西国三十三所徒歩巡礼四日目ー1 七曲八峠(ななまがりやとうげ)
2024.6.14(金)快晴
メンバー:小原、津田
タイム:栗田駅発7:40~8:00金毘羅神社8:10~8:40最初の峠~9:30栗田由良境の峠9:40~10:35火薬倉庫~
11:20一の峠11:45~12:20由良脇峠入り口~12:40由良駅
経費:電車代800円(西舞ー栗田、由良ー西舞)、車代500円、カレーライス710円、水130円 計2,140円
昨年の10月13日(金)にそれとも知らず彷徨って敗退した七曲八峠に再度挑戦の日が来た。峠名は七廻り八峠としてきたが、地元案内看板のとおり「七曲八峠」としたい。地元の方の呼び方は「ななまがりやとうげ」だったか。七曲峠というのは全国に多数あり、峠に至る道がうねうねとカーブしており、必ずしも7回曲がっているというものでもなさそうだ。七曲八峠というのは珍しいが地図を見ると七つの曲り(谷を詰めて渡渉し、峠に至る部分)と八つの峠があるようにも見える。いずれにしてもらしい名前だ。断っておくが今回の拙文をガイドにしないで欲しい。距離6Km、登りも300mに足らない峠道だが、何度も出入りを繰り返し、何度も上り下りを繰り返していると、いったいどの順番だったのかわからなくなっている。
金毘羅神社の参道右が取り付き。
今回は資料も地図も収集し、完璧を期す。ただ心配なのは思いがけない高温と熊の出没である。高温対策には菅笠、塩飴、大量の水を用意し、熊対策には熊スプレー、熊鈴、携帯ラジオ、金剛杖を用意する。
いつものように西舞鶴に駐車し、丹後鉄道に乗る。乗客は宮津に向かう高校生で、由良では満員となる。これじゃあ降りるの大変と思いきや栗田で海洋高校の生徒さんが降りるのですんなりと降車できる。駅長さんにアプローチや熊情報を聞く。大雲川の橋が工事中で渡れないと聞いたが歩行者は専用通路が作ってあった。熊の出没もあると言うことだ。
前回取り付いた道を越え、金比羅神社に向かう。参道の横が七曲八峠の取り付きである。地下足袋に履き替え、ダニスプレーをする。国道と線路をくぐるとすぐに「法花経」の石柱に出逢う。
法花経の石柱、法華経でないところが愛嬌
その先に朽ちた木橋があるのだが、結構谷が深くエイッとばかりに渡る。その先は荒れてはいるが広い道が続き、三間道といわれるとおり荷車がすれ違うにも充分だ。明治の中頃まで街道として使われていたのだから立派なはずだ。小さな峠を越えると谷を遡り、渡って次の峠に向かう。曲が八つあるのなら八曲となるのだろう。次の峠は顕著な峠だが案内看板などは無い。もっとも今回のコースで案内看板があったのは由良の峠入口だけである。つづく