そうなんだ。

外国語で知ったこと。

+ ware   英語

2019-01-22 22:32:37 | 読書
怖いもの(読)みたさで 『スマホを落としただけなのに』 志駕晃著 を読みました。

怖かったですよ~。

この便利なツールについて回る、巻き込まれたくない闇の部分を思い知らされました。

落としたスマホを拾ったのが私ならば、交番に届けるでしょう。
たいていの人はそうするでしょう。
しかし、拾った人が異常者の上にハッカーだったら・・・。
といった、ストーリー展開です。

拾ったスマホのロックを解除して、そのスマホに解析アプリを埋め込んで、自分のパソコンにバックアップデーターを保存しました。
これで、スマホを持ち主に返却した後でも、そのスマホに保存された写真はもちろん、SNSの会話は見放題。 位置情報も取得できます。

物語の中では、さらに犯人は主人公のパソコンにランサムウェアを送りつけます。

ランサムウェア 「ransomware」・・・。
一時、話題になりました。

パソコンのシステムを使用不能にするウィルスを送り、「使えるようにするにはお金を払え」と所有者に要求するものです。
パソコンを人質に身代金を請求する形態から、ランサムウェアと呼ばれました。

「ransom」(ランサム)・・・身代金

では、ウェアは何でしょう。

「+ ware」(ウェア)・・・〚合成語で〛製品・用品・食器類

頑張って和訳すると、身代金プログラム製品(?)でしょうか。

その他のIT用語にも、使われます。 
ソフトウェア「software」・ハードウェア「hardware」。 
コンピューターウィルスを含む悪意のあるソフトウェアをマルウェアと呼びます。

洒落た言い方として、使われている単語もあります。
台所用品を、キッチンウェア「kitchenware」
ナイフやフォークの銀製の食器類を、シルバーウェア「silverware」

ちなみに、スポーツウェアはスペルが違います。
「sportswear」のウェアは、「+ wear」 で、衣服の合成語です。

とにかく
この現実味を帯びた恐ろしい小説を読み終わって、気をつけようと思ったことは

スマホを失くさないこと。

ロックの暗証番号は、自分の個人情報からは推測できない番号にすること。

変な写真は保存しないこと。

などなどです。



その他・全般ランキング

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする