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NY円、続落 1ドル=81円30~40銭、米金融緩和の正常化観測で

2011年03月27日 08時52分40秒 | 為替
25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=81円30~40銭で取引を終えた。フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁の発言をきっかけに、米金融政策が早期に正常化へ向けて動くとの思惑が出た。ドルが対主要通貨で上昇した場面で、円売り・ドル買いが優勢となった。

 プロッサー総裁は同日の講演で「そう遠くない未来」に米金融政策を反転させなければならなくなるだろうとの見方を示した。市場ではプロッサー総裁はインフレへの警戒感が強い“タカ派”として知られる。ただ、「金融緩和策からの『出口戦略』について具体的な内容だったため、一部の参加者がドル買いで反応した」(UBSのブライアン・キム氏)との指摘があった。

 米債券市場で長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測から円売り・ドル買いが出た面もある。円は一時81円49銭まで下げ幅を広げた。

 円相場は前日比で上昇する場面があったが、上値は限られた。ニューヨーク市場の高値は80円87銭だった。主要7カ国(G7)による円売り介入への警戒感が強く、円を買いづらいという。

 円は対ユーロで反発し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=114円55~65銭で取引を終えた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が前日夜にポルトガルの格付けを引き下げた。欧州の財政懸念が再燃し、円買い・ユーロ売りが優勢となった。

 ユーロは対ドルで反落し、前日終値の1ユーロ=1.41ドル台後半から1.40ドル台後半に下落した。プロッサー総裁が米金融政策の早期正常化に向けた具体策に言及したことを受け、ユーロ売り・ドル買いが優勢になった。この日のユーロの安値は1.4055ドル、高値は1.4160ドルだった。

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