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深刻な大気汚染、北京市上空の浮遊粒子状物質は4000トン―中国

2013年02月07日 04時44分42秒 | 海外
2013年2月5日、中国の都市は連日大規模な濃霧の影響を受けて、空気の質は深刻な汚染のレベルに達している。

中国科学アカデミーの王躍思(ワン・ユエスー)研究員によると、北京市街地を750平方キロメートルとして計算すると、都市上空の浮遊粒子状物質は4000トンに達し、北京市の空気汚染はすでに非常に顕著な状態だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/YH・編集/内山)

2013年2月1日、人民日報(電子版)によると、中国で深刻化している大気汚染により、呼吸器疾患を発症する人が急増している。記者の調べでは、1カ月前と比べて肺炎による入院患者は10%増え、しかも2~3日で症状が急激に悪化した人も少なくない。

子供が発症するケースも多く、江蘇省蘇州市のある病院では10歳の女児が入院。まるで70~80歳の老人のような呼吸音をさせており、レントゲンを撮ったところ重度の気道狭窄を起こしていた。10歳の子供なら気道幅は1cm以上あるはずだが、たった2.34mmしかなかった。

南京市中医院では入院患者が増え、入院棟だけではベッドが足りず、院内の通路にまで入院ベッドがあふれてしまっている。至る所から患者の咳き込む音がしており、ある患者は「急にのどがかゆくなって咳が止まらなくなり、微熱が続いている」と話している。

肺炎は感染ルートがさまざまだが、程度の多少はあるものの原因を探ると現在急激に悪化している大気汚染によるスモッグが何らかの形でかかわっていることは間違いないと医師は話している。(翻訳・編集/岡田)



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