ヒカラビ一家の花日記

山の上に住む花農家から 魚沼発のあれこれを

耕作放棄

2009年10月22日 | Weblog

借りている畑のとなりも借りないかと声をかけてもらって、借りることにした。
最近は畑が借り易い状況になっていのです。
借りたからと言っても、そこは夏の間に草畑になっていて、ちょこっとは畑にならないんですよ。
しかも隣を借りたからといって境界を無くしてもよい訳ではなく、広い畑にするにはそれなりに協議や段取りが必要なのです。

草をチョッパーで刈って、腐るように石灰窒素を撒いてうない込んで、ここには来年ウルイを植えようと思う。
ウルイは2年間黒マルチをしたままなので、強烈な草を退治して、ユリを植えられる畑にするにはもってこいなのだ。

去年草畑だったところも結構多肥栽培のウルイならすくすく育ってくれるようだ。

欲を言えばその隣の茅野と杉林も退治してしまいたいものだが、そこまでするには行政のテコ入れが必要なほど経費がかかってしまうのだ。

耕作の意欲がなくなるってことには、それぞれ理由があって仕方の無いことなのだが、周りでがんばろうと言う農家とうまく連携していけば決して荒らさずにすむわけなのだがな~。

ちなみに写真の茅野の先の畑は来年から耕作するつもりでこのたび土壌消毒をした。
この茅野がなくなるとほんとに広い畑になる。
何とかしなくては、、、

昨日、栃尾の半蔵金地区のことがテレビで大きく取り上げられていた。
中越大震災から明日で5年。
震災復旧はある程度できたものの、働き盛りの人はほとんど村に残らなかったと、、、
区長さんの残念そうなコメントが耳に残りましたねぇ

広い畑があるのだから、もっともっとがんばらないといけないんですよねぇ~

でも今日は腰痛悪化で注射打ってもらってAMダウンでした。
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ふたがない

2009年07月07日 | Weblog
普通に仕事をしている日って、ブログのねたが無いなぁと思うのです。

今年から我が家で働いてくれている、「としちゃん」

今日「七夕」は、もうすぐパパになるとしちゃんの誕生日でもあるのです。
天の川は見れそうもないが新婚家庭ではきっとケーキが待っているでしょう。

「農家の仕事は毎日一つ一つの仕事が完結して面白い」と言ってくれます。
なかなかきびきび働く好青年ですが、さすがに今日のサウナのような暑さには参ったようです。

土壌診断結果に基づいてpH改善した畑のユリがだいぶ伸びてきたが、みんなが色が出ないと嘆いている。
我が家のカサブランカもなかなか色が出てこない。
特別生育の悪い株を掘ってみるとまったく発根が悪い。
下根のまったく無い球根は上根の張りも大変悪い。

となりの健全に成育している株を掘ってみると、掘れない位に発根がいい。
しかも新しい根が次々に張り出している。
今までにこれほどの発根量があっただろうかという本数だ。
畑全体を見ても今までのカサブランカの特徴的な発根である、トウモロコシのような地上部からの発根が極めて少ない。
すべてが地中発根なのである。

pH改善の効果はあるように感じます。

雨も順調に降っているので色を出そうかと追肥をすることにしたのだが、、、
なんと、動散のフタが見当たらない。
追肥の後はいつもタンクを洗うのだが、フタがどこかにいく筈もないのだが、、、
仕方ないので、肥料袋で臨時のフタを。

こうしてみると、普通に働いた日も結構話しはあるもんですね。
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作業所訪問

2009年05月29日 | Weblog

今日は台風みたいな空だった。

台風並み  ってほどではなかったが、花農家のご婦人方の作業所見学会が来た。
なんと43名。
これほど大勢とは考えてもいなかった。


よその家はどんな作業体系なのか?
どんな施設でどんな工夫をしているか?
関心は高かったようだが、こちらとしてはもう少し片付けておけばよかったなと反省。

その後に有機センター見学。
こちらの関心も高かったようだ。

見学が来るので大急ぎでセッティングしておいて良かった。
グルーワイン出荷始まります。

久々に夕日もきれいだった。
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観光

2009年05月21日 | Weblog

なんだか、稼いでいないと誤解されそうだが、観光協会の総会に出席しました。
(組合が会員ですので)

総会というと大体がシャンシャンと手を打って終わるのだが、新型インフルエンザのことや、「天地人」ブームが去った後の事とか、もろもろの危機感を繁栄して、すごい数の質疑応答でした。

魚沼の観光資源、実は新潟県内では豊富なほうで、奥只見湖から遊覧船で行く「魚沼から入る尾瀬」ルートは対前年比140%の伸びだったそうで、只見線も旅行雑誌「旅の手帖」の紅葉路線番付では東の横綱。
「日系プラス1」では、「紅葉が美しい路線日本1」としてランキング、「緑川」「玉風味」の人気も上々と好材料は多いのだが、日本の観光地の多くがそうである様に、ドカンと圧倒する迫力に欠けているのかな~~~と。

まぁ、それは仕方ないにして、出た意見の中で「観光の古来、本来の意味は、光を観る。光とは行政と地域のバランスのことである」との意見が興味深かった。
「地域が豊で、人々が和んで暮らしている姿を観ることで見る人に安らぎを与え、美しい景色に目が行き、旅を堪能できる。」

ん~~深い~~
魚沼って普通の田舎ですから、人のあたたかさやもてなしの心が一番の観光資源ってことなんだよね。
予算の都合で一番の財産である「魚沼コシヒカリ」が出せないなんてことじゃいけないわけですよ。


写真は春の奥只見、遊覧船からの燧ケ岳。 かっこいい~~

6月の月岡公園。  われらがユリの「花広場」ですよ~
観に来てね。
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成人の日

2009年01月12日 | Weblog

少しだけ早く夜が明けるようになったのを感じる。
天気予報を裏切って、成人の日にふさわしい晴天だ。

父の二十歳の冬は東京に出稼ぎでタンクローリーに乗ってたな。

相変わらず荒れる成人式が報道されるが少し過剰報道のような気もする。
二十歳と言えば、まだツッパリの延長が沢山いて、リーゼントの花盛りが珍しくない。
我々のような50過ぎの親父があれをやったら、きっとパトカーじゃなくて救急車が迎えに来るだろうけどね。

それにしても、写す写真がみんな右肩下がりだ。
不景気の過剰報道もやめてもらいたい。

1月12日は日本にスキーが伝わった日。だそうで。
スキー場にとってもおめでたい日だ。

朝、沈む満月。
夜、昇る満月。
新成人にもツキがあるようにってことかな。(こじつけ)
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オリハルコンの剣

2008年11月30日 | Weblog

みぞれと強風の日曜日、借りていた 「海のトリトン」 をやっと全部見終えた。
全27話、途切れ途切れに見ていたので長い期間かかった。

ずっとずっと長い間、心に引っかかっていた。
中学の時、欠かさず毎週夢中で見ていたのだが、夏休みの廃品回収にぶつかってたった1回 「イルカ島爆発」 の話だけ見過ごしてしまった。
あの頃はビデオなどあるはずもなく、1回見過ごした事実だけが心残りだった。
それほど「海のトリトン」には夢中だったのだ。

最後は急ぎ気味のどんでん返しだったのだが、いまさらながらに「手塚治虫」の偉大さに気づく。
「サイボーグ009」や「地球へ(竹宮恵子)」のキャラクターにそっくりのところがある。もちろんトリトンのほうが時代が前だ。

自分は正義だと信じていたトリトン。
実は作り出された正義だったという結末。

なんだかよく解らないストーリーで終わったのだが、、、

今日は市長選挙だった。
ん~~~~  複雑な思いが残るな。

40年近く前からの心残りのシーンを見ることができた。
比べちゃ失礼なささやかな思いがかなったのだが、、、
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修理

2008年11月27日 | Weblog

採花が終わり、仮復旧から本格復旧へと工事が始まった。

驚くような修理見積もりをもらって、正直ビビッている。

被覆材はトロトロ溶けながら燃えるのでたいした火力ではないのだが、火元は配電盤、キャプタイヤの被服ゴムの火力は驚くほど強く鉄骨さえも曲げてしまっていたのだ。

真新しい亜鉛メッキの柱と骨材が入って、ここだけ新品。


腰と目と頭皮も新品に交換してくれるとうれしいのだが。
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白菜

2008年11月04日 | Weblog
今日で保温型ハウスのシイラも暖房しているハウスのリアルト、サンテンダーもすべて採花が終わった。
サンテンダーが思いのほか早生だったのでいくらも燃料を使わないうちに出荷ができた。

15年も前に買った暖房機だが短期間しか使わないので故障知らずで長持ちする。
こうしてフォークリフトで帰ってくるのです。
ほかにもどんどん帰ってくる。
ハウス資材も潅水道具もみんな帰ってくるのだ。
仕事だけでなく、すべてが冬を迎えて冬眠する。



津南から球根が届いた。思いのほか育ちが悪くていまいちだ。
白菜もいただいた。
こちらはさすがに高原野菜の産地。丸々太ってうまそうだ。
我が家のなめこがまだ出ていたので今夜は「鍋」。
傘が開き加減まで大きくなったほうが歯ごたえがあってうまいのだ。
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秋晴れ

2008年10月02日 | Weblog


よくよく晴れ渡った秋の日。
また朝は10度まで気温が下がった。

共進会に向けた花を出品する日。
先週からとってある花は、咲きそうなので咲かないように巻いてあるのだ。

こうして審査と開花を合わせる。

ちなみに千葉県の共進会は咲いていると審査対象にならないそうだ。
品目ごとの出荷状態が審査対象になるようだ。
所変われば違うもんだね。

18センチのつぼみのマレロとコルバラを出品します。


とても親しかった爺の野べ送りに行ってきた。
80歳。入院はしていたがあまり重いわずらいではなかったようでまだやせておらず、ふっくらした安らかな顔だった。
見舞いに行かないうちに死なれてしまったが最後の顔を拝めたのでほっとした。

親戚でも身内でもない、ただのゴルフ友達なのだが、とても世話になった人だった。


20年も前、ゴルフを始めた頃からよくいろいろなコンペに参加した。
「コンペに出てくる中では最年少」といわれて年配のゴルファーたちからはかわいがられた。
あまり飛ぶほうではなかったのでいつも年配の人との組み合わせで、ゴルフ仲間は年寄りのほうが多いのだ。
プライベートでもよく誘ってくれて、夫婦でお供したものだった。

最近コンペに出てこなくなって温泉がよいばかりしていたようだがついに、、、
付き合いが広くとてもジョークの好きな人だったので、大勢から見送られての出棺だった。

秋晴れに見送られて、安らかに。(万歳してる人とは無関係です)
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だんごぎく

2008年08月19日 | Weblog
盆に雨が降って以来 「今日から秋!」と、番組が変わるように季節が変わった。
昨日の朝は15度。  寒い。

今年から借りた畑に1列だけ地主さんが出荷しようと思って栽培していた団子菊が満開になっている。
新しい畑は、いわゆる「新床」でスイカもかぼちゃも狂ったように数がなるのだが、実る先から狸の猛攻を受けている。
爺さんも負けずとばかりに工夫して防いでいる。
このぶんだと十五夜までスイカが食べれそうだ。
でもこう涼しくなったのではスイカより「トウマメ」だが、これはカラスの猛攻を受けて瀕死の状態だ。

今日は一転して激しい雨。
雨の中を「有機センター」の安全祈願祭が。
整地の終わった建設用地を見ると、さすがに広い。
このあたりでは学校に次ぐ大きさの建物が建つわけだ。

神主さんが「有機農業と循環型社会のために」と、述べた言葉がすべてを言い尽くしていた。
これからはすべてを無駄なく使い切ることが求められる時代だと思う。

激しい雨が降ると家の前は道路が川になる。
この水も無駄なく使えないかなといつも思うのだが、、、

以前の公共事業はずいぶん無駄が指摘されたものだが、今は建設業者が苦しい時代だとうわさされている。
発注時と建設時では建設費がころころ変わったりするらしい。
談合などしていられないらしい。
地元の良く知っている会社が建設に当たるので、少し安心している。

早く草の種の入らない良質堆肥で栽培したいものだ。
堆肥を全面的に使うようになってからというもの昔はなかった草が多くなった。
特に今年は暑いせいか草がものすごいのだ。一週間も見ないでいるとジャングルになる。
発酵温度の安定したプラントで作る堆肥は、草の種もほとんど死んでいるらしい。
期待しましょ。
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