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【京都 京都駅】 本家 第一旭 たかばし本店「ラーメン(750円)」

京都ラーメンの王道。「第一旭」たかばし本店へ

JR京都駅の東へ歩いて5分。高倉塩小路交差点そばにある京都屈指の有名店「本家 第一旭 たかばし本店」へ。同じく京都の人気店「新福菜館本店」とは隣同士であるというのは有名な話。JRの線路を跨ぎ京都駅の南北を繋ぐ「高倉跨線橋=通称たかばし」そばのため、この界隈を「たかばし」と呼ぶようになったという説が有力だ。

創業者の田口有司氏が1953年、この地に源流となる「旭食堂」を創業したのが始まりという。その後、屋号を「第一旭」に変え中華そば専門店に。ここでは詳しく語らないが、暖簾分けした店や、その中からチェーン展開する店も生まれたため、同じ「第一旭」の名前を冠した店でも、細分化すると数系統に分けられるという。

店内はカウンター2席と4人がけテーブルが7卓。平日午後3時というのに、店前には20人ほどの行列が。40分ほど待って、相席を承諾して店内へ。麺メニューは基本的に「ラーメン」一本勝負で、チャーシュー入りやメンマ入り、両方を増した「特製」、ミニラーメン、学割ラーメンなどのバリエーションがある。

また、料金は変わるが、野菜入りの「肉なし(600円)」や「肉多め(+150円)」といったオーダーも可能だ。テイクアウトにも対応。ほか、餃子や焼豚、キムチ皿、メンマ皿、ライスといったサイドメニューもあり、一杯引っ掛けることも出来る。今回は連食街道真っ最中ゆえ、普通の「ラーメン(750円)」をオーダーすることに。

スープは国産豚骨のみを炊いた出汁に、京都の五光醤油を使ったカエシを合わせたもの。出汁が白濁する直前に取った清湯を使っているので、旨みが凝縮されているのだそうだ。表面には甘みのある背脂が。合わせる麺は京都・近藤製麺の中太ストレート麺。雑味がなく上質な脂が浮いたスープは絶品だ。箸もレンゲも止まらない。

ほかの食材にも拘りが光る。焼豚は「中大貫」と呼ばれる、2回出産を経験した体重120kg程度の雌豚を使用。脂が強すぎず、大味になり過ぎない、丁度良い肉質なのだそうだ。ほか、香りの良い九条ネギと緑豆モヤシが乗る。時代を経ても色褪せない味わいはお見事。なお、お店は朝5時から深夜2時まで通し営業。朝ラーも良いなあ。

<店舗データ>

【店名】 本家 第一旭 たかばし本店
【住所】 京都府京都市下京区東塩小路向畑町845
【最寄】 JR東海道本線「京都駅」徒歩5分

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