リトルインディアで啜る唯一無二のスパイス麺
日本一インド人が多く住む町・西葛西の有名店「卍力」が、まもなく秋葉原に2号店を出すとの報を聞いた。急にあのスパイシーな一杯が啜りたくなり、秋葉原のオープンを待ちきれず本店へ。店舗は西葛西駅の北口から歩いて2分ほど。ご主人は神田にあるカラシビの有名店「鬼金棒」から独立し、2014年5月に創業した。
店内に一歩踏み入れると、アジアンミュージックとスパイスの香りに包まれる。仏像と「卍」のオブジェが至るところに飾られ、何なら店長の頭も卍刈り。メニューは「スパイス・ラー麺」1本。有料で辛さ、スパイス、ニンニクを追加できるほか、味玉、パクチー、モヤシ、チャーシュー、バター、などをトッピングできる。
ちなみに「卍力」はパクチー好きにも有名で、通常の「スパイス・ラー麺」だと散らす程度だが、最大で丼に山盛りとなる「パクチー3倍(450円)」まで増量が可能である。一方、苦手な人はパクチーをネギに変更も出来るのでご安心を。今回は、チャーシュー2枚、もやし1.5倍、味玉1個が乗った「特製トッピング」をチョイス。
赤みがかったスープは、鶏、豚、魚をあわせた出汁と14種類のスパイスを中華鍋で合わせている。ひと口目はカレーの様だと感じるが、途中で辣油やパクチーも香ってくるという、インドと中華とタイを混ぜた唯一無二の味わいだ。これは中毒性が高い。カネジン食品製の中太麺もコシがあり、スープと良くマッチしている。
トッピングにはホロホロのバラロールチャーシュー、油に潜らせシャキシャキのモヤシ、茹でブロッコリー、味玉、パクチー。全ての具材がスープと一体になり、恍惚の境地へと誘われる。噴出す汗など気にするな。やはり夏はコレを啜らねば始まらない。秋葉原店のオープンは2019年8月14日の予定だそう。ますます啜りやすくなるな。
<店舗データ>
【店名】 卍力（マンリキ）
【住所】 東京都江戸川区西葛西3-16-5
【最寄】 東京メトロ東西線「西葛西駅」徒歩3分
