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© 朝日新聞社 シイ属のものとみられる果実の化石=研究チーム提供
どんぐりの一種であるシイの実の化石が、南半球で初めて南米アルゼンチンのパタゴニアで見つかった。北半球で進化して定着したと考えられてきたブナ科植物の中で、シイ属は南半球で進化し、北半球にも広がった可能性が出てきたという。同国と米国の研究チームが科学誌サイエンスに報告した。
研究によると、シイの実の化石はアルゼンチン南部・パタゴニアのラグナ・デル・フンコの約5200万年前の地層で発見された。シイ属に似た葉っぱの化石も多く見つかり、葉の化石全体の1割を占めていたという。
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シイ属の植物はこれまで、北半球から熱帯域のニューギニアまで南下したと思われていた。現在も日本を含むアジアを中心に広がっている。
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