配備予定地、困惑と歓迎 陸上イージス計画停止に
「イージス・アショア」の配備予定地だった陸上自衛隊新屋演習場。写真は北朝鮮の弾道ミサイル落下に備え、設置された航空自衛隊の迎撃ミサイルパトリオット(PAC3)=2009年3月31日、秋田市
陸上配備型迎撃ミサイルシステの計画停止が発表されたことを受け、配備予定地の秋田、山口両県では15日、突然の通告に県幹部らが困惑の声を上げた。 一方、配備に反対してきた住民らは歓迎し、改めて計画の白紙撤回を求めた。 秋田県によると、午後5時すぎに電話があり、配備停止を伝えられたという。陸上自衛隊新屋演習場(秋田市)への配備撤回を国に求めていた佐竹知事は、「ミサイル本体の改修も必要となれば、さらに多額の費用と相当の期間を要することになる」とした上で、「プロセスの停止、すなわち現行の配備計画を停止することは賢明な判断と考える」とコメントした。 県幹部は取材に「正直驚いた。(迎撃ミサイルの)ブースター落下の問題は解決できるとの説明だったが、なぜなのか」と戸惑いを隠さなかった。 、「閣議決定から2年半、地元が振り回されてきたことは誠に遺憾。全く無責任と言わざるを得ない」と防衛省を批判した。 秋田配備の撤回を訴えてきた市民団体の桜田憂子代表は「思いが届いた。停止は当然」と歓迎。ただ、防衛相が「プロセスの停止」と今後に含みを持たせた点に、「再開する意思がないなら、はっきり白紙撤回と言ってほしい」と注文を付けた。 山口県の村岡嗣政知事は取材に、「突然のことで大変驚いた。周辺地域の安全を守ることは求めてきたので、その考え方で判断されたことは適切と受け止めている」と述べた。 予定地の同県阿武町では、配備反対を表明してきた花田憲彦町長が「町民の不安に対する切実な思いや反対の願いが伝わったと理解している。白紙撤回の決定につながることを期待する」との談話を発表した。 同町への配備に反対する住民団体の吉岡勝会長(67)は「うれしいとまず思った」と感想を述べ、「防衛省は住民説明会で、演習場内にブースタきた。他の説明にも不信感が募る」と話した。
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