タイトルには2つのキーワードがある。
「ウクライナ戦争」「米国中間選挙」
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2020年11月3日の米国大統領選挙では、大方の予想をに反して民主党のバイデン氏が大統領選を制したことで、米国・東部時間2021年1月20日正午にバイデン氏が大統領に就任したが、既にこの時点で、2年後の2022年米国中間選挙が始まったといっても過言ではないはずデス。
2021年8月の末には、無様なアフガン撤退を主導したバイデン・アメリカは、結果的に米外交に大きな汚点を残したと言われています。
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そして2022年2月24日に、米国がかなり以前から予告した通りに、プーチン・ロシアは、ウクライナの侵攻を開始し、現在に至っております。
米国内のエネルギー政策でインフレとエネルギー高騰を招いたバイデン・民主党にとって、2022年秋の中間選挙に勝利するには、就任以来のネガティブ政権のイメージを払拭し、起死回生の長打を打つ必要があったとすれば、
・米国の若者の死亡、負傷が無い戦争をサポート
・膨大な武器弾薬を支援することで、米国軍需産業を活性化
・コロナ禍以来、中国投資の機会を失ったウィオールSt.に投資機会創出
・NATOのリーダー国として戦争を、戦闘に参加せずに主導
・結果、戦争が長引けば長引くほど、米国の利益は増大し
・比例して増加する政治力は、中間選挙への最高のアピールになる
・ロシアを崩壊させることで、中国への最大級の牽制になる
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かくて、膨大な時間と費用、そして米国人の血を流さない戦争を継続するメリットは、トランプ・共和党への最大級のカウンターになるシナリオが、あったとすれば、状況がとてもシンプルで、理解しやすくなるから不思議デス。
ウクライナ人には悲劇的な戦争でも、最終的に勝利すれば、ウクライナ人に英雄的愛国心は称賛され、長年、北欧、中欧が共有していたウクライナ観はプラスになってもマイナスにはならない。。
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悪魔のようなシナリオは、松本清張や高木彬光 の世界などは児戯レベルに見えるくらいの壮大さを提供してくれそうで圧倒されます。
かくて、ウクライナ戦争は、最適な悪役と、トンデモナイ凶悪な悪役の牽制に最適な環境を創ったといえそう。
怖い、恐怖のチキンレースは、「ロシアの戦術核使用」だけだろうが、このチキンレースを選択した米国には、「ロシアの戦術核使用」できは無いだろうとする根拠とシナリオがあるのかもしれないデス。
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英国にとってもロシアは18世紀以来の敵国で
トルコとロシアは露土戦争 (1568年-1570年)以来、(1914年-1918年) の露土戦争まで都合12回の戦争をしている。
フィンランドとて、対ソ連の冬戦争以来の敵国であり、旧東欧諸国はすべてソ連に蹂躙された国だ。
その意味で、米国と米国グローバリストは、最適な敵役を共有することに成功したと言えそうだ。