蛇穴の集落を南に、国道168号線を右手に見ながら、10分ほど歩いていくと、御所市内を東西に走る国道309号線にあたる。ここで、方向を東に変え、国道を歩いていく。右手に室宮山古墳の巨大な墳丘が横たわっている。
巨大古墳の圧力を感じながら、まずは、室宮山古墳の陪冢と言われている室ネコ塚古墳に向かう。ちょうどネコ塚古墳と宮山古墳の間を国道が割って入っている感じで、おそらく宮山古墳の外堤の上をこの道路が乗っかっているのだろうと思う。
ネコ塚古墳は、ほぼ国道に接するようにあり、国道側は、畑地として開墾されている。僕が訪れたときは、ちょうど畑地で作業をされていたので、迷惑をかけてはいけないかなという事で墳丘に登るのは辞めにした。
ちなみに、室ネコ塚古墳は、一辺約70mの方墳で、室宮山古墳の周濠の外堤に乗っかるように築かれており、室宮山古墳の陪冢と言われている。明治時代に発掘され、竪穴式石室と鉄器が見つかったと伝えられる。
また、墳丘の外表からは緑泥片岩や短甲、頸甲などが出土している。耕作地からは今でも埴輪の破片などが見つかっている。擁壁の上に、ポツンポツンとこの地から出てきたであろう埴輪の派遣が無造作に置かれていた。
古墳の裏側に回ってみると、古墳の北半分は竹藪と一部墓地になっていた。古墳が、墓地になるのは奈良県のあるあるですね。
この後は、国道を渡って、室宮山古墳の墳丘に近づくことにしよう。
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