エリザベスタウン

　昨日はなんと豪華　
　映画「エリザベスタウン」と「ハリーポッター」最新作の２本を鑑賞。
　
　「ハリーポッター」はひたすら音・映像・物語を楽しみ満足。

　「エリザベスタウン」コレは文句なくよかった。
　主演のオーランド・ブルームは「ロード・オブ・ザ・リング」の
　王子のようなお姿にやられ（結局　王子様好き）
　あの役の彼が好きだっただけなので
　その後の彼は心にとどまる事はなかったが
　今回は違った。
　まず、普通の青年なのに存在感がある。
　だれもが経験する人生の挫折・死というものを
　淡々と演じていた。
　このてのつくりの映画はたとえ超有名俳優といえども
　画面の中にでしゃばってみえるとまず失敗。
　オーランド・ブルームもキルスティン・ダンストもその他の俳優人も
　パズルの１枚の役割をきちんとこなし
　突出することがない。
　人生の重いテーマを扱いながら
　それでも人生を受け入れ、またやり直そうとする気持ちが
　実に素直に描かれている。
　全編をとうしてメランコリックな切なさと爽やかな風がふいている。
　なんとも品のいい作品。
　まだごらんになっていない方は
　エンドロールの最後の最後まで席を立ちませんように！
　「ムーンリバー」が聞こえたら涙の中でほほえむはず。