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企業戦士は必ず読んでください!!
http://diamond.jp/series/dol_report/10033/
トヨタが米国民を怒らせた本当の理由を 語ろう~米著名自動車コンサルタントの
マリアン・ケラー氏に聞く
それは、率直に言えば、欠陥製品を出しながらそのことを否定し続けているという
印象を世間に与えてしまったからだ。
米国のメディアはだいぶ以前から、米道路交通安全局(NHTSA)にここ数年、
トヨタ車を購入した消費者からさまざまな苦情が寄せられていたことを報じていたが、
トヨタはNHTSAにドライバー側の問題だと説明し、NHTSAもその説明を受け入れていた。
だが、アクセスペダルがフロアマットにひっかかったことが原因とされる昨年の死亡事故
(カリフォルニア州サンディエゴ郊外でレクサスに乗った家族4人が死亡した事故)が
さかんに報道されるに至って、状況は一変したのだ。フロアマットに対する苦情は、
以前からあったわけで、なぜもっと早くしかるべき対応を取れなかったのだとの
批判が高まるのも当然だろう。
それでも、品質問題に関する豊田章男社長の2月初旬の会見が
(トヨタがNHTSAにフロアマットの取り外しなど安全対策実施を通知した)
昨年10月、いや2週間前でもいい、もっと早く行われていたら、(米国における)
トヨタ批判の大合唱はこれほどまでは高まらなかったのではないか。
トップが責任を公にすれば、後はメーカーとクルマの所有者とのあいだの問題として収まるからだ。
だが、それをしなかったうえに、別の経営幹部が要らぬ発言までしてしまった。
(トヨタの)佐々木眞一副社長がインディアナ州のCTS社のアクセスペダルを採用した理由について、
「現地への貢献を考慮したため」という趣旨の発言をしたのは、はっきり言って、
言語道断だ。もちろんCTS社の技術力を評価するという前置きもあったが、
あのひと言だけで、まるで現地のために劣った企業と取引したと言っているように聞こえてしまった。
デンソー製ペダルと比較すると、CTS製は明らかに少ない部品数で設計されており、
コスト削減も背後にあったはずだ。佐々木氏の発言は、 米国民に侮辱的で傲慢なものと理解されてしまった。
やや厳しいことを言えば、トヨタはグローバル製造企業であっても、
真のインターナショナル企業にはなり得ていないということだろう。
異なる文化を超えて意図するところが正しく伝わるよう、何らかの助けが必要なのではないか。
http://diamond.jp/series/dol_report/10033/
トヨタが米国民を怒らせた本当の理由を 語ろう~米著名自動車コンサルタントの
マリアン・ケラー氏に聞く
それは、率直に言えば、欠陥製品を出しながらそのことを否定し続けているという
印象を世間に与えてしまったからだ。
米国のメディアはだいぶ以前から、米道路交通安全局(NHTSA)にここ数年、
トヨタ車を購入した消費者からさまざまな苦情が寄せられていたことを報じていたが、
トヨタはNHTSAにドライバー側の問題だと説明し、NHTSAもその説明を受け入れていた。
だが、アクセスペダルがフロアマットにひっかかったことが原因とされる昨年の死亡事故
(カリフォルニア州サンディエゴ郊外でレクサスに乗った家族4人が死亡した事故)が
さかんに報道されるに至って、状況は一変したのだ。フロアマットに対する苦情は、
以前からあったわけで、なぜもっと早くしかるべき対応を取れなかったのだとの
批判が高まるのも当然だろう。
それでも、品質問題に関する豊田章男社長の2月初旬の会見が
(トヨタがNHTSAにフロアマットの取り外しなど安全対策実施を通知した)
昨年10月、いや2週間前でもいい、もっと早く行われていたら、(米国における)
トヨタ批判の大合唱はこれほどまでは高まらなかったのではないか。
トップが責任を公にすれば、後はメーカーとクルマの所有者とのあいだの問題として収まるからだ。
だが、それをしなかったうえに、別の経営幹部が要らぬ発言までしてしまった。
(トヨタの)佐々木眞一副社長がインディアナ州のCTS社のアクセスペダルを採用した理由について、
「現地への貢献を考慮したため」という趣旨の発言をしたのは、はっきり言って、
言語道断だ。もちろんCTS社の技術力を評価するという前置きもあったが、
あのひと言だけで、まるで現地のために劣った企業と取引したと言っているように聞こえてしまった。
デンソー製ペダルと比較すると、CTS製は明らかに少ない部品数で設計されており、
コスト削減も背後にあったはずだ。佐々木氏の発言は、 米国民に侮辱的で傲慢なものと理解されてしまった。
やや厳しいことを言えば、トヨタはグローバル製造企業であっても、
真のインターナショナル企業にはなり得ていないということだろう。
異なる文化を超えて意図するところが正しく伝わるよう、何らかの助けが必要なのではないか。
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