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米国務長官、タイのクーデター「失望。正当性ない」

2014年05月23日 07時12分09秒 | ニュース
ケリー米国務長官は22日、タイの軍事クーデターについて「軍が憲法を停止し、全権を掌握したことに失望する。正当性はない」との声明を発表した。対米関係に悪影響を及ぼすとして米・タイ関係の見直しを明言。「ただちに文民政権を復帰させ、民主主義を戻し、人権と報道の自由を含めた基本的な自由を尊重するよう求める」と強調した。

 声明は(1)主要政党の政治指導者が拘束されているとの報道を懸念している。解放すべきだ(2)メディアが閉鎖されていることも心配している――と指摘。タイが民主主義や自由を取り戻すための唯一の方法は選挙だとして「早期の選挙により、国民の意思を示すべきだ」と訴えた。

 軍のクーデターは「長年友好関係を築いてきた米国とタイの関係、特に軍同士の関係は悪化するだろう」と予測。米国の法律に従って「米軍や、そのほかの支援や関与を見直す」と語った。

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