野毛の人気店「己巳」は限定麺も魅力的
JR桜木町駅から県道218号を日ノ出町方面へ歩いて4分ほど。野毛2丁目信号を越えた先で2020年10月28日から営業する「淡麗拉麺 己巳 野毛本店」へ。己巳と書いて「つちのと み」と読む。運営するのは港南台に本社を置く株式会社E・Kグループ。現在は現在はここ野毛本店のほか、星川駅そばに2号店「イオン天王町店」も展開中だ。
ジャズが流れる店内はコの字カウンター11席と4人掛けテーブル2卓の計19席。麺メニューは鴨×鶏×豚の「淡麗醤油らーめん」「淡麗塩らーめん」を主軸に、1杯で2通りの味わいを楽しめる「濃厚かつお昆布水つけ麺・まぜそば」、数量限定の「柚香る炙り鴨らーめん」と「つけ麺」、さらに「自家製鶏油まぜそば」もラインナップ。
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それぞれ風車豚の肩リース、イベリコ豚バラ、鴨ロース、穂先メンマ、真っ赤卵の温味玉、九条ねぎ、赤玉ねぎ、一番海苔を追加トッピング出来る。また、この日は数量・期間限定で自家製牡蠣アヒージョを使った「牡蠣塩らーめん」と、真っ赤卵を使った「マッカランのたまごかけご飯」も提供。どちらも旨そうである。
そしてサイドメニューには真っ赤卵のたまごかけご飯、2種のレアチャーシュー丼、魚介出汁の鴨茶漬け、ライス、半ライスなどを用意する。初訪問なのでまずはグランドメニューを啜りたい気持ちもあるが、今回は数量・期間限定かつ野木本店のみで提供という言葉に負け「牡蠣塩らーめん(1200円)」をオーダーすることに。
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なお麺を「全粒粉入り中細ストレート」「手揉み麺」「国産小麦シルキー麺」の3種から選べるとのことなので、こちらも相当悩んで「全粒粉入り」に決定。また、このメニューは「牡蠣オイル漬け2ケ(250円)」や「ウニバター(50円)」を追加トッピング出来るので、両方ともお願いした。着丼までは待つこと7分ほど。
薄濁りのスープには自家製の牡蠣アヒージョを使っており、風味と旨味をしっかりと楽しめる。徐々に牡蠣のペーストを溶かしていくことで濃厚な味わいに変化していく。さらに追加した牡蠣のオイル漬けもプリっとした身が美味。スープとの一体感もありマストアイテムだろう。なお牡蠣は広島産を使っているそうだ。
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麺は前述の通り全粒粉入りの中細ストレートで、麺箱があったので菅野製麺所製だろう。低加水でパツっとした食感で、スープとの相性は抜群だ。チャーシューは風車豚の肩ロース肉が1枚。薄切りだが嫌な獣臭はなく、肉の旨味をしっかり感じられる味わいに。ほか柔らかな穂先メンマ、もみ海苔、九条ネギがトッピングされる。
別皿で添えられたウニバターを加えれば、さらにコクと少々の塩味が増し旨さ爆発。牡蠣好きにはたまらない一杯、最後まで美味しく頂いた。ちなみに「己巳」は、六十干支では弁財天の加護を最大限に受けられ金運がアップする吉日。逆にお金の貸し借りは縁起が悪いそうなので、他人様に奢ってもらわない方がよいのかな?
<店舗データ>
【店名】 淡麗拉麺 己巳 野毛本店
【住所】 神奈川県横浜市中区野毛町2-87-1
【最寄】 JR京浜東北線「桜木町駅」徒歩4分