英語圏の人々は、ハッキリと物事を言う。 とのイメージがありますが、
やんわりとした表現もありますし、使っています。
なんだか~ようだ。 どちらかと言えば~ようだ。
断定的な物言いを避けるので、日本人はよく使います。
英語にも、このような表現はあり、英語圏の人々も使います。
「kind of 」(カインドヴ)・・・いくらか・多少・なんだか~ようだ・どちらかと言えば~ようだ
私の愛用する研究社英和辞典にも 「kind of 」の項目が設けられていました。
「疲れてみえるけど、大丈夫?」 よりも、「なんだか疲れているようにみえるけど、大丈夫?」
英語でも、同じように
「You look tired. Are you OK?」 よりも、 「You look kind of tired. Are you OK?」
が、大人の会話です。
ところで
先日の英会話教室で勉強したテキストのページのタイトルは 「Asking about age」でした。
外国人の写真が5枚あり、それぞれの年齢を言い表す練習です。
ところが
日本人の写真であれば、ある程度の年齢は推測できるのですが
白人であれ、黒人であれ、写真を見ても年齢がさっぱりわかりません。
トニーという白人男性を私は20代半ばくらいかと思ったのですが
若い英国人男性講師は、驚いたように 『どう見ても、10代半ばだろう』 と言います。
とにかく、他の4枚に関しても、誰が30代で、誰が40代で、誰が50代なのか、よくわからないのです。
若い英国人男性は、そのことに思い当たったように
『僕も日本人の年齢は、よくわからないからね』
と、言ったので、私はおふざけで質問しました。
私 「Excuse me? Am I kind of old? 」・・・すみません。 私はどちらかと言えば年を取っていますか?
若い英国人男性講師は、カワイイんです。 あせったように何度も
英 「I don't know. I don't know.」
と、繰り返して言いました。
やはり、英語圏の人もハッキリとは言わないようです。