2014年9月8日、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が大々的に進めている反汚職キャンペーンで、政府高官や公務員の逮捕が相次ぎ、刑務所不足という思わぬ事態を招いている。米華字紙・世界日報が伝えた。
汚職で逮捕された政府高官や高級公務員は通常の刑務所ではなく、いわゆる「豪華刑務所」に収容される。しかし、近年この「豪華刑務所」が現在超過密状態となっており、建て増しや新築をしても追いつかない状況だという。
北京にある秦城刑務所は、政治高官を収容する監獄として最も名を知られている。文革を主導した「4人組」も収監されたほか、現在は劉志軍(リウ・ジージュン)元鉄道部長や薄熙来(ボー・シーライ)元重慶市党委書記らが収容されている。反汚職キャンペーンの結果、同所が手狭になったため、最近になってカクテル・バーやバスケットコートも備えた燕城刑務所も新築したが、ここもすでに満員状態だ。
秦城刑務所では各種設備が完備されているほか、毎日午後2時から午後9時までテレビを見ることが可能で、週に6回ほど所内の散歩も許されている。朝食にはミルク、昼食と夕食には一汁二菜にリンゴのデザートがつき、時おり地元シェフが食事を作ることもある。(翻訳・編集/YM)
汚職で逮捕された政府高官や高級公務員は通常の刑務所ではなく、いわゆる「豪華刑務所」に収容される。しかし、近年この「豪華刑務所」が現在超過密状態となっており、建て増しや新築をしても追いつかない状況だという。
北京にある秦城刑務所は、政治高官を収容する監獄として最も名を知られている。文革を主導した「4人組」も収監されたほか、現在は劉志軍(リウ・ジージュン)元鉄道部長や薄熙来(ボー・シーライ)元重慶市党委書記らが収容されている。反汚職キャンペーンの結果、同所が手狭になったため、最近になってカクテル・バーやバスケットコートも備えた燕城刑務所も新築したが、ここもすでに満員状態だ。
秦城刑務所では各種設備が完備されているほか、毎日午後2時から午後9時までテレビを見ることが可能で、週に6回ほど所内の散歩も許されている。朝食にはミルク、昼食と夕食には一汁二菜にリンゴのデザートがつき、時おり地元シェフが食事を作ることもある。(翻訳・編集/YM)