起こさせる)
本来であれば『ポヨン』が水系防備を装備するところだが
『バブ』に取られているため地系防備をすることに…
(まぁ、いろんなゲームやアニメでの地属性の奴って「脳筋」が多いもんな)
武器は斧。
敵から一部の特殊攻撃を受けることで自分でも覚えて使えるようになれる。
全キャラで唯一、戦闘勝利時に振り返るというメタっぽい事をする。
ちなみに隠しキャラであり、条件を満たさなければ仲間にする事が出来ない。
別にいなくてもクリア不可という訳でもないので気にする事はないが
ほぼノーヒントであり攻略サイト等に頼らずに見つけるのはなかなか困難。
そんな見つける条件が厳しい隠しキャラなのに壊れ性能って訳でもない…
体力はあっても足が遅いし特定の属性に耐性があるわけでもない。
全体的に見れば平均以下だろうか?
↑
ポット:イタズラが過ぎてとあるばあさんにツボに閉じ込められる。
『ファットバジャー』を召喚獣にすることを夢見ている。
武器は杖
魔法は全て、召喚獣である。
(と言っても使用条件とか効果などは魔法と大差はない。演出の違いだけである)
『ポット』もまた分かり易いが一応隠しキャラ。
スルーしてしまうと仲間に出来ない。
↑
主人公:『ドラゴンクエスト』同様、台詞はない。
元の世界での描写が一切なく彼の年齢など一切は不明である。
まぁ、プレイヤーの分身という意味なのだろう。
勝手に召喚され、貝獣仙人に「世界を救ってくれないか?」と頼まれ選択肢が出るので断ることも可能。
ただし、拒否し続けても何やかんやで冒険をする羽目になる。
非常に過酷な冒険をだ…
(髭人としては
「『キララ』『リンダ』『トキア』のハーレムパーティにしてもいいよ」
と言われても心底、お断りしたい)
武器は剣
火系の魔法や特技を用いるので敵の属性によっては通常物理しか放てなくなる。
一応、そこそこの回復魔法も使えるバランス型ではあるが…
悪い点
・ファミコン版「貝獣物語」との関連が薄い。
続編で舞台が同じ「シェルドラド」であるはずなのにファミコン版との関連は非常に希薄である。
せいぜいゲーム中、共通なのは
・『バブ』『クピクピ』『ポヨン』の3貝獣トリオ
・『ファットバジャー』という敵
・『オーラの玉』
・『サザエの戦車』
・鍛冶屋の『ラバン』
・『ラバン』に強化してもらう『愛の剣』
・4オババ
・一部モンスター
・『ホスピ』『アゲイン』『オカリナ』というたった3種の魔法
と言ったぐらいだろうか?
9個もあると結構あるじゃないかって思えるが…
これらすべて軽いもんだからね。
前に出た敵も数えるほどだったし…
共通したようなイベントは『愛の剣』以外はなし。
それに重大な要素が欠けている…というか変更になっている。
まず舞台が同じはずなのに地形が全く違う。
(津波によって地形が変化したというのを加味してもだ)
個人的に最も寂しかったのは共通の町が全くないという点
「ああ!確かにこんな町あったあった!」
「あの町にいたあの人は今どうしたのかな?一族とかいるのかな?」
「ダンジョンの跡地はどうなっているんだろう?」
「浮遊城は?エスパーは?」
ってのを味わいたかったのに…残念過ぎる…
他にもシステム面でもあれこれ廃止になっていたりする。
・パスコマンド廃止
・地図コマンド廃止
・敵瀕死時のビジュアル変化も今作では廃止(次作「大貝獣物語II」では復活)
これらのシステムなどは「貝獣物語」での特徴だと思うんだけどな~。
↑がファミコン版の「貝獣物語」に付録としてあった地図。
同じ舞台なのだからこの地図を引き続き、使えるものだと思い込んでいたほどだった。
だからまるで違っているので全く意味をなさない(悲)
それにミスが多いのも気になった。
上記の通り『バブ』は『大地の貝の勇者』なのにこの作品では『水系』装備をしたり
『愛の剣』は無印では『あいのつるぎ』と称するのに本作では『あいのけん』だとか…
『貝獣仙人』は今作だと髭を生やした青い貝獣が出てくるが
無印貝獣のサントラに書かれたイラストには『貝獣村の長老』とキッチリ表記されている。
左:貝獣村の長老(無印)
右:貝獣仙人(無印)
ちょっと無印の事に対しての「愛」や「知識」が乏しいんじゃないの?
「貝獣物語」でテストを作ったら製作側より高得点を取る自信があるわ。
この状況では「続編」と言うよりはもはや
「貝獣トリオが出てくるだけの別作品」
という認識でいいのかもしれない(悲)
・バランスが悪い
キャラなどバランスが悪いというかあまり考えられてないというか…
味方キャラのバランス崩壊キャラ『ガロウ』について述べよう。
戦士系キャラでHPが異様に高く、攻撃力も高く、特技の使い勝手も良い。
この『ガロウ』の凄さを分かっているために
同じ戦士系である『バード』と『ザルドン』と比較しよう。
3人の強力な特技を紹介すればわかってもらえるだろう。
ガロウの特技
ゲイルクロー:敵全体に1.5倍のダメージ、現HPの1/8消費
ファイナルクロー:敵全体に2.5倍のダメージ、最大HPの1/8を消費
バードの特技
スクリュー:風属性敵全体に2.5倍のダメージ、1ターンの溜めが必要
ザルドンの特技
がんせきアタック:地属性で敵1体に2.5倍のダメージ、1ターンの溜めが必要
つぶてのあらし:敵全体に地属性通常攻撃、現HPの1/8消費
『ガロウ』の特技はHPを消費するがこのゲームはレベルが上がるとHPが全回復するという仕様であり
後半、HP回復魔法や道具が豊富になるのでガロウのHP消費は気にならない。
(MP回復薬もお店で購入できる)
他二人の溜めが必要という間にガロウならばもう一撃、同じ特技を繰り出しているだろう。
まぁ、『バード』と『ザルドン』は魔法が少し使えるとか
特定の属性の魔法が効かないなどの『ガロウ』とは違った良さがあるが
魔法に関してはお情け程度で使えるものだから他の魔法系キャラの方が強く、
特定魔法が効かないって言っても上記の通り、回復系は多い。
そんなものは『ガロウ』の力の前に霞む。
それに後半、敵の多くは属性攻撃に
耐性を持つものが多く(弱点の場合もあるが)敵全員がバラバラの場合、
ダメージが安定しない。
逆に回復させてしまう事もある。
というか戦闘つったら先手必勝だよね。
変に戦闘を継続させると余計に味方にダメージを受けるから
早めに敵を全滅させた方がいい。
結論として「ガロウ>バード+ザルドン」と言った具合である。
だから、2人の立場は薄い。
バランスと言えば他にも、逃げ成功率の高さもある。
9割ぐらいだろう。低レベルクリアには助かるかもしれないけどね。
エンカウント率もやや高いし敵の経験値もおかしい事が多かった。
強いのに少ない奴、その逆もあり。
そのせいか、「大貝獣物語Ⅱ」ではアホなことになったなぁ…(しみじみ)
・画面表示が遅い。
当時自分は気にならなかったが
町からフィールドに出るときや戦闘になった時などの画面の切り替えが遅い。
友人は
「これはPSなどのディスクソフトなんじゃないの?」
と言ったほどである。
・建物内、ボタン押しっぱなし
キャンセルボタン(Bボタンがデフォ)を押しながら
十字キーを入れる事で建物内では走る事が可能(フィールドは不可)
ダンジョンなど広いのに、歩きは遅いので動くのに時間がかかる為、走りっぱなしにするのが
このゲーム、基本となるのに、態々、キャンセルボタンを押し続けなければならない…
・一部トラウマレベルのグロさ
ネタバレになるのでここでは伏せるが
貝獣などの可愛さとは裏腹にトラウマレベルになるグロさ。
事実トラウマになるゲーム集の動画でこの「大貝獣物語」も挙がっているほどだ。
絵柄に反してグロいのは「バースデイ」ゲームの伝統なのかもしれない。
二等身のカワイイ貝獣が出てくるゲームであの展開…
プレイされた方は「アレか…」と思い出した方が多い事だろう。
詳細はネタバレに…
ファミコン版の「貝獣物語」が大好きだった自分としてはSFCで出ると聞いて胸を高鳴らせたものだった。
ゲーム紹介番組に取り上げられていたのをビデオに撮って何度も見直して
「うおおおお!かっけぇぇぇぇぇ!すぐやりてぇぇぇぇぇ!」
発売日まで待ち遠しかった。
近くにゲームショップがなかったので兄に買ってきてもらって、
説明書を読みながら興奮していた事を思い出す。
いざ初めて見てオープニングで「ん?」と思ったけど海の透明感の美しさに感動した。
(当時のゲームレベルとして)
フィールド上の曲も名曲で心躍る。
当時は壮大になってもっともっと楽しくなるって信じていたんだけどな…
貝獣好きすぎて脳内フィルター入れまくりで友人に半ば強引に貸したほどだった。
「最後、泣けるからやってみろ!」
ってね…(今考えれば、本当にゴメン…)
ただストーリー展開の厳しさにより万人向けゲームとは言えない。
その髭人の異常な「貝獣」愛。
この作品以降
かかっていたフィルターは引き剥され、
むき出しにされた強固な想いの塊はハンマーでぶっ叩かれ
ひび割れ…打ち砕かれていった…(涙)
ここからネタバレ
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まず、隠しキャラの『ポヨン』の仲間の仕方。
我が町で『酒場』と『我が家タイプB』を作る事だ。
そうして『酒場』内で店員と話をする事で外に『ポヨン』が出現するのだ。
『酒場』を作って店員に話すと
「ゴミ箱が荒らされる」
みたいな話で『ポヨン』らしきキャラのを存在を匂わすのだが
『我が家タイプB』は完全なノーヒント。
酷い話である。
でも、髭人は攻略本や情報もなしにストレートに『ポヨン』を見つけた。
我ながら神がかっていたなぁ~。
『貝獣物語』への愛か何かが引き寄せたのではないかとさえ思った程である。
当時は…ね…
この「大貝獣物語」
トラウマばっかりが強調されるけどサービスというか
エロいイベントもそこそこあるよ。
トラウマを言う前にそちらを紹介しておこう。
『火の貝の勇者』はパーティから外せない仕様であるが
勇者が捕らえられてしまうイベントが発生する。
当然、離脱することになる。
その際、『キララ』『リンダ』『トキア』の女子3名のみで
『我が町』に行って『温泉』作って入るとイベントがある。
後に出た携帯版だと一枚絵があるらしい…
3人は主人公の危機的状況を知らないから
仕方ないにしても(と言っても主人公がさらわれている現状は把握している)『主人公』が
謎の液体で満たされたシリンダーの中に入れられてモンスターになるかもしれないって
緊迫した状況のさなかである。
そんな女子3人で風呂入った時のイベントの内容は…
勇者の安否?
残念~違いま~す。
3人の風呂での話題は…
「おっぱい」についてだ!!
黒画面に台詞だけ出て来る。
折角だからノーカットで載せてみるか?
トキア「わぁ…
キララさんんって
スタイルいいんだァ!」
キララ「フフフ…そんなの当然よ
なんてったって 私は
コルドバーンのプリンセス!
美しくなくちゃおかしいわ」
トキア「……」
キララ「なあに大丈夫よ
トキアだって 年頃になれば…」
トキア「ムッ!!
…そういうもんなの?」
キララ「そういうもんよ」
リンダ「まあ… 二人とも
なにを話しているの?
楽しそうね」
トキア「…………………………………………」
キララ「…………………………………………」
リンダ「……えっ? なあに?
二人とも だまっちゃって……」
トキア「……リンダさん……
おっきい………」
リンダ「そう?…他の人のは
見た事なかったから……
大丈夫よ
あなたもすぐ大きくなるわ」
トキア「ふうん…
でも……」
リンダ「…でも……?」
トキア「やっぱり大人になっても
おっきくならない人も
いるのよね
おっきくならないで
大人になったら……
なんかソンしちゃうみたい」
キララ「ムッ!!
……………コホン!」
キララ「あのねぇトキア…
人それぞれ…って言ってね
大きければいいってものじゃ…」
トキア「そう?」
キララ「そうよ それにここだけの話
私はコルドバーンの人間だから
お湯に入ると 小さくなるの」
リンダ「まあ 知りませんでしたわ
世の中には私の知らないことが
たくさんあるのですね」
キララ「温かいお風呂もいいけど
コルドバーンじゃ
冷たいお風呂が普通だから…
まあ もっとも…
普通の人間じゃ入れないくらい
冷たいから…
あなた達と入る事なんて
できないけど…
フフフ… 残念だわぁ」
リンダ「まあ……」
トキア「…キララの うそつき……」
と、言ってイベント終了。
明かりをつけてくれんかね?(アホか…)
さて冷静になった所で…
プレイヤー「勇者ヤベェ!!一刻も早く助けなければ!」
ってプレイヤーが思っている時に「おっぱい」について
盛り上がるイベントを入れるっていう製作者はスゲェ…
「おっぱい>主人公」
なのかな?
だが、このイベントは不満である。
髭人としては「おっぱいイベント」は嫌いではない。
寧ろ大好物と言える。(それは言わんでいい情報)
が、問題なのはエロ関連ではない。
温泉入っておっぱいの話をしていられるようなゲーム展開なのかと…
TPOを弁えろよと…
勇者が敵に捕まっているわけだ。
しかもその敵は人命など何とも思わない非道集団である。
村や町など壊滅させるのは朝飯前。ならば一刻も早く救出しなければならない所だろう。
そんな状況で温泉だとぉ!?
普通はせめてこういう流れになるだろう。
トキア「捕まった勇者さん助けなくっちゃ!」
リンダ「そうですね」
キララ「海に放りだされたから体が海水でベタベタで温泉に入りたい所ね」
トキア「キララさん何言っているの!勇者さん捕まっているのよ!
人の命なんて全く省みない奴らの所にいるんだから温泉よりも助けに行かなくちゃ」
リンダ「キララさん。トキアの言う通りです。
グジューは勇者様に気があるようですがそれがいつまでも続くとは限らないでしょう。
そうなれば…」
キララ「そんな事分かっているわよ!ただ気になる事を言っただけ。
ホラ!サッサと勇者ちゃん助けに行くわよ!」
ぐらいが自然だろう。
飽くまでおっぱいイベントを入れなければ気が済まないのなら
温泉入っていられるぐらいのゆったりとしたストーリーに出来なかったのだろうか?
例えば『ギャブ・ファー』一味は悪いヤツだがどこか抜けていて憎めない集団であれば…
お気楽な世界観であるのなら温泉イベントも頷けるんだけどね…
唐突に製作者の趣味であるようなエロイベントを無理矢理ねじ込んだとしか思えんのだ。
にしてもこのゲーム、おっぱいネタが好きだわな。
中盤のイベントでバスト87の17歳の「キララ」に対して
「年増」「ペチャパイ」
という10歳の『トキア』
『キララ』は年上だから年増はわかるけど『ペチャパイ』はないだろう。
別にさらしを巻いて胸を小さく見せている訳ではない服装である。
(寧ろ胸を強調している)
あれを見て『ペチャパイ』などとは百歩譲って負け惜しみとすらいえない。
シェルドラドの女性で「バスト90以下はペチャパイだ!」って事なんかな?
じゃぁシェルドラドの女性の平均バストサイズは90以上だという事!!
だったら行きたくない気がちょっと揺らぐかも…(俺はバカか?)
それはそうと
髭人はエロネタは基本歓迎するが世界観、場の空気を乱してまで優先するべきものではないと思っている。
それなら別のゲームでええやん。
だってこのゲームは「大きな貝獣物語」でしょ?
大きなオッパイのゲームじゃないでしょ?
そうそう。
上記、温泉イベントを終えた後は『バイオベース』に行く事になるんですよー。
知らない人は後述しますけどね~
まず、「大貝獣物語」のストーリーの大まかな流れを説明していこうか…
主人公は『シェルドラド』に召喚させられ
『貝獣仙人』に
「『シェルドラド』を救ってくれないか?」
尋ねられる。
選択肢が出るので断る事も出来るがなんやかんやで冒険をさせられる羽目になる。
『ファットバジャー』が封印されていると言われる『オーラの玉』を引きずり
ヨットのようなもので『貝獣島』を出港するが嵐に巻き込まれて海に投げ出され
別の場所に打ち上げられる。(この時点でもう嫌)
そこから各地を巡りシェルドラド中心にある『ドラドシティー』に向かう。
『ドグラー』や『ゼニム』という悪党の息の根を止めつつ…
道中で『オーラの玉』が割れてしまう。
大魔王『ファットバジャー』が出るかと思いきやそこから飛び出て来たのは
1体のロボットだった。
親し気なロボットなので名前を付けて(プレイヤーが付けられる)冒険を続ける。
『ドラドシティー』に着いてそこにある伝説の剣『愛の剣』を引き抜き
玉座の間について『愛の剣』を使い、封印された壁を切ると『ファットバジャー』が現れ対決となる。
そこで勝利すると謎の宇宙船が現れ『ファットバジャー』を回収し
「わが名はギャブ・ファー
ファットバジャーを 復活させし者…
私の計画を ことごとく
邪魔せし者どもよ……
そなた達は そんなに死の深淵を
のぞきたいのか?
ならば………
これからは この私が じっくりと
死の恐怖を 味あわせてやろう……
まずは ほんの ごあいさつと
いこうか………」
宇宙船は世界各地にレーザーを撃つ。
その威力は『シェルドラド』の地形を変えてしまうほどであった。
新たなる脅威が現れ『ギャブ・ファー』への対抗手段として
別の『オーラの玉』を手に入れる為
失われた大陸の『永遠の谷』に向かう事となるが
まずそこに行く方法を知る為に『ガーディアン島』に赴く。
尚、『貝獣仙人』が『オーラの玉』と言った玉は
本当の『オーラの玉』ではなく
『ギャブ・ファー』達異星人が扱うロボット兵隊が入ったカプセルだった事が発覚。
見た目が似ているから仙人が見間違えたのだ。
連れているロボットがシェルドラドを襲っていた物と同じと分かるが
通常の住人を襲うロボットとは異なり善良なロボットであり
有用であるので変装させ同行する事にする。
そして『ギャブ・ファー』は
究極のエネルギー源を持つ『オーラの玉』を目的としている事が
科学者『ディープ』がロボットを解析したことに発覚した。
『潜水艦』を手に入れ
『ガーディアン村』に到着し、村長の『ティティカ』にほこらに行け命じられる。
ほこらの奥には『レッドドラゴン』という貝竜がいて
『永遠の谷』に行く資格があるか力試しの為に
『アクアドラゴン』『ウインドドラゴン』『ランドドラゴン』を倒して来いと言われ
3匹の竜を倒し、『ガーディアン村』に戻ると村民は虐殺されており
生き残っていたのは今までの冒険で度々現れていた少女『クシューラ』ただ1人。
彼女は言う。
「訳は言えないが連れて行ってほしい」
選択肢が出て断る事も出来るが彼女の繰り返す言葉により根負けし
『レッドドラゴン』に元に戻ると対決となり
勝利すると『貝獣島』にいる『大貝竜』に会えと言われる。
ほこらを出ると一緒にいた『クシューラ』が突如
主人公を捕らえ自らを『ギャブ・ファー』の娘『グジュー』と名乗った。
他の味方は海に放流。すぐに潜水艦で回収。
『グジュー』は『バイオベース』で主人公に
「仲間になれ」
と、脅迫するが主人公は首を振り続け
モンスター化しようとする。
しかし、仲間達が救出に現れ『グジュー』は敗退し、主人公モンスター化は失敗し
『グジュー』はそのまま逃走する。
『レッドドラゴン』が言った通り
『貝獣島』で『大貝竜』に会い
『永遠の谷』に行く方法を知り
『永遠の谷』へ着き
そこにいる『オーラドラゴン』を倒す事で
究極のエネルギー源『オーラの玉』を入手する。
その間、『ディープ』が潜水艦を改造し、
敵の基地がある深海に入る事が可能となり
主人公達は基地に乗り込む。
『ギャブ・ファー』達により回収され、
改造されたかつての大魔王『ファットバジャー』を倒し
その先にいた『グジュー』は勇者たちに触れたことにより少しばかり改心し説得を試みたが
怒りを買ってしまい実の父の手により瀕死の重症を負わされ
直後にやってきた主人公に対し『ギャブ・ファー』が攻撃を加えようとするところで
『グジュー』が主人公をかばい息を引き取った。
そして現れる宇宙の侵略王を名乗る『ギャブ・ファー』
苦闘の末、倒すと『ギャブ・ファー』は『オーラの玉』に封印されたが
基地の自爆装置が作動。
自爆したら『シェルドラド』は壊滅する程の威力があったが
ロボットが自らと共に基地を宇宙に打ち上げ『シェルドラド』は救われる。
『シェルドラド』を救うという役目を果たした主人公は
伝説の通り『火の貝』に導かれ元の世界に戻っていった。
そのストーリーに関してツッコミを入れるのなら…
『オーラの玉』を手に入れるために竜退治させられたり
あちこち移動するが『オーラの玉』の効果って
別に『ギャブ・ファー』を弱らせるアイテムって訳ではなく
ゲーム中では
「回数無制限で使える全員回復アイテム」
でしかないんだよね。
ドラクエで言う『賢者の石』と同じである。
魔法など他に代替えがあるし無くてもいい。
『ディープ』はとっとと基地に行けるように『潜水艦』改造しろよという所である。
(ストーリー的に死んだ『ギャブ・ファー』の肉体を封印出来なくなるか…)
各キャラのエンディングを軽く紹介しておく。
『サブストーリー』前後での違いを含めつつ…
後、髭人の個人的ゲーム評価も。
キララ:
[サブイベント未消化時]
故郷『コルドバーン』に戻ると
父親の『ウォッカ王』がこちらに来てごらんという。
ついていって戻って来ると
『キララ』はドレスを身に着けていた。
『ウォッカ王』は満足げに
「火の貝の勇者とキララの子供が見たかった」といって笑い
『キララ』は照れてまんざらでもない様子。
[サブイベント消化後]
「お父様…また閉じ込めたりしないでしょうね?」
と、サブイベントについての一言が入れられるだけで内容は変化なし。
評価等:
魔法系統キャラとしてバランスが取れている。
水属性無効で
単体全回復の『ホスラム』を使えたり
守備力減少の『ダンブロク』を使えたりボス戦にも有効
ツンデレでパーティにいれておくと賑やかなキャラ
トキア:
[サブイベント未消時]
とある村の住人が雨ごいを頼まれるが
雨を降らそうとするが石が落ちて来て失敗に終わり
「ごめん」と謝り逃げ帰る。
[サブイベント消化後]
冒険中で出会った実の祖母である『トリ―』と共に
育ての親である『ディーマ』の元へ訪れる。
『ディーマ』は『トリー』を「ぺっぴんさん」と言い
『トリー』は『ディーマ』を「だんでい」という
お互いラブラブな感じを出し
『トキア』は呆れ「火の貝の勇者さんがいてくれたら」と思いをはせる。
ちなみに『トキア』の本名は『ソニア』という。
評価等:能力的にはやや低いが
天候魔法は各属性使え
イベント魔法の『ラストレインボー』は敵にダメージを与えた上に
全員回復する。
本名『ソニア』は「大貝獣2」の『魔造人間』とかぶるけど
全くの別人なのに何でかぶらせたんだろ?
リンダ:
[サブストーリー未消化時]
『ドラドシティー』の勇者の館で子供達に接していたら
子供がプレゼントを渡す。
が、その中に入っていたのはカエルで『リンダ』は驚き
子供たちは弱虫と笑うのだった。
[サブストーリー消化後]
サブストーリー後は
場所が故郷の『リトルヘブン』になるだけで
内容は変わらない。
評価等:見た目僧侶という事もあってか
極めてHPと腕力が低く回復や防御のサポートが安定するかな。
控えめな性格のせいで『キララ』より巨乳というぐらいしか印象は薄い。
他女子キャラと違って『火の貝の勇者』に惚れないし
ガロウ:
[サブイベント未消化時]
強敵と戦っていたが投げられたのだが…夢だった。
[サブイベント消化後]
道中で見つけた同じ狼族の少年『ピッポ』と再会し
『ガロウ』は「面倒を見る」というが
『ピッポ』は「生活力は僕の方がありそう」という
評価等:防御力は低く速そうなイメージの狼の割に足はあまり速くはない。
だが余りあるぐらいに攻撃力が高く、それを伸びさせる特技が多い。
マギー:
[サブストーリー未消化時]
酒場で呑んでいて
女子店員に飲み過ぎを注意され
「エロバンガ」
という魔法を使うが服が破れ全裸になり店員に殴られ魔法を全部忘れる。
[サブストーリー消化後]
『マゴー』という『マギー』を執拗にライバル視するジジイと一緒に
チェス(将棋?)をしていて
『マゴー』が待ったをかけるが『マギー』が断る。
『マゴー』は1かいくらい待ってくれてもいいだろというが
マギー「1回目じゃなくて583回目」
マゴー「586回目だ」
マギー「こうやって喧嘩をするのは389回目だな」
マゴー「388回目」
と回数を言い合う。
評価等:爺さんということもあってかHPが低めで、足も遅く、攻撃力も低い。
ただ魔法使いという事もあってか魔法属性の耐性は高い。
何気に死属性は無効である(寿命で早めに死にそうなのに)
イベントで『ギガバンガ』を覚えるけど
究極の火属性魔法って訳でもないんだよな。
『レッドドラゴン』の方が強いし…
魔法使いよりも貝竜の召喚術士になるのが正解だろう。
ただ、ボス戦では敵のHPの割合で吸収を行う『エネトル』が超強力で
『ギャブ・ファー』戦の序盤では
1000以上のHPを吸い取れるのが強み。
キラー:
[サブストーリー未消化時]
チンピラに金を出せと脅されている子供を助ける。
子供は「今ウワサの正義の味方『青い稲妻』だね」と言う。
キラーはここと正しき大人になりなさいと言って去っていく。
[サブストーリー消化後]
道中で見つけた乳母に連れられ『ドラドシティー』の王の元に行くと
王子の証である手の紋章があった。
これから一緒に暮らす事になったのであった。
ちなみにキラーの本名は『ドラド・シェル・レスター』
評価等:足が最も速い。
投げアイテムの『スターナイフ』は高価だが
単体攻撃力3.5倍もダメージが与えられるのは強い。
回復魔法は覚えないが足の速さでアイテムを使えばいい。
王子なのはいいが元暗殺隊所属
人を殺めた事もあるだろう。
素性を暴露されると大変な事になるだろうなぁ…
ポット:
[サブイベント未消化時]
ツボを子供に蹴られてあそばれている(セリフなし)
[サブイベント消化後]
かつてイタズラのし過ぎで
ツボに閉じ込めた4オババの『エベル』から
世界を救ったのでツボからだしてもらう。
兄である『貝獣仙人』の元に行き
ツボから出た事の報告とまたイタズラをするという。
自身を『貝獣王』と名乗る。
ちなみに本名は『グランコール』
評価:HPは低く足も遅い。
MPは高いので召喚術師というが自身の最大の召喚魔法は弱い。
普段は『マギー』同様貝竜の召喚術師として戦うのが正しいのかもしれない(苦笑)
バード:
[サブイベント未消化、消化後共通]
部下達がいるバドラー島に戻る。
部下達が喜び宴の準備をする。
『バード』自身はここに『ロボット』がいたらと空を見る。
評価:性能からエンディングの変わりなさと良い。
もの悲しいキャラとして…
ファンから愛されているのが救いか?
ザルドン:
[サブイベント未消化、消化後共通]
家族が待つ故郷ヘクス島に戻る。
家に帰ると子供と妻が喜ぶ。
評価:知属性&石化無効という所もあり
硬くてHPは高い。
が…「大貝獣物語」はHP回復手段が多く、レベルアップで全回復という仕様で
他キャラと比べて恩恵を感じにくい。足も遅いしな…
ポヨン:
[サブイベント未消化、消化後共通]
沢山食べ物を食べるが
「ものたりないんだな」
と、まわりを呆れさせる。
評価等:HPが高く足も遅く魔法などにも弱いが…
一部体感魔法が優秀。(かみ砕き、マシンガンキック、フルサポート)
ただBTSは酷い。
勇者と3貝獣以外のキャラ女子キャラは物理的に舐めたり
男キャラは食べようとしてかみついたりとやりたい放題(ダメージはない)
無差別に食うという事しか脳にないのか?こいつは…
バブ:
[サブイベント未消化、消化後共通]
『貝獣仙人』の所に行き
「火の貝の勇者にまた会いたいなぁ」と言い
このシェルドラドから見える月と同じ月を見ているのかと尋ねると
『貝獣仙人』は「異世界の事だから分からない」と答える。
『バブ』は「月を見た時は勇者とロボットの事を思い出すようにする」と言う。
「勇者さんもそうだと良いな」と月を見上げながら呟く
評価等:最も運が良い幸運キャラで
全体攻撃のブーメランが使えるので複数雑魚がいるときに
会心の一撃や連続攻撃を出しやすい。
ボス戦には『パワード』など補助魔法も使えて便利である。
勇者について恋愛感情なしに思い出すのが彼のみである。
クピクピ:
[サブイベント未消化、消化後共通]
貝獣島で他の貝獣達と共にたた踊るだけ。
台詞一切なし
評価等:状態異常は無効であるが
HPが低く、回復系を得意としていると思いきやMPは割と低い方である。
ほぼ無に等しいエンディングといい超不遇と言える。
各エンディングについて総評。
『バード』と『ザルドン』は性能であまりいい所はなく
エンディングさえ、言葉1つの変化もないとはこの冷遇は悲しい…
後、「大貝獣物語」ってタイトルなのに
貝獣トリオもエンディングの変化…
というよりそもそもサブストーリーが用意されてないのが酷い。
『バブ』に関しては、勇者についての想いが伝わるのでまだいいが…
『クピクピ』に至ってはセリフなしで踊るだけって…
しかも、複数の貝獣がいるから見落とす恐れすらある。
何やねん涙すら出る扱いの酷さは…
どうも下半身露出系キャラはこのゲームのスタッフは厳しいようだ。
ではでは、皆さまお待たせしました!!
悪い点で挙げたトラウマの話。
ってあんま待っていないか…(苦笑)
まぁこのゲームを語るのなら避けては通れん話だから…
行きますかぁ?
プレイした人なら誰もが心に刻みつけたであろう。
そう『バイオベース』だ。
簡単に解説するなら…
敵側は『シェルドラド』の住民の多くをさらっていて
その中で強い人は生体改造してモンスターを生み出し、
逆に弱い人は繭に包み込みその人から出る生命エネルギーを吸い取り
ラスボスがいる基地の維持の為にエネルギーを回しているのだ。
その繭の設定と、捕まった人たちが…
繭に取り込まれた人には意識があり
最初は、「気持ちいい」がやがて「苦痛」へと変わり最終的には繭と「同化」してしまう。
同化…つまりその人は死ぬ事を意味する。
初期段階の人たちはまだ意識がある。それでもキツイけども…
「力が抜ける」症状がまだ軽い人
「とても温かいけど、自分が自分でなくなっていくみたい」自覚症状が出始めている人
「こんな風に死にたくない。人間として死ねないなら殺されたほうがいい。お願い殺して!」懇願する人。
更に進行した人たちは
「ニャ…ニャオン」猫も例外ではない。
「キュイーン…キュイーン…」犬もだ。
「チビィ…ボクはここだよ」飼い犬の身を案じる飼い主。
「もう…どこも動かない。あたしの体を返して…」自分の体が動かなくても意識だけはまだある。
「何が…何だかわからないや。ハ…ハ…ハ…」もうわからなくなってしまった人
そして…
完全に同化してしまい意識もなくなってしまった人たち。体が真っ緑。
なんてギャグを言えないグラフィックである。
「うわぁ…(当惑)」
という気持ちしかならない。
では、こんな事があったとしてもその『バイオベース』を攻略すれば
これらの人々は助かるのかと言うと無残な答えがそこにある。
症状がまだ軽い人の中でこんなことを言う人がいるのだ。
「繭とバイオベースは直結しているからバイオベースが機能停止すれば自分たちも死ぬ。
だからこれ以上犠牲者を増やさないために『グジュー』を倒せ」
何故、知っているのだろうか?
まぁ、基地内に口が軽い敵がいたからそんな事を一部の人には教えているのだろう。
(全員は知らなかった様子だから)。
「お前らはもう助からない。何故ならもう基地と同化しているからな。
引き抜くことはできないし、基地を機能停止させても死ぬ!
仮に基地機能を生かしておいたとしても繭と同化してしまって死ぬ。
どう転んでも近い将来死ぬ運命だ!ハハハハ!」
ってな感じで…(髭人の推測)
バイオベースでの人々の苦しみの声
(↑バイオベース内、正確な文章。興味がある人はどうぞ。自分は胸糞悪くてあんまり見たくはないが)
『バイオベース』攻略後
そんな悲劇的な彼らを悼むような台詞は誰からも…
ない。
植物に覆われて行く手を拒む『バイオベース』の道づくりを行った
巨大な幼虫『グロムラー』の羽化するイベントが優先されてしまうからな。
後味悪すぎ。プレイヤー、苦虫噛みつぶしまくりなんだけど。
何、この救いのないイベント。
完全に繭と同化していた人たちも実は生きていた。
っていう「魁!!男塾」的展開でいいじゃないか?
もしくは、残った繭を『カメレオン村』の温泉つけたら生き返りました!
何故、そのまま殺さなきゃいけないんだよッ!
この作品の13年後の2007年に携帯電話で
「大貝獣物語MOBILE」
という作品が出た。
髭人は未プレイであるがフィールドがない「大貝獣物語」のようだ。
キャラのグラフィックにいくらかの修正が行われ、場面場面で1枚絵があるそうだ。
それはいいが…やっぱり『バイオベース』入れているらしいんだよね。
完全再現との事らしいから繭にされた人や犬猫も助からないのも変わらずだろう。
製作スタッフはどれだけグロが好きなんだろうか?
でも、グロが好きなら好きで人の好みがあるから否定はしないよ。
作りたいのなら作ればいい。
その手の常人が目をそむけたくなるようなグロや残酷描写を嬉々として
受け入れる人もいるだろう。
髭人は表現の自由は認める。
だが…
何で、胸糞イベント入れまくりのⅡの発売(1996年8月2日)から
10年も経っているのに
殆ど修正を加えずこのⅠのイベントをぶち込んだのだろうか?
安西先生なら必ずこういうだろう。
「まるで成長していない…」
ちなみに『バイオベース』というダンジョンは別ゲームにもある。
1991年4月という本作の3年半も前にファミコンから
「ラグランジュポイント」というソフトにあるのだ。
ただ、本作のインパクトの大きさにより完全に
『バイオベース』=「大貝獣物語」
が確立してしまった。不名誉だわな…
とは言っても、「ラグランジュポイント」は「ラグランジュポイント」で
プレイヤーの心に刻み付けたトラウマイベントは作中にあるけどね…
と、話がそれかけた…
話を戻して
この『バイオベース』イベントが際立ちすぎて他が埋もれがちだけど
この『大貝獣物語』
他にも生死が絡むキツイイベント盛りだくさんだよな…
・オープニングで津波のイベントで溺れる人(おぼれてバタバタしている描写はなかなかキツイ)
・『ガーディアン村』の人たちは主人公が洞窟に潜っている間に皆殺しにされたり…
・『バイオベース内』生体改造の手術台がある部屋で
「血の匂いがプーンとした」なんてメッセージが出る。
そのうえ「失敗したようだ」というのもある。(何故わかるんだろう?)
だから明らかになってはいないが、普通に倒しているモンスターの中には
モンスター化させられた元人間も多数含まれていることだろう。
さっき挙げた『グジュー』とはラスボスである『ギャブ・ファー』の娘。
最初の頃は『クシューラ』と名乗り人間の娘の姿をして度々主人公と接触して親しくなるが
中盤で本性を現し、悪行をなす。
『バイオベース』では気になる主人公さらって『こちら側に着け』と言うが主人公が断ると
電撃を流し、それでも主人公は断り続けると、
主人公を液体漬けにしてモンスター化させようとする。
そんな非道な女である。
そんなグロイベントや多くの人が死ぬようなイベントに対して
良くわからんギャグが色々と見られるのがこの「大貝獣物語」。
『アイスマン』の村とかね。
薬を作るために主人公たちはアイテムを調達する事になるのだが
それを集めるとアイスマン(どう見ても石像)が
複数人で集めたアイテムを咀嚼する事で完成する…
『ピープー』君と『ディープ』博士のやりとり
態と名前を名前を間違える博士。
潜水艦を奪われた敵と『ピープー』君達のやりとりとか…
潜水艦を取った敵が人質である『ピープー』が騒ぐので
殴っていたら主人公たちの方に突き飛ばしてしまうバカさ加減。
それでグロが薄まるかつったら…
ないよね~。浮いちゃうよね。
で、そんな多くの人々が死んでいったこのゲーム。
辛すぎるゲーム展開だったからこそこのゲームの最後の『ロボット』君が際立つわな。
「ロボット」君は主人公達が引き連れていた『オーラの玉』だと思っていた玉の中に
入っていたのロボットだったのだ。(単に『貝獣仙人』の見間違いである)
人格があり旅を共にしてきたからか他のロボットにはない感情が芽生えたロボットだった。
ラスボスの「ギャブ・ファー」が死ぬ間際
「俺が死んだらこの基地の自爆装置が作動する。この星も終わりだ」
と、言って死ぬ。
良くあるラスボスのパターン
(自分が死ぬときの事を少しでも想定していて道連れにしようとする敵の親玉ってのは何か情けないよな。
特にあんな外道をさせていた屑が)
『ロボット』君が自分を犠牲にして基地を宇宙に打ち上げる事を仲間たちに言うのだが主人公が首を振る。
仕様上セリフがないけどそれが却っていいのかもしれない。
それでも『ロボット』君は説得し
主人公を含めた仲間たちを脱出させたあと、『ロボット』君は涙を流し
「これが涙。私も人間に生まれたかった」
というのだ。
本来であれば泣けるシーンであるが髭人はここで1つ物言いをつけたい。
タイトルが「大貝獣物語」なのに生まれたかったのは『人間』限定?
主人公含めたメインのキャラで考えると…
『バブ』『クピクピ』『ポヨン』『ガロウ』『ザルドン』『バード』『ポット』の人外『7名』
『主人公』『キララ』『トキア』『リンダ』『キラー』『マギー』の人間『6名』
人外の方が割合多いのに…
助っ人やモブキャラなど含めれば
かなりの種類の人外多めのこの『シェルドラド』で
「人間に生まれたかった」ってのは激しい違和感。
「ロボット以外=人間」
って事なんだろうか?
何かしっくりこねぇ…
そうだ…
このゲーム、以下のような文が最初と最後に流れる。
何か違和感。
不思議な生物、『貝獣』というが
人間と貝獣以外の種族は豊富なのに『貝獣』だけ特別視?
うう~ん…
もしパーティが『主人公』『バブ』『クピクピ』『ポヨン』という貝獣パーティで
『ギャブ・ファー』を倒し、
脱出間際、その生まれたかった発言を聞いてしまったらどうなるんかねぇ…
バブ「ロボット君、生まれ変わりたいのは人間なんだ…
僕ら貝獣には生まれ変わりたくないんだ…」
クピクピ「ロボット君はただ火の貝の勇者さんが好きだっただけクピ…」
ポヨン「サッサと星になってしまえばいいんだな…」
とでも話していても不思議ではない。
にしても髭人のつまらない妄想などに不快に思われた方も多い事でしょう。
お口直しに本作の心揺さぶられるところを紹介しておきましょう。
上記の極悪女の『グジュー』は…
各地で非道な振る舞いをしてきたものの主人公と戦い、敗北したのに殺さず逃がしてくれたことで心打たれ改心し、
ラスボスであり自分の父である『ギャブ・ファー』に説得したものの怒りを買ってしまい攻撃され
瀕死の状態になった所に主人公があらわれた。
そこへ今にも父に攻撃されそうになったのを見て、すかさず庇って
「生まれ変わったらアンタと…」
と言い残し死んでいった。
『ロボット』君は(上でも書いたけど…)
『ギャブ・ファー』を倒し基地の自爆装置により『シェルドラド』が滅ぶって所を
自らを犠牲になる事を決意し基地を宇宙に飛ばそうと試みて今までの冒険を振り返り涙を流す。
基地を宇宙に離脱させてから消滅する。
その後、海上で空を見上げなら脱出した仲間たちが一言添える。
その中で仲間の『ガロウ』は爆発する宇宙船を海上で見上げながら『ロボット』君に対して
ガロウ「生まれ変わったらまた会おうぜ!」
って言っていた…
「大貝獣物語」のメインテーマをバックに。
イイ!
全てはここに集約していると言えるだろう。
(ただ愛らしい『貝獣』が出て来る作品のエンディングにこれが相応しいかと言われたら
髭人はハッキリと「否!」と言わせていただく)
そんな『グジュー』『ロボット』君の決死の行動に胸打たれた方
感動し、涙を流した方も多くいることだろう。
こういった悲劇により
「『ロボット』君の健気さが泣ける!!」
「グロ残酷が多かったけど『大貝獣物語』感動!!」
と、印象を深めたと言えるだろう。
でも、そんな「大貝獣物語」の感動の名場面を述べておいて何だけど
そんな『グジュー』&『ロボット』君は続編の「大貝獣物語II」の展開が大いに関係してくるんだよなぁ…
まぁこの辺りは壮絶なネタバレになるので
髭人による「大貝獣物語II」のレビューをご覧ください。
このレビュー記事の良い点で「キャラクターが豊富で魅力的」だとは言ったけどさ…
一般的に見れば色んなキャラクターがいて面白いと言える…
例えば、「大貝獣関係」でキャラで画像検索して絵を描いている人の多くは貝獣以外のキャラが多いからな。
プレイされている方の多くの人は貝獣よりも他キャラに魅力を感じている人の方が圧倒的だろう。
だからこそ貝獣ファンである髭人個人としては首をかしげざるを得なかった。
「大貝獣物語」ってタイトルなのに…
人間キャラや別種族キャラをピックアップする事は別ゲーにだってできるはずだ。
何故にそのタイトルで「貝獣」をもっと広げないのかなと…
まず、この作品での貝獣の冷遇振りは半端ではない。
メインキャラは前作からの『バブ』『クピクピ』『ポヨン』のみで
3貝獣で追加キャラはいない。
一応、『ポット』の中身は貝獣であるが『岩族』の『ザルドン』を見たら
パッと見『ツボ族』があっても不思議ではないって思えるだろ…
しかも「大貝獣物語」ってタイトルなのに
メインとも言える3貝獣のうちの一匹を隠しキャラにするって判断は
意味不明理解不能としか言えん…
次にイベントに関しても多くのキャラにはサイドストーリーがあるのに『3貝獣』にはない。
仲間を『3貝獣』にしてクリアしても特別なエンディングがある訳でもない。
モバイル版のエンディングには仲間達それぞれに1枚絵がある。
『貝獣』で検索などしていてその画像をたまたま見つけた。
3貝獣以外は1人1人に1枚絵があった。
が、3貝獣に至っては1枚の絵に3コマで分けた3貝獣がそれぞれにいるという小容量まとめ仕様。
これで公式自体が本当に貝獣の事、好きだったとは思えんのだろうがな。
お前自身が完全に『貝獣』の扱いが雑で作るのに困っとるやんけ!!
あ、好きなのは『貝獣』よりも『おっぱい』か…
『3貝獣』のイベントよりも温泉イベント。
しかもそのモバイル版では温泉イベントをカットせず
その光景を1枚絵入りで入れているほどである…
3貝獣にサイドストーリーを追加しようという流れにならなかったのかね?
さて…
髭人の心の膿を出し切った所で最後ぐらいはまともに語りましょう。
当時、ファミコンの「貝獣物語」が大好きすぎてワクワク感が半端なかった無垢な少年だった髭人。
続編が出ると知りめちゃくちゃ楽しみにしていた「大貝獣物語」
電源をつけて壮大な曲、美しい水の描写に
「うおおおお!!きたぁぁぁぁ!!」
ってテンションはフルスロットルだったな。
が、名前を入力してすぐのオープニングで津波でもがき苦しむ人々を見て
プレイ早々に
「ん?」
って激しい違和感を覚えた。
(当時やっていたゲーム紹介番組ではゲームの綺麗さばかり紹介していてストーリーには一切触れてなかった)
だが当時は
「いやいやいや~
俺が大好きな『貝獣物語』の続編だぜ!
楽しいに決まっている!」
って否定し脳内補正を入れて想像だにしなかった過酷なイベントを
見ていても深く考えずこのIをクリア!!
「酷い部分もあったが最後は泣けたんだ。
俺の大好きな『貝獣物語』のシリーズなんだし悪いわけない!」
そのように思い込むことにして本作の悪い部分から目をそむけるようにしていた。
その後、続編が出るという事を知った。
「よっしゃぁ――――!II来たぁぁ―――――!!
IIはこんな鬱イベントが多いIと違って良くなるに決まっている!
作り手もそれが誤りだったって気が付くはずだ!!」
そう信じ、期待した髭人は眩しいくらいに純粋だった…
購入しプレイ。
エンカウント率高めで敵が強め。
プレイする事自体が過酷なゲームであるが何とかクリアした。
が、当時、重度の貝獣ファンで信者とも言えた当時の俺ですらエンディングを見て
「スタッフは何を考えてこんな救いのなさすぎるクソひでぇゲームを作ったんだッッ!!」
と、目をつぶっていたシリーズ全体の評価も覆るほど怒りに震えたなぁ…
気になる方は「大貝獣物語II」のレビューをご覧下さい…
そんな貝獣シリーズを髭人なりに考えてみたのでこちらもお暇なら読んでいただけるとありがたい。
大貝獣まとめ(こちらもこのレビューよりも長文でありんす~)
ここまで長く語っていたけどさ…
それは貝獣愛ゆえである。
大の『貝獣』好きの髭人。
作品は貝獣に対しての掘り下げは非常に浅くとても「大」とは思えん。
この作品。
「大貝獣」というぐらいだから貝獣の数がどんと増えてその中で選んで冒険できるものかと思っていた…
蓋を開けたら人間やら貝獣とは別の種族ばっか…
裏B助っ人に『貝獣』が沢山いる。
『トンガリ』『ジーサ』『パタパタ』『メロディ』『ヘケメケ』などがいるが
悲しいがコイツらは別にいなくてもクリア出来る存在である…
そして、グロ強調気味で自己犠牲で感動を誘おうというストーリー。
次作の2もグロ自体は薄まったもののキャラをめちゃくちゃにするのは相変わらずである。
自己犠牲で成立させているような胸糞悪いストーリー。
それじゃ殆どの人が付いてこんぜ。
シリーズのナンバリングも「大貝獣」は2で止まり、3は今の所、発売する事はなさそうである。
当時、本作オープニングを見て最初に覚えた違和感はやっぱり正しかったんだなぁ…(涙)
髭人「これが涙…大貝獣物語には貝獣愛溢れたゲームに生まれてほしかった」
RPG
バースデイが開発
ハドソンから発売
1994年12月22日発売
もう18年前か…
このゲームの特徴としては…
・「フィールド」「ダンジョン」に関して…
『助っ人』というコマンドが使える。
『助っ人』とは進行していてよりよく進める為にその場に呼び出せるシステムの事だ。
開発したバースデイの「じゅうべえくえすと」からのシステム。
岩があって先に進めないとか崖上にアイテムがあって取れないのを解決してくれるなどの必須の助っ人や
ダジャレを言う奴その場でエンカウントしてくれる奴などいなくても別にクリア可能な物とがいる。
・「戦闘」に関して…
『作戦』コマンドというのがある。
『作戦』とは予め、各メンバーの戦闘時の行動を設定しておくことで少ない操作で
その通り実行してくれる便利コマンドである。
「1人目、攻撃。2人目、特技。3人目、魔法、4人目、防御」
と言った風に、4つまで設定できる。
但し、『攻撃』で誰を狙うとか『魔法』は誰にかけるなど細かい指定が出来ないので注意。
敵味方の対象はオートで設定される。
一応、回復魔法に関しては、傷ついたキャラを優先的にかけてくれる。
後、『道具』は設定不可
「特技」コマンドは魔法とは別にキャラごとに使える有用な能力で
大抵使用時にはデメリットが発生する(ないのもある)
例えば、「1ターン溜めが必要」「一定ターン防御力低下」「HPを1/8使用」など
様々だ。
ただ、当然そんなデメリットを軽く吹き飛ばすほど素晴らしい特技もある。
BTシステム(『バトルトークシステム』とも『ボケツッコミシステム』とも呼ばれる)
通常攻撃時、敵にカーソルが付くが下ボタンを押す事で味方にカーソルが付く。
その状態で戦闘に入ると、味方に攻撃するのではなくその味方と会話する事が可能。
双方、一言ぐらい入る。
その中でキャラの組み合わせによりHPやMPが回復したりするので調べてみるのもいいかもしれない。
後、このゲームの地味な点としては戦闘時の「回復魔法」は
そのターンの最初に使用する事になって、その使用者は自動的に防御状態となる。
ピンチの味方がいるときは真っ先に回復してくれ本人も守れるのでありがたい仕様である。
(回復アイテムの場合は最初に発動しないし防御効果もない)
・「我が町」について
ゲームを進めていくと「我が町」という空き地ばかりの場所がある。
そこにいる人にお金を支払う事で『家』『道具屋』『武器屋』『酒場』『温泉』などの施設を瞬時に作ってくれる。
プレイヤーの好みの町にすることができるのだ。
あらすじ
地球とは違う世界『シェルドラド』
その『シェルドラド』の海に巨大な隕石が落ちて大津波が発生。
その直後、『貝獣島』にオレンジの玉が流れ着いてきた。
それを『貝獣仙人』は
「これはオーラの玉!!」
と言った。
『オーラの玉』とはそれはかつて暴れた大魔王『ファットバジャー」』を封印したものである。
ただ事ではないと思った「貝獣島」の『貝獣仙人』は、『火の貝の勇者』を召喚することにしたのだった。
点数は55点
良い点
・音楽がいい
・味方キャラが多く個性豊か
・感動のラスト
悪い点
・ファミコン版「貝獣物語」との関連が薄い
・バランスが悪い
・画面表示が遅い
・一部トラウマレベルのグロさ
・建物内、ボタン押しっぱなし
良い点の解説
・音楽がいい
「バースデイ」のゲームでは欠かさず出ている「安全地帯」のベース担当の「六土 開正」氏、
今作でも携わり、名曲が多い。
特にフィールド曲は良い。メインテーマも好きだけどね。
・味方キャラが多く個性豊か
左のジジイから『マギー』
鳥の人が『バード』
小さい女の子が『トキア』
両手を上げている金髪女性が『リンダ』
青髪の鞭持っている女の子が『キララ』
爪を持っている眼帯狼が『ガロウ』
青くて顔が隠れているのが『キラー』
中央ターバン巻いているのが『主人公』
中央後ろのガタイがよくモンスターにしか見えない岩男が『ザルドン』
『ザルドン』の右肩に乗りブーメラン持っている白いのが「バブ」
『ザルドン』の左肩に乗り杖を持っているのが『クピクピ』
『ザルドン』の右手に乗って斧を持っているのが『ポヨン』
主人公以外は特定の場所にて任意で入れ替え可能。
あ…この絵に『ポット』がいねぇ。
折角だから個別絵と共に紹介しておこうか?
左からの順で
↑
マギー:大魔法使いだったが
酒場の女性店員のケツを触り
その際、殴られたショックにより魔法を忘れる。
そんなただのエロジジイになってしまった所に借金取りが現れ、借金返済の為、悪者を退治をすることに…
101歳
武器は杖。
主に火系の魔法を多く使え、戦闘補助なども使え、特にある魔法はラスボス戦で重宝される。
↑
バード:鳥隊長の名でファンから愛されるキャラ
28歳。
武器は槍
風系の魔法や特技をつけ、地、風系のダメージを受けない。
お前、パンツ穿けよ。
↑
トキア:赤ん坊の時に怪鳥にさらわれ『トリー』というばあさんに育てられた女の子。
10歳
武器は弓矢。
最大の特徴は天候魔法というのを操り、
イベントで覚える魔法、攻撃しつつ回復効果もある『ラストレインボー』はかなり有用。
少しマセていて胸のことを気にする。
ってお前、まだ10歳だろ?
↑
リンダ:両親を『ドグラー』という悪人に殺され、敵討ちに出ることにした女性
自称バスト87のキララが沈黙するほどの巨乳。
その為ファンからは「巨乳僧侶」などと呼ばれる。(※バストサイズについては本編や攻略本でも不明)
18歳
武器は十字架、回復系や光系の魔法を使う。
アンデッド系モンスターを無条件で消滅させる『てんしのうた』という『特技』を覚える。
↑
キララ:城での退屈な生活に飽き飽きしていた所に
城に届いた悪党について書かれた手紙を見て興味が湧き、
城を飛び出した自由奔放でワガママな『コルドバーン』という国の王女。
17歳。バスト87(本人談)
武器は鞭
水、氷系の魔法を使いダメージを受けないが火には弱い。回復魔法も若干使える。
コルドバーン人は温かい温泉に入ると胸が縮むという特異体質がある(本人談)
↑
ガロウ:この『大貝獣物語』で最強の男
住んでいた村に伝わる伝説の武器を奪い、その武器で自分の片目を奪ったライバルを探し求めている。
狼族どう見ても被り物としっぽをしているガタイの良い兄ちゃんにしか見えんがな~。
20歳
武器は爪、
魔法は使えず、属性耐性もほとんどないがHPは高く
他のキャラと比べ特技の性能が異常に高い。
↑
キラー:『ドグラー』がつくった暗殺隊に所属。
何人もの人を殺めてきたがその行為に疑問を抱き、あるときから人助けをし始める。
物静かな男だが情に厚い。そしてその正体とは?
武器はダガー。
両手に装備して攻撃力を高める事も出来れば盾も装備可能
他とは一風違った特技が多く
『投げる』はアイテムの『ナイフ』を購入し消費する事で通常攻撃より高めの攻撃が出来る。
『盗む』は敵の所持しているアイテムを盗める。
光系魔法に弱い。
↑
ザルドン:敵にしか見えないが(笑)味方である。
世間の異変を見て旅立つ。ちなみに仲間で唯一の所帯持ちでもある。
武器はハンマー
見た目通り、動きは遅いがパワーとHP重視。
地属性の魔法や特技を使う。地属性攻撃を受け付けず、石化の状態異常にならない。
↑
バブ:3貝獣のまとめ役。
というか他の『クピクピ』『ポヨン』のように個性をつけたら収拾がつかなくなるということから
まとめ役にさせられたのではないかと思ってしまう損なキャラ。
武器はブーメラン
全体攻撃で役に立つ。
そして、運の良さが非常に高い為、改心の一撃が多めに出るという特徴を持つ。
だがスタッフが何を間違えたのか
元々『バブ』は『大地の貝の勇者』にはずなのに身につける防具は『水系』
水系の魔法は使えず地系の魔法も使えるのに…(スタッフ、ガバガバ過ぎるだろ)
そういう意味でも不遇なキャラ。
水と雷属性の攻撃が無効。菌魔法というあまり見られない系統の魔法を使う。
戦闘補助もそこそこ覚える。
ポヨンを仲間にするときに『ポヨン』の事を
「こう見えても役に立つ」と仲間をぞんざいな言い方をした事で
腹黒キャラだとファンの中ではついている。
しかし、『火の貝の勇者』の事を慮る気持ちは誰よりも深いだろう。
↑
クピクピ:貝獣の中で僧侶系キャラ
語尾に「クピ」とつける怖がり屋ということで人気。
女の子っぽいけど男。
ちなみに3貝獣の性別はみな男である。
武器は杖
状態異常にかからないという特徴を持つ。回復系魔法を使う。
貝の色の順番は下から「緑」「赤」「黄色」初代の挿絵は結構違っている(笑)
↑
ポヨン:貝獣の中でパワーキャラ
語尾に「なんだな」とつける場の空気を読めない食いしん坊キャラ。
好きなものはオニギリ。(当時放送していたドラマの「裸の大将」を思い起こさせる)
本来であれば『ポヨン』が水系防備を装備するところだが
『バブ』に取られているため地系防備をすることに…
(まぁ、いろんなゲームやアニメでの地属性の奴って「脳筋」が多いもんな)
武器は斧。
敵から一部の特殊攻撃を受けることで自分でも覚えて使えるようになれる。
全キャラで唯一、戦闘勝利時に振り返るというメタっぽい事をする。
ちなみに隠しキャラであり、条件を満たさなければ仲間にする事が出来ない。
別にいなくてもクリア不可という訳でもないので気にする事はないが
ほぼノーヒントであり攻略サイト等に頼らずに見つけるのはなかなか困難。
そんな見つける条件が厳しい隠しキャラなのに壊れ性能って訳でもない…
体力はあっても足が遅いし特定の属性に耐性があるわけでもない。
全体的に見れば平均以下だろうか?
↑
ポット:イタズラが過ぎてとあるばあさんにツボに閉じ込められる。
『ファットバジャー』を召喚獣にすることを夢見ている。
武器は杖
魔法は全て、召喚獣である。
(と言っても使用条件とか効果などは魔法と大差はない。演出の違いだけである)
『ポット』もまた分かり易いが一応隠しキャラ。
スルーしてしまうと仲間に出来ない。
↑
主人公:『ドラゴンクエスト』同様、台詞はない。
元の世界での描写が一切なく彼の年齢など一切は不明である。
まぁ、プレイヤーの分身という意味なのだろう。
勝手に召喚され、貝獣仙人に「世界を救ってくれないか?」と頼まれ選択肢が出るので断ることも可能。
ただし、拒否し続けても何やかんやで冒険をする羽目になる。
非常に過酷な冒険をだ…
(髭人としては
「『キララ』『リンダ』『トキア』のハーレムパーティにしてもいいよ」
と言われても心底、お断りしたい)
武器は剣
火系の魔法や特技を用いるので敵の属性によっては通常物理しか放てなくなる。
一応、そこそこの回復魔法も使えるバランス型ではあるが…
悪い点
・ファミコン版「貝獣物語」との関連が薄い。
続編で舞台が同じ「シェルドラド」であるはずなのにファミコン版との関連は非常に希薄である。
せいぜいゲーム中、共通なのは
・『バブ』『クピクピ』『ポヨン』の3貝獣トリオ
・『ファットバジャー』という敵
・『オーラの玉』
・『サザエの戦車』
・鍛冶屋の『ラバン』
・『ラバン』に強化してもらう『愛の剣』
・4オババ
・一部モンスター
・『ホスピ』『アゲイン』『オカリナ』というたった3種の魔法
と言ったぐらいだろうか?
9個もあると結構あるじゃないかって思えるが…
これらすべて軽いもんだからね。
前に出た敵も数えるほどだったし…
共通したようなイベントは『愛の剣』以外はなし。
それに重大な要素が欠けている…というか変更になっている。
まず舞台が同じはずなのに地形が全く違う。
(津波によって地形が変化したというのを加味してもだ)
個人的に最も寂しかったのは共通の町が全くないという点
「ああ!確かにこんな町あったあった!」
「あの町にいたあの人は今どうしたのかな?一族とかいるのかな?」
「ダンジョンの跡地はどうなっているんだろう?」
「浮遊城は?エスパーは?」
ってのを味わいたかったのに…残念過ぎる…
他にもシステム面でもあれこれ廃止になっていたりする。
・パスコマンド廃止
・地図コマンド廃止
・敵瀕死時のビジュアル変化も今作では廃止(次作「大貝獣物語II」では復活)
これらのシステムなどは「貝獣物語」での特徴だと思うんだけどな~。
↑がファミコン版の「貝獣物語」に付録としてあった地図。
同じ舞台なのだからこの地図を引き続き、使えるものだと思い込んでいたほどだった。
だからまるで違っているので全く意味をなさない(悲)
それにミスが多いのも気になった。
上記の通り『バブ』は『大地の貝の勇者』なのにこの作品では『水系』装備をしたり
『愛の剣』は無印では『あいのつるぎ』と称するのに本作では『あいのけん』だとか…
『貝獣仙人』は今作だと髭を生やした青い貝獣が出てくるが
無印貝獣のサントラに書かれたイラストには『貝獣村の長老』とキッチリ表記されている。
左:貝獣村の長老(無印)
右:貝獣仙人(無印)
ちょっと無印の事に対しての「愛」や「知識」が乏しいんじゃないの?
「貝獣物語」でテストを作ったら製作側より高得点を取る自信があるわ。
この状況では「続編」と言うよりはもはや
「貝獣トリオが出てくるだけの別作品」
という認識でいいのかもしれない(悲)
・バランスが悪い
キャラなどバランスが悪いというかあまり考えられてないというか…
味方キャラのバランス崩壊キャラ『ガロウ』について述べよう。
戦士系キャラでHPが異様に高く、攻撃力も高く、特技の使い勝手も良い。
この『ガロウ』の凄さを分かっているために
同じ戦士系である『バード』と『ザルドン』と比較しよう。
3人の強力な特技を紹介すればわかってもらえるだろう。
ガロウの特技
ゲイルクロー:敵全体に1.5倍のダメージ、現HPの1/8消費
ファイナルクロー:敵全体に2.5倍のダメージ、最大HPの1/8を消費
バードの特技
スクリュー:風属性敵全体に2.5倍のダメージ、1ターンの溜めが必要
ザルドンの特技
がんせきアタック:地属性で敵1体に2.5倍のダメージ、1ターンの溜めが必要
つぶてのあらし:敵全体に地属性通常攻撃、現HPの1/8消費
『ガロウ』の特技はHPを消費するがこのゲームはレベルが上がるとHPが全回復するという仕様であり
後半、HP回復魔法や道具が豊富になるのでガロウのHP消費は気にならない。
(MP回復薬もお店で購入できる)
他二人の溜めが必要という間にガロウならばもう一撃、同じ特技を繰り出しているだろう。
まぁ、『バード』と『ザルドン』は魔法が少し使えるとか
特定の属性の魔法が効かないなどの『ガロウ』とは違った良さがあるが
魔法に関してはお情け程度で使えるものだから他の魔法系キャラの方が強く、
特定魔法が効かないって言っても上記の通り、回復系は多い。
そんなものは『ガロウ』の力の前に霞む。
それに後半、敵の多くは属性攻撃に
耐性を持つものが多く(弱点の場合もあるが)敵全員がバラバラの場合、
ダメージが安定しない。
逆に回復させてしまう事もある。
というか戦闘つったら先手必勝だよね。
変に戦闘を継続させると余計に味方にダメージを受けるから
早めに敵を全滅させた方がいい。
結論として「ガロウ>バード+ザルドン」と言った具合である。
だから、2人の立場は薄い。
バランスと言えば他にも、逃げ成功率の高さもある。
9割ぐらいだろう。低レベルクリアには助かるかもしれないけどね。
エンカウント率もやや高いし敵の経験値もおかしい事が多かった。
強いのに少ない奴、その逆もあり。
そのせいか、「大貝獣物語Ⅱ」ではアホなことになったなぁ…(しみじみ)
・画面表示が遅い。
当時自分は気にならなかったが
町からフィールドに出るときや戦闘になった時などの画面の切り替えが遅い。
友人は
「これはPSなどのディスクソフトなんじゃないの?」
と言ったほどである。
・建物内、ボタン押しっぱなし
キャンセルボタン(Bボタンがデフォ)を押しながら
十字キーを入れる事で建物内では走る事が可能(フィールドは不可)
ダンジョンなど広いのに、歩きは遅いので動くのに時間がかかる為、走りっぱなしにするのが
このゲーム、基本となるのに、態々、キャンセルボタンを押し続けなければならない…
・一部トラウマレベルのグロさ
ネタバレになるのでここでは伏せるが
貝獣などの可愛さとは裏腹にトラウマレベルになるグロさ。
事実トラウマになるゲーム集の動画でこの「大貝獣物語」も挙がっているほどだ。
絵柄に反してグロいのは「バースデイ」ゲームの伝統なのかもしれない。
二等身のカワイイ貝獣が出てくるゲームであの展開…
プレイされた方は「アレか…」と思い出した方が多い事だろう。
詳細はネタバレに…
ファミコン版の「貝獣物語」が大好きだった自分としてはSFCで出ると聞いて胸を高鳴らせたものだった。
ゲーム紹介番組に取り上げられていたのをビデオに撮って何度も見直して
「うおおおお!かっけぇぇぇぇぇ!すぐやりてぇぇぇぇぇ!」
発売日まで待ち遠しかった。
近くにゲームショップがなかったので兄に買ってきてもらって、
説明書を読みながら興奮していた事を思い出す。
いざ初めて見てオープニングで「ん?」と思ったけど海の透明感の美しさに感動した。
(当時のゲームレベルとして)
フィールド上の曲も名曲で心躍る。
当時は壮大になってもっともっと楽しくなるって信じていたんだけどな…
貝獣好きすぎて脳内フィルター入れまくりで友人に半ば強引に貸したほどだった。
「最後、泣けるからやってみろ!」
ってね…(今考えれば、本当にゴメン…)
ただストーリー展開の厳しさにより万人向けゲームとは言えない。
その髭人の異常な「貝獣」愛。
この作品以降
かかっていたフィルターは引き剥され、
むき出しにされた強固な想いの塊はハンマーでぶっ叩かれ
ひび割れ…打ち砕かれていった…(涙)
ここからネタバレ
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まず、隠しキャラの『ポヨン』の仲間の仕方。
我が町で『酒場』と『我が家タイプB』を作る事だ。
そうして『酒場』内で店員と話をする事で外に『ポヨン』が出現するのだ。
『酒場』を作って店員に話すと
「ゴミ箱が荒らされる」
みたいな話で『ポヨン』らしきキャラのを存在を匂わすのだが
『我が家タイプB』は完全なノーヒント。
酷い話である。
でも、髭人は攻略本や情報もなしにストレートに『ポヨン』を見つけた。
我ながら神がかっていたなぁ~。
『貝獣物語』への愛か何かが引き寄せたのではないかとさえ思った程である。
当時は…ね…
この「大貝獣物語」
トラウマばっかりが強調されるけどサービスというか
エロいイベントもそこそこあるよ。
トラウマを言う前にそちらを紹介しておこう。
『火の貝の勇者』はパーティから外せない仕様であるが
勇者が捕らえられてしまうイベントが発生する。
当然、離脱することになる。
その際、『キララ』『リンダ』『トキア』の女子3名のみで
『我が町』に行って『温泉』作って入るとイベントがある。
後に出た携帯版だと一枚絵があるらしい…
3人は主人公の危機的状況を知らないから
仕方ないにしても(と言っても主人公がさらわれている現状は把握している)『主人公』が
謎の液体で満たされたシリンダーの中に入れられてモンスターになるかもしれないって
緊迫した状況のさなかである。
そんな女子3人で風呂入った時のイベントの内容は…
勇者の安否?
残念~違いま~す。
3人の風呂での話題は…
「おっぱい」についてだ!!
黒画面に台詞だけ出て来る。
折角だからノーカットで載せてみるか?
トキア「わぁ…
キララさんんって
スタイルいいんだァ!」
キララ「フフフ…そんなの当然よ
なんてったって 私は
コルドバーンのプリンセス!
美しくなくちゃおかしいわ」
トキア「……」
キララ「なあに大丈夫よ
トキアだって 年頃になれば…」
トキア「ムッ!!
…そういうもんなの?」
キララ「そういうもんよ」
リンダ「まあ… 二人とも
なにを話しているの?
楽しそうね」
トキア「…………………………………………」
キララ「…………………………………………」
リンダ「……えっ? なあに?
二人とも だまっちゃって……」
トキア「……リンダさん……
おっきい………」
リンダ「そう?…他の人のは
見た事なかったから……
大丈夫よ
あなたもすぐ大きくなるわ」
トキア「ふうん…
でも……」
リンダ「…でも……?」
トキア「やっぱり大人になっても
おっきくならない人も
いるのよね
おっきくならないで
大人になったら……
なんかソンしちゃうみたい」
キララ「ムッ!!
……………コホン!」
キララ「あのねぇトキア…
人それぞれ…って言ってね
大きければいいってものじゃ…」
トキア「そう?」
キララ「そうよ それにここだけの話
私はコルドバーンの人間だから
お湯に入ると 小さくなるの」
リンダ「まあ 知りませんでしたわ
世の中には私の知らないことが
たくさんあるのですね」
キララ「温かいお風呂もいいけど
コルドバーンじゃ
冷たいお風呂が普通だから…
まあ もっとも…
普通の人間じゃ入れないくらい
冷たいから…
あなた達と入る事なんて
できないけど…
フフフ… 残念だわぁ」
リンダ「まあ……」
トキア「…キララの うそつき……」
と、言ってイベント終了。
明かりをつけてくれんかね?(アホか…)
さて冷静になった所で…
プレイヤー「勇者ヤベェ!!一刻も早く助けなければ!」
ってプレイヤーが思っている時に「おっぱい」について
盛り上がるイベントを入れるっていう製作者はスゲェ…
「おっぱい>主人公」
なのかな?
だが、このイベントは不満である。
髭人としては「おっぱいイベント」は嫌いではない。
寧ろ大好物と言える。(それは言わんでいい情報)
が、問題なのはエロ関連ではない。
温泉入っておっぱいの話をしていられるようなゲーム展開なのかと…
TPOを弁えろよと…
勇者が敵に捕まっているわけだ。
しかもその敵は人命など何とも思わない非道集団である。
村や町など壊滅させるのは朝飯前。ならば一刻も早く救出しなければならない所だろう。
そんな状況で温泉だとぉ!?
普通はせめてこういう流れになるだろう。
トキア「捕まった勇者さん助けなくっちゃ!」
リンダ「そうですね」
キララ「海に放りだされたから体が海水でベタベタで温泉に入りたい所ね」
トキア「キララさん何言っているの!勇者さん捕まっているのよ!
人の命なんて全く省みない奴らの所にいるんだから温泉よりも助けに行かなくちゃ」
リンダ「キララさん。トキアの言う通りです。
グジューは勇者様に気があるようですがそれがいつまでも続くとは限らないでしょう。
そうなれば…」
キララ「そんな事分かっているわよ!ただ気になる事を言っただけ。
ホラ!サッサと勇者ちゃん助けに行くわよ!」
ぐらいが自然だろう。
飽くまでおっぱいイベントを入れなければ気が済まないのなら
温泉入っていられるぐらいのゆったりとしたストーリーに出来なかったのだろうか?
例えば『ギャブ・ファー』一味は悪いヤツだがどこか抜けていて憎めない集団であれば…
お気楽な世界観であるのなら温泉イベントも頷けるんだけどね…
唐突に製作者の趣味であるようなエロイベントを無理矢理ねじ込んだとしか思えんのだ。
にしてもこのゲーム、おっぱいネタが好きだわな。
中盤のイベントでバスト87の17歳の「キララ」に対して
「年増」「ペチャパイ」
という10歳の『トキア』
『キララ』は年上だから年増はわかるけど『ペチャパイ』はないだろう。
別にさらしを巻いて胸を小さく見せている訳ではない服装である。
(寧ろ胸を強調している)
あれを見て『ペチャパイ』などとは百歩譲って負け惜しみとすらいえない。
シェルドラドの女性で「バスト90以下はペチャパイだ!」って事なんかな?
じゃぁシェルドラドの女性の平均バストサイズは90以上だという事!!
だったら行きたくない気がちょっと揺らぐかも…(俺はバカか?)
それはそうと
髭人はエロネタは基本歓迎するが世界観、場の空気を乱してまで優先するべきものではないと思っている。
それなら別のゲームでええやん。
だってこのゲームは「大きな貝獣物語」でしょ?
大きなオッパイのゲームじゃないでしょ?
そうそう。
上記、温泉イベントを終えた後は『バイオベース』に行く事になるんですよー。
知らない人は後述しますけどね~
まず、「大貝獣物語」のストーリーの大まかな流れを説明していこうか…
主人公は『シェルドラド』に召喚させられ
『貝獣仙人』に
「『シェルドラド』を救ってくれないか?」
尋ねられる。
選択肢が出るので断る事も出来るがなんやかんやで冒険をさせられる羽目になる。
『ファットバジャー』が封印されていると言われる『オーラの玉』を引きずり
ヨットのようなもので『貝獣島』を出港するが嵐に巻き込まれて海に投げ出され
別の場所に打ち上げられる。(この時点でもう嫌)
そこから各地を巡りシェルドラド中心にある『ドラドシティー』に向かう。
『ドグラー』や『ゼニム』という悪党の息の根を止めつつ…
道中で『オーラの玉』が割れてしまう。
大魔王『ファットバジャー』が出るかと思いきやそこから飛び出て来たのは
1体のロボットだった。
親し気なロボットなので名前を付けて(プレイヤーが付けられる)冒険を続ける。
『ドラドシティー』に着いてそこにある伝説の剣『愛の剣』を引き抜き
玉座の間について『愛の剣』を使い、封印された壁を切ると『ファットバジャー』が現れ対決となる。
そこで勝利すると謎の宇宙船が現れ『ファットバジャー』を回収し
「わが名はギャブ・ファー
ファットバジャーを 復活させし者…
私の計画を ことごとく
邪魔せし者どもよ……
そなた達は そんなに死の深淵を
のぞきたいのか?
ならば………
これからは この私が じっくりと
死の恐怖を 味あわせてやろう……
まずは ほんの ごあいさつと
いこうか………」
宇宙船は世界各地にレーザーを撃つ。
その威力は『シェルドラド』の地形を変えてしまうほどであった。
新たなる脅威が現れ『ギャブ・ファー』への対抗手段として
別の『オーラの玉』を手に入れる為
失われた大陸の『永遠の谷』に向かう事となるが
まずそこに行く方法を知る為に『ガーディアン島』に赴く。
尚、『貝獣仙人』が『オーラの玉』と言った玉は
本当の『オーラの玉』ではなく
『ギャブ・ファー』達異星人が扱うロボット兵隊が入ったカプセルだった事が発覚。
見た目が似ているから仙人が見間違えたのだ。
連れているロボットがシェルドラドを襲っていた物と同じと分かるが
通常の住人を襲うロボットとは異なり善良なロボットであり
有用であるので変装させ同行する事にする。
そして『ギャブ・ファー』は
究極のエネルギー源を持つ『オーラの玉』を目的としている事が
科学者『ディープ』がロボットを解析したことに発覚した。
『潜水艦』を手に入れ
『ガーディアン村』に到着し、村長の『ティティカ』にほこらに行け命じられる。
ほこらの奥には『レッドドラゴン』という貝竜がいて
『永遠の谷』に行く資格があるか力試しの為に
『アクアドラゴン』『ウインドドラゴン』『ランドドラゴン』を倒して来いと言われ
3匹の竜を倒し、『ガーディアン村』に戻ると村民は虐殺されており
生き残っていたのは今までの冒険で度々現れていた少女『クシューラ』ただ1人。
彼女は言う。
「訳は言えないが連れて行ってほしい」
選択肢が出て断る事も出来るが彼女の繰り返す言葉により根負けし
『レッドドラゴン』に元に戻ると対決となり
勝利すると『貝獣島』にいる『大貝竜』に会えと言われる。
ほこらを出ると一緒にいた『クシューラ』が突如
主人公を捕らえ自らを『ギャブ・ファー』の娘『グジュー』と名乗った。
他の味方は海に放流。すぐに潜水艦で回収。
『グジュー』は『バイオベース』で主人公に
「仲間になれ」
と、脅迫するが主人公は首を振り続け
モンスター化しようとする。
しかし、仲間達が救出に現れ『グジュー』は敗退し、主人公モンスター化は失敗し
『グジュー』はそのまま逃走する。
『レッドドラゴン』が言った通り
『貝獣島』で『大貝竜』に会い
『永遠の谷』に行く方法を知り
『永遠の谷』へ着き
そこにいる『オーラドラゴン』を倒す事で
究極のエネルギー源『オーラの玉』を入手する。
その間、『ディープ』が潜水艦を改造し、
敵の基地がある深海に入る事が可能となり
主人公達は基地に乗り込む。
『ギャブ・ファー』達により回収され、
改造されたかつての大魔王『ファットバジャー』を倒し
その先にいた『グジュー』は勇者たちに触れたことにより少しばかり改心し説得を試みたが
怒りを買ってしまい実の父の手により瀕死の重症を負わされ
直後にやってきた主人公に対し『ギャブ・ファー』が攻撃を加えようとするところで
『グジュー』が主人公をかばい息を引き取った。
そして現れる宇宙の侵略王を名乗る『ギャブ・ファー』
苦闘の末、倒すと『ギャブ・ファー』は『オーラの玉』に封印されたが
基地の自爆装置が作動。
自爆したら『シェルドラド』は壊滅する程の威力があったが
ロボットが自らと共に基地を宇宙に打ち上げ『シェルドラド』は救われる。
『シェルドラド』を救うという役目を果たした主人公は
伝説の通り『火の貝』に導かれ元の世界に戻っていった。
そのストーリーに関してツッコミを入れるのなら…
『オーラの玉』を手に入れるために竜退治させられたり
あちこち移動するが『オーラの玉』の効果って
別に『ギャブ・ファー』を弱らせるアイテムって訳ではなく
ゲーム中では
「回数無制限で使える全員回復アイテム」
でしかないんだよね。
ドラクエで言う『賢者の石』と同じである。
魔法など他に代替えがあるし無くてもいい。
『ディープ』はとっとと基地に行けるように『潜水艦』改造しろよという所である。
(ストーリー的に死んだ『ギャブ・ファー』の肉体を封印出来なくなるか…)
各キャラのエンディングを軽く紹介しておく。
『サブストーリー』前後での違いを含めつつ…
後、髭人の個人的ゲーム評価も。
キララ:
[サブイベント未消化時]
故郷『コルドバーン』に戻ると
父親の『ウォッカ王』がこちらに来てごらんという。
ついていって戻って来ると
『キララ』はドレスを身に着けていた。
『ウォッカ王』は満足げに
「火の貝の勇者とキララの子供が見たかった」といって笑い
『キララ』は照れてまんざらでもない様子。
[サブイベント消化後]
「お父様…また閉じ込めたりしないでしょうね?」
と、サブイベントについての一言が入れられるだけで内容は変化なし。
評価等:
魔法系統キャラとしてバランスが取れている。
水属性無効で
単体全回復の『ホスラム』を使えたり
守備力減少の『ダンブロク』を使えたりボス戦にも有効
ツンデレでパーティにいれておくと賑やかなキャラ
トキア:
[サブイベント未消時]
とある村の住人が雨ごいを頼まれるが
雨を降らそうとするが石が落ちて来て失敗に終わり
「ごめん」と謝り逃げ帰る。
[サブイベント消化後]
冒険中で出会った実の祖母である『トリ―』と共に
育ての親である『ディーマ』の元へ訪れる。
『ディーマ』は『トリー』を「ぺっぴんさん」と言い
『トリー』は『ディーマ』を「だんでい」という
お互いラブラブな感じを出し
『トキア』は呆れ「火の貝の勇者さんがいてくれたら」と思いをはせる。
ちなみに『トキア』の本名は『ソニア』という。
評価等:能力的にはやや低いが
天候魔法は各属性使え
イベント魔法の『ラストレインボー』は敵にダメージを与えた上に
全員回復する。
本名『ソニア』は「大貝獣2」の『魔造人間』とかぶるけど
全くの別人なのに何でかぶらせたんだろ?
リンダ:
[サブストーリー未消化時]
『ドラドシティー』の勇者の館で子供達に接していたら
子供がプレゼントを渡す。
が、その中に入っていたのはカエルで『リンダ』は驚き
子供たちは弱虫と笑うのだった。
[サブストーリー消化後]
サブストーリー後は
場所が故郷の『リトルヘブン』になるだけで
内容は変わらない。
評価等:見た目僧侶という事もあってか
極めてHPと腕力が低く回復や防御のサポートが安定するかな。
控えめな性格のせいで『キララ』より巨乳というぐらいしか印象は薄い。
他女子キャラと違って『火の貝の勇者』に惚れないし
ガロウ:
[サブイベント未消化時]
強敵と戦っていたが投げられたのだが…夢だった。
[サブイベント消化後]
道中で見つけた同じ狼族の少年『ピッポ』と再会し
『ガロウ』は「面倒を見る」というが
『ピッポ』は「生活力は僕の方がありそう」という
評価等:防御力は低く速そうなイメージの狼の割に足はあまり速くはない。
だが余りあるぐらいに攻撃力が高く、それを伸びさせる特技が多い。
マギー:
[サブストーリー未消化時]
酒場で呑んでいて
女子店員に飲み過ぎを注意され
「エロバンガ」
という魔法を使うが服が破れ全裸になり店員に殴られ魔法を全部忘れる。
[サブストーリー消化後]
『マゴー』という『マギー』を執拗にライバル視するジジイと一緒に
チェス(将棋?)をしていて
『マゴー』が待ったをかけるが『マギー』が断る。
『マゴー』は1かいくらい待ってくれてもいいだろというが
マギー「1回目じゃなくて583回目」
マゴー「586回目だ」
マギー「こうやって喧嘩をするのは389回目だな」
マゴー「388回目」
と回数を言い合う。
評価等:爺さんということもあってかHPが低めで、足も遅く、攻撃力も低い。
ただ魔法使いという事もあってか魔法属性の耐性は高い。
何気に死属性は無効である(寿命で早めに死にそうなのに)
イベントで『ギガバンガ』を覚えるけど
究極の火属性魔法って訳でもないんだよな。
『レッドドラゴン』の方が強いし…
魔法使いよりも貝竜の召喚術士になるのが正解だろう。
ただ、ボス戦では敵のHPの割合で吸収を行う『エネトル』が超強力で
『ギャブ・ファー』戦の序盤では
1000以上のHPを吸い取れるのが強み。
キラー:
[サブストーリー未消化時]
チンピラに金を出せと脅されている子供を助ける。
子供は「今ウワサの正義の味方『青い稲妻』だね」と言う。
キラーはここと正しき大人になりなさいと言って去っていく。
[サブストーリー消化後]
道中で見つけた乳母に連れられ『ドラドシティー』の王の元に行くと
王子の証である手の紋章があった。
これから一緒に暮らす事になったのであった。
ちなみにキラーの本名は『ドラド・シェル・レスター』
評価等:足が最も速い。
投げアイテムの『スターナイフ』は高価だが
単体攻撃力3.5倍もダメージが与えられるのは強い。
回復魔法は覚えないが足の速さでアイテムを使えばいい。
王子なのはいいが元暗殺隊所属
人を殺めた事もあるだろう。
素性を暴露されると大変な事になるだろうなぁ…
ポット:
[サブイベント未消化時]
ツボを子供に蹴られてあそばれている(セリフなし)
[サブイベント消化後]
かつてイタズラのし過ぎで
ツボに閉じ込めた4オババの『エベル』から
世界を救ったのでツボからだしてもらう。
兄である『貝獣仙人』の元に行き
ツボから出た事の報告とまたイタズラをするという。
自身を『貝獣王』と名乗る。
ちなみに本名は『グランコール』
評価:HPは低く足も遅い。
MPは高いので召喚術師というが自身の最大の召喚魔法は弱い。
普段は『マギー』同様貝竜の召喚術師として戦うのが正しいのかもしれない(苦笑)
バード:
[サブイベント未消化、消化後共通]
部下達がいるバドラー島に戻る。
部下達が喜び宴の準備をする。
『バード』自身はここに『ロボット』がいたらと空を見る。
評価:性能からエンディングの変わりなさと良い。
もの悲しいキャラとして…
ファンから愛されているのが救いか?
ザルドン:
[サブイベント未消化、消化後共通]
家族が待つ故郷ヘクス島に戻る。
家に帰ると子供と妻が喜ぶ。
評価:知属性&石化無効という所もあり
硬くてHPは高い。
が…「大貝獣物語」はHP回復手段が多く、レベルアップで全回復という仕様で
他キャラと比べて恩恵を感じにくい。足も遅いしな…
ポヨン:
[サブイベント未消化、消化後共通]
沢山食べ物を食べるが
「ものたりないんだな」
と、まわりを呆れさせる。
評価等:HPが高く足も遅く魔法などにも弱いが…
一部体感魔法が優秀。(かみ砕き、マシンガンキック、フルサポート)
ただBTSは酷い。
勇者と3貝獣以外のキャラ女子キャラは物理的に舐めたり
男キャラは食べようとしてかみついたりとやりたい放題(ダメージはない)
無差別に食うという事しか脳にないのか?こいつは…
バブ:
[サブイベント未消化、消化後共通]
『貝獣仙人』の所に行き
「火の貝の勇者にまた会いたいなぁ」と言い
このシェルドラドから見える月と同じ月を見ているのかと尋ねると
『貝獣仙人』は「異世界の事だから分からない」と答える。
『バブ』は「月を見た時は勇者とロボットの事を思い出すようにする」と言う。
「勇者さんもそうだと良いな」と月を見上げながら呟く
評価等:最も運が良い幸運キャラで
全体攻撃のブーメランが使えるので複数雑魚がいるときに
会心の一撃や連続攻撃を出しやすい。
ボス戦には『パワード』など補助魔法も使えて便利である。
勇者について恋愛感情なしに思い出すのが彼のみである。
クピクピ:
[サブイベント未消化、消化後共通]
貝獣島で他の貝獣達と共にたた踊るだけ。
台詞一切なし
評価等:状態異常は無効であるが
HPが低く、回復系を得意としていると思いきやMPは割と低い方である。
ほぼ無に等しいエンディングといい超不遇と言える。
各エンディングについて総評。
『バード』と『ザルドン』は性能であまりいい所はなく
エンディングさえ、言葉1つの変化もないとはこの冷遇は悲しい…
後、「大貝獣物語」ってタイトルなのに
貝獣トリオもエンディングの変化…
というよりそもそもサブストーリーが用意されてないのが酷い。
『バブ』に関しては、勇者についての想いが伝わるのでまだいいが…
『クピクピ』に至ってはセリフなしで踊るだけって…
しかも、複数の貝獣がいるから見落とす恐れすらある。
何やねん涙すら出る扱いの酷さは…
どうも下半身露出系キャラはこのゲームのスタッフは厳しいようだ。
ではでは、皆さまお待たせしました!!
悪い点で挙げたトラウマの話。
ってあんま待っていないか…(苦笑)
まぁこのゲームを語るのなら避けては通れん話だから…
行きますかぁ?
プレイした人なら誰もが心に刻みつけたであろう。
そう『バイオベース』だ。
簡単に解説するなら…
敵側は『シェルドラド』の住民の多くをさらっていて
その中で強い人は生体改造してモンスターを生み出し、
逆に弱い人は繭に包み込みその人から出る生命エネルギーを吸い取り
ラスボスがいる基地の維持の為にエネルギーを回しているのだ。
その繭の設定と、捕まった人たちが…
繭に取り込まれた人には意識があり
最初は、「気持ちいい」がやがて「苦痛」へと変わり最終的には繭と「同化」してしまう。
同化…つまりその人は死ぬ事を意味する。
初期段階の人たちはまだ意識がある。それでもキツイけども…
「力が抜ける」症状がまだ軽い人
「とても温かいけど、自分が自分でなくなっていくみたい」自覚症状が出始めている人
「こんな風に死にたくない。人間として死ねないなら殺されたほうがいい。お願い殺して!」懇願する人。
更に進行した人たちは
「ニャ…ニャオン」猫も例外ではない。
「キュイーン…キュイーン…」犬もだ。
「チビィ…ボクはここだよ」飼い犬の身を案じる飼い主。
「もう…どこも動かない。あたしの体を返して…」自分の体が動かなくても意識だけはまだある。
「何が…何だかわからないや。ハ…ハ…ハ…」もうわからなくなってしまった人
そして…
完全に同化してしまい意識もなくなってしまった人たち。体が真っ緑。
「あいつら同化(どうか)してるぜ!!」
なんてギャグを言えないグラフィックである。
「うわぁ…(当惑)」
という気持ちしかならない。
では、こんな事があったとしてもその『バイオベース』を攻略すれば
これらの人々は助かるのかと言うと無残な答えがそこにある。
症状がまだ軽い人の中でこんなことを言う人がいるのだ。
「繭とバイオベースは直結しているからバイオベースが機能停止すれば自分たちも死ぬ。
だからこれ以上犠牲者を増やさないために『グジュー』を倒せ」
何故、知っているのだろうか?
まぁ、基地内に口が軽い敵がいたからそんな事を一部の人には教えているのだろう。
(全員は知らなかった様子だから)。
「お前らはもう助からない。何故ならもう基地と同化しているからな。
引き抜くことはできないし、基地を機能停止させても死ぬ!
仮に基地機能を生かしておいたとしても繭と同化してしまって死ぬ。
どう転んでも近い将来死ぬ運命だ!ハハハハ!」
ってな感じで…(髭人の推測)
バイオベースでの人々の苦しみの声
(↑バイオベース内、正確な文章。興味がある人はどうぞ。自分は胸糞悪くてあんまり見たくはないが)
『バイオベース』攻略後
そんな悲劇的な彼らを悼むような台詞は誰からも…
ない。
植物に覆われて行く手を拒む『バイオベース』の道づくりを行った
巨大な幼虫『グロムラー』の羽化するイベントが優先されてしまうからな。
後味悪すぎ。プレイヤー、苦虫噛みつぶしまくりなんだけど。
何、この救いのないイベント。
完全に繭と同化していた人たちも実は生きていた。
っていう「魁!!男塾」的展開でいいじゃないか?
もしくは、残った繭を『カメレオン村』の温泉つけたら生き返りました!
何故、そのまま殺さなきゃいけないんだよッ!
この作品の13年後の2007年に携帯電話で
「大貝獣物語MOBILE」
という作品が出た。
髭人は未プレイであるがフィールドがない「大貝獣物語」のようだ。
キャラのグラフィックにいくらかの修正が行われ、場面場面で1枚絵があるそうだ。
それはいいが…やっぱり『バイオベース』入れているらしいんだよね。
完全再現との事らしいから繭にされた人や犬猫も助からないのも変わらずだろう。
製作スタッフはどれだけグロが好きなんだろうか?
でも、グロが好きなら好きで人の好みがあるから否定はしないよ。
作りたいのなら作ればいい。
その手の常人が目をそむけたくなるようなグロや残酷描写を嬉々として
受け入れる人もいるだろう。
髭人は表現の自由は認める。
だが…
「よそでやれ!!」
何で、胸糞イベント入れまくりのⅡの発売(1996年8月2日)から
10年も経っているのに
殆ど修正を加えずこのⅠのイベントをぶち込んだのだろうか?
安西先生なら必ずこういうだろう。
「まるで成長していない…」
ちなみに『バイオベース』というダンジョンは別ゲームにもある。
1991年4月という本作の3年半も前にファミコンから
「ラグランジュポイント」というソフトにあるのだ。
ただ、本作のインパクトの大きさにより完全に
『バイオベース』=「大貝獣物語」
が確立してしまった。不名誉だわな…
とは言っても、「ラグランジュポイント」は「ラグランジュポイント」で
プレイヤーの心に刻み付けたトラウマイベントは作中にあるけどね…
と、話がそれかけた…
話を戻して
この『バイオベース』イベントが際立ちすぎて他が埋もれがちだけど
この『大貝獣物語』
他にも生死が絡むキツイイベント盛りだくさんだよな…
・オープニングで津波のイベントで溺れる人(おぼれてバタバタしている描写はなかなかキツイ)
・『ガーディアン村』の人たちは主人公が洞窟に潜っている間に皆殺しにされたり…
・『バイオベース内』生体改造の手術台がある部屋で
「血の匂いがプーンとした」なんてメッセージが出る。
そのうえ「失敗したようだ」というのもある。(何故わかるんだろう?)
だから明らかになってはいないが、普通に倒しているモンスターの中には
モンスター化させられた元人間も多数含まれていることだろう。
さっき挙げた『グジュー』とはラスボスである『ギャブ・ファー』の娘。
最初の頃は『クシューラ』と名乗り人間の娘の姿をして度々主人公と接触して親しくなるが
中盤で本性を現し、悪行をなす。
『バイオベース』では気になる主人公さらって『こちら側に着け』と言うが主人公が断ると
電撃を流し、それでも主人公は断り続けると、
主人公を液体漬けにしてモンスター化させようとする。
そんな非道な女である。
そんなグロイベントや多くの人が死ぬようなイベントに対して
良くわからんギャグが色々と見られるのがこの「大貝獣物語」。
『アイスマン』の村とかね。
薬を作るために主人公たちはアイテムを調達する事になるのだが
それを集めるとアイスマン(どう見ても石像)が
複数人で集めたアイテムを咀嚼する事で完成する…
『ピープー』君と『ディープ』博士のやりとり
態と名前を名前を間違える博士。
潜水艦を奪われた敵と『ピープー』君達のやりとりとか…
潜水艦を取った敵が人質である『ピープー』が騒ぐので
殴っていたら主人公たちの方に突き飛ばしてしまうバカさ加減。
それでグロが薄まるかつったら…
ないよね~。浮いちゃうよね。
で、そんな多くの人々が死んでいったこのゲーム。
辛すぎるゲーム展開だったからこそこのゲームの最後の『ロボット』君が際立つわな。
「ロボット」君は主人公達が引き連れていた『オーラの玉』だと思っていた玉の中に
入っていたのロボットだったのだ。(単に『貝獣仙人』の見間違いである)
人格があり旅を共にしてきたからか他のロボットにはない感情が芽生えたロボットだった。
ラスボスの「ギャブ・ファー」が死ぬ間際
「俺が死んだらこの基地の自爆装置が作動する。この星も終わりだ」
と、言って死ぬ。
良くあるラスボスのパターン
(自分が死ぬときの事を少しでも想定していて道連れにしようとする敵の親玉ってのは何か情けないよな。
特にあんな外道をさせていた屑が)
『ロボット』君が自分を犠牲にして基地を宇宙に打ち上げる事を仲間たちに言うのだが主人公が首を振る。
仕様上セリフがないけどそれが却っていいのかもしれない。
それでも『ロボット』君は説得し
主人公を含めた仲間たちを脱出させたあと、『ロボット』君は涙を流し
「これが涙。私も人間に生まれたかった」
というのだ。
本来であれば泣けるシーンであるが髭人はここで1つ物言いをつけたい。
タイトルが「大貝獣物語」なのに生まれたかったのは『人間』限定?
主人公含めたメインのキャラで考えると…
『バブ』『クピクピ』『ポヨン』『ガロウ』『ザルドン』『バード』『ポット』の人外『7名』
『主人公』『キララ』『トキア』『リンダ』『キラー』『マギー』の人間『6名』
人外の方が割合多いのに…
助っ人やモブキャラなど含めれば
かなりの種類の人外多めのこの『シェルドラド』で
「人間に生まれたかった」ってのは激しい違和感。
「ロボット以外=人間」
って事なんだろうか?
何かしっくりこねぇ…
そうだ…
このゲーム、以下のような文が最初と最後に流れる。
シェルドラド......時空の狭間に浮かぶ世界
オーラの秘石が眠るという黄金郷シェルドラド
不思議な生物、貝獣達が棲むという
幻大陸シェルドラド......
オーラの秘石が眠るという黄金郷シェルドラド
不思議な生物、貝獣達が棲むという
幻大陸シェルドラド......
何か違和感。
不思議な生物、『貝獣』というが
人間と貝獣以外の種族は豊富なのに『貝獣』だけ特別視?
うう~ん…
もしパーティが『主人公』『バブ』『クピクピ』『ポヨン』という貝獣パーティで
『ギャブ・ファー』を倒し、
脱出間際、その生まれたかった発言を聞いてしまったらどうなるんかねぇ…
バブ「ロボット君、生まれ変わりたいのは人間なんだ…
僕ら貝獣には生まれ変わりたくないんだ…」
クピクピ「ロボット君はただ火の貝の勇者さんが好きだっただけクピ…」
ポヨン「サッサと星になってしまえばいいんだな…」
とでも話していても不思議ではない。
にしても髭人のつまらない妄想などに不快に思われた方も多い事でしょう。
お口直しに本作の心揺さぶられるところを紹介しておきましょう。
上記の極悪女の『グジュー』は…
各地で非道な振る舞いをしてきたものの主人公と戦い、敗北したのに殺さず逃がしてくれたことで心打たれ改心し、
ラスボスであり自分の父である『ギャブ・ファー』に説得したものの怒りを買ってしまい攻撃され
瀕死の状態になった所に主人公があらわれた。
そこへ今にも父に攻撃されそうになったのを見て、すかさず庇って
「生まれ変わったらアンタと…」
と言い残し死んでいった。
『ロボット』君は(上でも書いたけど…)
『ギャブ・ファー』を倒し基地の自爆装置により『シェルドラド』が滅ぶって所を
自らを犠牲になる事を決意し基地を宇宙に飛ばそうと試みて今までの冒険を振り返り涙を流す。
基地を宇宙に離脱させてから消滅する。
その後、海上で空を見上げなら脱出した仲間たちが一言添える。
その中で仲間の『ガロウ』は爆発する宇宙船を海上で見上げながら『ロボット』君に対して
ガロウ「生まれ変わったらまた会おうぜ!」
って言っていた…
「大貝獣物語」のメインテーマをバックに。
イイ!
全てはここに集約していると言えるだろう。
(ただ愛らしい『貝獣』が出て来る作品のエンディングにこれが相応しいかと言われたら
髭人はハッキリと「否!」と言わせていただく)
そんな『グジュー』『ロボット』君の決死の行動に胸打たれた方
感動し、涙を流した方も多くいることだろう。
こういった悲劇により
「『ロボット』君の健気さが泣ける!!」
「グロ残酷が多かったけど『大貝獣物語』感動!!」
と、印象を深めたと言えるだろう。
でも、そんな「大貝獣物語」の感動の名場面を述べておいて何だけど
そんな『グジュー』&『ロボット』君は続編の「大貝獣物語II」の展開が大いに関係してくるんだよなぁ…
まぁこの辺りは壮絶なネタバレになるので
髭人による「大貝獣物語II」のレビューをご覧ください。
このレビュー記事の良い点で「キャラクターが豊富で魅力的」だとは言ったけどさ…
一般的に見れば色んなキャラクターがいて面白いと言える…
例えば、「大貝獣関係」でキャラで画像検索して絵を描いている人の多くは貝獣以外のキャラが多いからな。
プレイされている方の多くの人は貝獣よりも他キャラに魅力を感じている人の方が圧倒的だろう。
だからこそ貝獣ファンである髭人個人としては首をかしげざるを得なかった。
「大貝獣物語」ってタイトルなのに…
人間キャラや別種族キャラをピックアップする事は別ゲーにだってできるはずだ。
何故にそのタイトルで「貝獣」をもっと広げないのかなと…
まず、この作品での貝獣の冷遇振りは半端ではない。
メインキャラは前作からの『バブ』『クピクピ』『ポヨン』のみで
3貝獣で追加キャラはいない。
一応、『ポット』の中身は貝獣であるが『岩族』の『ザルドン』を見たら
パッと見『ツボ族』があっても不思議ではないって思えるだろ…
しかも「大貝獣物語」ってタイトルなのに
メインとも言える3貝獣のうちの一匹を隠しキャラにするって判断は
意味不明理解不能としか言えん…
次にイベントに関しても多くのキャラにはサイドストーリーがあるのに『3貝獣』にはない。
仲間を『3貝獣』にしてクリアしても特別なエンディングがある訳でもない。
モバイル版のエンディングには仲間達それぞれに1枚絵がある。
『貝獣』で検索などしていてその画像をたまたま見つけた。
3貝獣以外は1人1人に1枚絵があった。
が、3貝獣に至っては1枚の絵に3コマで分けた3貝獣がそれぞれにいるという小容量まとめ仕様。
これで公式自体が本当に貝獣の事、好きだったとは思えんのだろうがな。
お前自身が完全に『貝獣』の扱いが雑で作るのに困っとるやんけ!!
あ、好きなのは『貝獣』よりも『おっぱい』か…
『3貝獣』のイベントよりも温泉イベント。
しかもそのモバイル版では温泉イベントをカットせず
その光景を1枚絵入りで入れているほどである…
3貝獣にサイドストーリーを追加しようという流れにならなかったのかね?
さて…
髭人の心の膿を出し切った所で最後ぐらいはまともに語りましょう。
当時、ファミコンの「貝獣物語」が大好きすぎてワクワク感が半端なかった無垢な少年だった髭人。
続編が出ると知りめちゃくちゃ楽しみにしていた「大貝獣物語」
電源をつけて壮大な曲、美しい水の描写に
「うおおおお!!きたぁぁぁぁ!!」
ってテンションはフルスロットルだったな。
が、名前を入力してすぐのオープニングで津波でもがき苦しむ人々を見て
プレイ早々に
「ん?」
って激しい違和感を覚えた。
(当時やっていたゲーム紹介番組ではゲームの綺麗さばかり紹介していてストーリーには一切触れてなかった)
だが当時は
「いやいやいや~
俺が大好きな『貝獣物語』の続編だぜ!
楽しいに決まっている!」
って否定し脳内補正を入れて想像だにしなかった過酷なイベントを
見ていても深く考えずこのIをクリア!!
「酷い部分もあったが最後は泣けたんだ。
俺の大好きな『貝獣物語』のシリーズなんだし悪いわけない!」
そのように思い込むことにして本作の悪い部分から目をそむけるようにしていた。
その後、続編が出るという事を知った。
「よっしゃぁ――――!II来たぁぁ―――――!!
IIはこんな鬱イベントが多いIと違って良くなるに決まっている!
作り手もそれが誤りだったって気が付くはずだ!!」
そう信じ、期待した髭人は眩しいくらいに純粋だった…
購入しプレイ。
エンカウント率高めで敵が強め。
プレイする事自体が過酷なゲームであるが何とかクリアした。
が、当時、重度の貝獣ファンで信者とも言えた当時の俺ですらエンディングを見て
「スタッフは何を考えてこんな救いのなさすぎるクソひでぇゲームを作ったんだッッ!!」
と、目をつぶっていたシリーズ全体の評価も覆るほど怒りに震えたなぁ…
気になる方は「大貝獣物語II」のレビューをご覧下さい…
そんな貝獣シリーズを髭人なりに考えてみたのでこちらもお暇なら読んでいただけるとありがたい。
大貝獣まとめ(こちらもこのレビューよりも長文でありんす~)
ここまで長く語っていたけどさ…
それは貝獣愛ゆえである。
大の『貝獣』好きの髭人。
作品は貝獣に対しての掘り下げは非常に浅くとても「大」とは思えん。
この作品。
「大貝獣」というぐらいだから貝獣の数がどんと増えてその中で選んで冒険できるものかと思っていた…
蓋を開けたら人間やら貝獣とは別の種族ばっか…
裏B助っ人に『貝獣』が沢山いる。
『トンガリ』『ジーサ』『パタパタ』『メロディ』『ヘケメケ』などがいるが
悲しいがコイツらは別にいなくてもクリア出来る存在である…
そして、グロ強調気味で自己犠牲で感動を誘おうというストーリー。
次作の2もグロ自体は薄まったもののキャラをめちゃくちゃにするのは相変わらずである。
自己犠牲で成立させているような胸糞悪いストーリー。
それじゃ殆どの人が付いてこんぜ。
シリーズのナンバリングも「大貝獣」は2で止まり、3は今の所、発売する事はなさそうである。
当時、本作オープニングを見て最初に覚えた違和感はやっぱり正しかったんだなぁ…(涙)
髭人「これが涙…大貝獣物語には貝獣愛溢れたゲームに生まれてほしかった」
本作品のバイオベースの犠牲者達の声を読みましたが…確かに台詞が生々しすぎですね。
私はPS版リンダキューブをプレイしたことはあり、その適度にグロさと狂気を含んだシナリオは印象に残っています。
しかし、大海獣物語ではゆるキャラを連れたゲームで、リンダキューブを上回るグロさを表現した分、発売当時にプレイした人は鬱状態になる人が多かったのではないかと想像します。
コメントさんきゅーです。
ちょっと調べてゲーム内ムービーを見たんですが
ブスブス刺す所とか、直接的なシーンとしては「大貝獣物語」を超えますね。声も入っていますし…
ただ「大貝獣」はショウ殿がおっしゃるとおり、ゆるキャラ連れてんのにこのシナリオですからね…
重い…重過ぎる…
ビジュアルの進化もびっくりしましたがオープニングから
津波イベントがなかなかきついですね
バイオベースはまさに噂通りでした
今は大貝獣物語2をプレイ中です。
エンカウント率もそうですが雑魚が強くてダンジョンが面倒ですね
コメントさんきゅ~です。
しょっぱなから
鬱にさせてくれますわ「大貝獣」
発売当時はまだ東日本大震災前でしたから
津波に対しての認識は日本人は疎かった部分があったからこそ出せた描写なのかもしれません。
2もプレイされているとは…
心を強く持って頑張ってください。