ひじきごはんを食べましょう(sorry, this blog is UNDER CONSTRUCTION←おー

どうもひじきごはんです。ほんとに食べちゃだめですよ、俺のことをね。

ヲタの子どもは皆踊る

2006-09-23 23:26:39 | Weblog
391 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 21:45:54
さて、時速15キロでトロトロ暗闇の道路を走っていると、突っ走っていく青い車。恐らくインプレッサだろう。リアに「555」と斜めにステッカーか何かが白く貼ってある。

一瞬間をおいて了解、爆笑。すぐに連想させるフォントではなかった為だ。セリフのあるタイプの、日本語フォントであれば明朝体にあたる…連想を容易にさせるためならゴシックを選んでいただろう。

エンドレスで流しているBGMはなんとか&タスミンの「リズムとルール」。
篠原涼子の同名曲のカバーだ。日本語歌詞をちゃんとリスペクトした訳詞なところが著しく珍しい。reason to live.

…と、かように世界は固有名詞で動いている。リアルを追求する文筆家は山をなして存在するのに、そのことには誰もが頬っかむりをしている…ことを指摘したのは俺ではなく、ペログリ田中元知事の出世作「なんとなく、クリスタル」、80年代のことだ。

偏ってるけどね。JJ購買層のおねいちゃんが喜びそうなカテゴリの固有名詞が並んでいる。まーそれもやや偏見かもしれんが。

392 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 21:55:43
俺たちの世代は小学生の時、「具体的に書きましょう」と国語で習ったものだ。「その話は抽象的過ぎる」と言われれば、なぜか知らんがひるんでヘコヘコと謝っておかなければならない習いは今も生きていると俺は見ている、が、今小学校でどう教えて教わっているかは知らない。

だが、実際の話、なにもかもを具体的に述べられると、人は辟易するものだ。知ってる固有名詞ばかりならそうはならないだろうが、「そりゃ誰だよ、そりゃどこだよ、そりゃいつの時代だよ」的なそれをやつぎばやに出されてとうとうと口説かれても、困ってしまう のは誰でも同じだ。こいつは俺の劣等感を刺激したいだけなのか、とすら考えてしまうだろう。俺だって東浩紀の文章を読んでいるとそう思う。解読するために情報収集するモチベーションもあがらない。その労力に見合うことが書いてあるのかどうか、甚だ不安だからだ。だから彼の
「うる星やつら」についての私的経験に関するわかりやすーい文章だけを拾い読みしてニヤニヤするだけだ。

393 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:02:28
で。どっちで続けよう。

アヅマたんの話をちょっと続けるか。若い諸君が40代の「新人類」と仲良くするためのヒントになるかもしれない。

「新人類」世代の考えの根幹にあるのは…彼らに強い影響を与えたのは「フランス現代思想」ということになっている。ジャック=デリダ、フーコー、メルロ=ポンティ…名前くらいは聞いたことがあると嬉しい、が、俺はどいつも読んでいない。アヅマたんの著作を読めば、それの親玉らしく眩暈がするくらい怒涛の瑣末な固有名詞の羅列なんだろうなと類推できるからだ。そいつにはまったらこりゃ人生無駄にするな、という
判断が20代の頃の俺に働いた。その判断が正しかったかどうかは今は棚上げにしておく。ただ…

394 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:05:19
>>391
「…」はだめだよ。ごまかしに見えるし。

>>392
具体的かどうかより、一方的な情報の羅列はある意味、バイオレンスかなと。
あるいは「俺はこんなに物知りなんだよ」と強がることで
「俺」の中身をごまかしているのかなとも思う。

395 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:12:18
彼等の表看板だけは頭に入れておくことにした。

「脱構築」これが一番だ。
「脱体系・脱組織」最後のは、ちょっと確信が無いが、まー勝手に補填して俺は生きている。

decontradintion、だったかな。えーちょっと、脱構築って、何も生産するなってことですか?文章も書いちゃダメ?萌え絵も?ガンプラも?

…とか言うと、フフフと薄笑いを浮かべながらまたなんやらコマカイ事を言われるイメージ。こりゃ絡みづらい。おめーは俺をどう丸め込みたいのか、とくってかかりたいのをぐっとこらえるカンジ。だって向こうは年上だから。
アヅマたんは一つ年下だけど。

…ただ…おフランス野郎どもには…反キリストの伝統がありやがるな。
フランスの国名の語源である「フランク王国」、それはゲルマン民族の王国だった。これも今の表面的常識から言うとべっくらたまげるよーな話だ。フランス人ってお高く止まった自尊心の高い国民じゃないのか?
それがのうのうとドイツ民族の国名を未だに?

どっかの国の大臣じゃなくても「欧州複雑怪奇なり」と言いたくなろうというものだ。独ソ不可侵条約。

396 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:18:46
…なんだ明らかにスペルミスだな。decontraduction、辺りだ。

やぁレスありがとう。でもどこの「…」をごまかしと見ているのかいまいちわからんぞ。

その、「俺こんなに物知ってんでー」と誇らしげなやつがムカツクのは俺もわかる。

しかし、時代を切り拓くために必要最小限の知識は存在するよーな。
そーゆーふーに俺は思いながら情報を収集して集約めいたことをしている。
基本的には俺は怠惰な男だ。知人友人は皆それに頷くだろう。どこまで手を抜けるのか、そればかり考えている。

で、煙草をスクーターのトランクからとってくることにする。

397 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:24:00
ん?なんだ? いっとき流行った
鑑賞者が参加しながら作品を完成していくやつか?

ま、そんなことはさて置き、次の方どうぞ~チンチン!

398 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:29:11
外まで出たのにジーンズのポケットに既に入れていたのを確認。

echoは安くてうまい。大和田の「大魔法峠」アニメ版にもチラリと登場するナイスな煙草だ。

…でだ…話を抽象のところまで戻そう。

「例えるなら、抽象的表現はγ線であり、具体的表現はα線だ」

これが具体的表現だ、相対的に。

誰かキレた人いる?理系大学に進んでいる諸君は、合点してくれた人が多いと思う。

「抽象的表現は微力だけれども遠方へ届き、具体的表現は強力だが影響有効範囲が狭い」

これが抽象表現だ。


399 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:39:07
もしみんなの中に世界を視野に入れて発信を考えている者がいるなら、考えるべきことだと思う。

具体的表現には共通理解事項が不可欠だ。
「あ、それ俺も知ってる」的な。

しかし、ひとつ国の境をまたげばそれは…結構な貧弱さだ。

だから、抽象表現のスキルを研ぎ澄ますのも、視野が国の外にもあるのであれば、まったく無駄なことではない。むしろ、国を越えて有効な共通概念は、どうも抽象表現のほうがふさわしいみたいだ。抽象の抽は抽出の抽。エキスをひきだすイメージと俺は解釈している。

まー。もっとも。ドラえもんやグレンダイザーなどなどの威力はたいしたものらしいことは近頃よく言われるけど。

ただ、おそらく、今花盛りの多岐に分岐したヲタ作品のほとんどは、上に挙げた二例ほどには、受けをとらないよーな。世界で。

それもまた、ヲタが具体的思考の隘路に陥っているからじゃまいかいなーと、俺は思っている。

400 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 22:54:27
さて、最後に蛾の話。

蛾は、闇の中で光を求める習性がある。

今の時代にぴったりの個性だ。

忌み嫌われることの多い彼の種族の、ちょっぴり神聖な、特徴。

モスラは言うまでもなく、そして平成ミンキーモモ通称海モモにもちらっと蛾のエピソードがある。いやぁ、モモを観ろとは言わない。うん。作画監督とみながまりさんはデッサンがとれていて技術が達者だが、せらむんSSのエンディング「恋するプロフィール」?の作画を担当したのは結構象徴的だ。
せらむんのエンディングの名曲が数ある中、唯一恋の破局を歌ったものだから。

つーこともまぁ、大多数のみなさんにとってはどーでもいいことだろう。

まーただ、覚えておくと、いつか、ひょんなときに膝を叩くことが…
あるかな、ないかな。ま、後はあんたの人生だ。
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不可食選民

2006-09-23 17:31:43 | Weblog
361 :名無し物書き@推敲中?:2006/09/23(土) 17:21:56
その社会には、「サロン」と呼ばれる階層が存在した。
才能の傑出した者だけが入ることの許される人間関係のコロニー、と言われていた。

とあるルートで俺は結構艱難辛苦の後、そこに入る試験(のようなもの)に合格した。

俺は入会式のセレモニーに背広で出かけた。万来の拍手。荘厳な建造物。ありあまるほどの権威。先輩たちは満面の笑顔だ。

重々しく式は終了した。…俺はとある紳士とふとしたきっかけで話しこみ、なんとなく仲良くなった。

「…これで俺もばっちり金を稼いで恋人と結婚する準備をしようと思います」
紳士の顔が曇る。
「…失礼だが、そのお相手はサロンのメンバーなのかね?」
「いえ?」
「そうか。ならあきらめたまえ。君はエリートになったのだよ。メンバーの女性たちと様々愉しむのは構わないし、その中から伴侶を見つけるのにはまったく問題は無い。だが、一般人との結婚は許されていない。それが、われわれ『サロン』が数千年守ってきた流儀だ」

その日から、俺の人生は狂った。
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