
6億円強奪:防犯カメラ前に障害物 死角で犯人の姿不鮮明
6億円強奪事件の現場見取り図
東京都立川市の警備会社「日月警備保障」立川営業所で現金約6億400万円が奪われた強盗傷害事件で、2人組の男が現金を運び出したのは東側出入り口とみられることが警視庁立川署捜査本部への取材で分かった。近くには防犯カメラが設置されていたが、前の駐車場に止めていた現金輸送車に隠れて男らの様子ははっきり映っていなかった。事件は警備員が仮眠に入った直後に起きたことも新たに判明。捜査本部は、2人組が仮眠時間帯を把握したうえで、カメラに映らない「死角」を利用した疑いがあるとみている。
捜査本部によると、営業所の出入り口は東側と北側の2カ所あった。防犯カメラは内側には数カ所あったが、外側の防犯カメラは東側だけだった。1人で仮眠中に襲われた男性警備員(36)は東側の鍵は仮眠前に閉めたと証言しているが、事件後は開いていた。
捜査本部は、2人組は鍵が故障していた北側の腰高窓(縦約40センチ、横約50センチ)から侵入した後、東側出入り口の鍵を内側から開け、付近に止めた車に現金を運び出したとみている。しかし防犯カメラの映像では、男らの様子は車の陰に隠れていたという。現金が入った麻袋など約70個は約60キロあるとみられ、捜査本部は、1人が警備員を見張りながら、数回に分けて運んだとみている。一方、日月警備保障の就業規則によると、営業所では午後8時から1人で宿直体制に入り、午前2時までは起きていることが定められていた。
【山本太一、小泉大士、松本惇】
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます