ひじきごはんを食べましょう(sorry, this blog is UNDER CONSTRUCTION←おー

どうもひじきごはんです。ほんとに食べちゃだめですよ、俺のことをね。

おぼえていますか

2005-08-08 04:40:06 | Weblog
ちょいと神と天皇の話はまたにして今日考えたことを書きます。

今までやった様々なバイトの中でも一二を争うしんどい仕事が終わりました。ガラポンのバイトと同様楽しかったですけどね。でも、足と脚が痛いです。終わってよかったよ。恐ろしいことに四日連続の30度超えの晴天、最高は確か35度5分くらいでしたから。終わってよかったよ、しみじみ。

なんで楽しかったかって言ったら、やっぱUFO風船を作って売る仕事があったからです。それを四日間ずっとやり通して色んなことを知りました。前にも書いたとおり、今ぷりっきゅあはトばしてますな!三日間で30個売れました。すげえよ。ダントツです。…いやいや、ぷりっきゅあがすごいのはそうなんだけど、そんなことばかり見て考えてたんじゃありませんぜ。幼い子供達のことを見て話して考えたんです。…どういうこと?

…UFO風船は、明らかに2歳と3歳のための年齢限定ピンポイントアイテムです。ムシキングを4歳の男の子が買っていく例外は何回かありましたが、その他はなんてわかりやすいんでしょうってくらい判で押したように2歳と3歳でしたな。…歳をいちいち聞いたかって?えっへん、考えてみてください。幼い子供達って、見た目で歳がまるわかりなんですよね!そのこともこの四日間で知りました。4、5歳を超すと、俺はもうわかりません。その子供子供それぞれで育ち方に違いも出てきますから。でも、2、3歳までは、身長1mを超える子なんていないし、おおよそみんな同じ見た目をしてるんです。驚きました、見事に4歳を超えるとUFO風船に見向きもしなくなるその徹底ぶりに。4、5歳以上の子は、UFO風船があることをまったく知らんぷりして素通りしていきますよ。(ムシキングだけですわ、年上の子供達から「あ、ムシキングだ!」とか声がかかるのは。いや少し脱線すると、俺もムシキングがラインナップに選ばれていたのを「え、誰が選んだか知らんが耳が早いナ」と思いました。でも、はじめから20個仕入れてたのはそれだけで、しかも思ったより売れず売れ残ったので、う~ん、誰が20個仕入れたんだろうって思いましたけどね)面白いなぁと、俺はそれがわかったとき思ったんです。で、ちょっと俺なりにそれが何故なのか働きながら考えてみたんです。

まず思ったのは、4歳って幼稚園に上がる歳だなってことでした。ふむ。社会性の萌芽、他人の眼を意識し始める?あれでしょ、もうつまり、4歳でUFO風船なんて恥ずかしくって、ってことなんでしょ?ボクワタシ、赤ちゃんじゃないもん!ってことなんじゃないですか?…流石の俺も、UFO風船にこにこ持って街は歩けませんからなぁ。たとえなぎさのプリントがされててもね!スマンなぎさ!…おっとっと。…いや、そうなってくると更に話はややこしくなって面白くなってくるんですよ(俺だけかナ?w)。一つには、0歳、1歳の子はこれまたUFO風船にまったく興味を示さないからです。これも明らかにそうでした。唯一の例外は、たった一人だけ背中に帯でしょわれた1歳の子が風船を指差したことがあっただけです。おおおませさん、先が楽しみと思いましたけどね。どうやら0歳1歳の子供達はUFO風船がなんであるか、どんなものであるかをまだ考えて頭でつかみとることができないんですね。二つ目に、4歳以上の子供達でも、UFO風船でなければ(うお~傍点打ちてえ!)風船を持つことが恥ずかしくないんです。息を吹き込んで膨らませた風船をただでどっかで(おそらく薬局でしょう)配っていたらしく、持ってた子をかなり見かけました。…わからなくなって来ませんか?俺はそこで少しわからなくなりました。でもすぐ、UFO風船と風船の違いを考えてわかりました。…浮かぶか浮かばないか、の違いなんですね。

言わずもがな、UFO風船にはヘリウムガスが詰められます。少し前まではヘリウムガスを詰めた風船、手を放すと飛んでいっちゃいました。なんか思わせぶりなシーンで映画だのテレビだので使われることありますな。俺が今回売ったUFO風船はうまく考えられていて、紙ひもの端に厚紙の持ち手があってそれが重りになっていて手を放しても飛んでいっちゃわないんです。…おっとっと、そんな話をするとまたややこしくなるか。

俺は、俺の2、3歳の頃のことを思い返してみたんです。俺の記憶は3歳の時家の階段から転げ落ちたところから始まっています。2歳までの記憶はまったくありません。ほほう。どういうことかな?

2歳で言葉を話せない子供はいませんよね。でも、おそらくほとんどの人は2歳の思い出をすべて忘れてしまう。哲学で自我っていう用語がありますが、あれは記憶の及ぶ、後から思い出せる思い返せる経験の生じた時点で心に宿るものなんじゃないでしょうか?

…ん。おっと少し迷うな。俺、今、自我が芽生えるからUFO風船ではしゃぐことが恥ずかしくなるのか、幼稚園に入るから友達から馬鹿にされるのが嫌で欲しくなくなるのか、どっちなんだろう。う~ん。あれか。自我の芽生えた順にUFO風船を馬鹿にしはじめるのかな?…なんだよ俺、幼稚園に行ってリサーチしたくなってきたぞw

そうだね、ここまで考えたら後は子供に尋ねてみればまたわかることがあるのかもしれない。それをするかどうかは俺が決めることですが。じゃ、ここはほんのり話を落としておきましょう。

きっと、2歳から3歳までは空と心の底から友達になれる心に翼が生えてる天使みたいな一年を子供は過ごすんですね。悲しいことに4歳になるとその翼は消えて無くなってしまいますが。アメリカもソ連(ソ連って呼ぶゾ!)も、きっと2歳の心を持っているんです。日本はマッカーサーが言ったとおり良くも悪くも12歳なんですわ。きっと一人残らずUFO風船をせがんだ子供達はせがんだことを忘れるのです。でも、なんだろう。ふと、2歳の頃が心に繰り返された時、それを押し殺して、空へどこまでも遠く飛んでいきたい願いを恥だと思って生きるのか、2歳の心を尊く思い返してその願いどおりに生き方を選ぶのかでこれからが違ってくると思いますよ。

少し世知にたけてくると「地に足をつけて生きろ」みたいな説教をたれる大人がいますな。しかし、「地」は、宇宙に地球だけじゃないんですよ。そして、地と地をわたるためには飛ばなきゃならんのです。現実を見ろとかことあるごとに言う大人が見たがらない現実に、人口爆発、地球資源の枯渇がありますな。空へ向かうことを恐れる現実主義者は、戦争で人口を減らして…とか考えるのでしょう。どんな現実主義者だ。反吐が出るわ。確かに、なにもかもが思い通りになる世の中ではないです。しかし、何が正しくて、何が間違っているか、それを見極めながら出来ることを探していけば、きっと誰もが幸せになれる世の中になると俺は思います。

…とりあえず、UFO風船の話はここまでにしときます。俺、UFO風船を売って歩く生き方もアリかなぁと思ったくらいでしたわ。ま、飽きっぽい俺のこと、四日間くらいがいい頃合なのかもしれませんけどね。じゃ、みなさん、おつきあいどうも。またね。
コメント (3)
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