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世界一の国家負債を抱える日本の通貨「円」はなぜ安全なのか?韓国メディアの分析に、韓国ネット

2016年02月25日 07時52分41秒 | 海外情報
2016年2月23日、韓国のテレビ局KBSは、日本が世界一の国家負債を抱えているにもかかわらず、円の価値が上昇している現状について分析した。

KBSは、日本円を安全資産と見るには難しい要素があまりにも多いと考えており、その理由として国内総生産(GDP)比の国家負債が246%にもなっていることを挙げている。また、日本の国家負債が米国(103%)やイタリア(133%)はもちろん、国家デフォルト(債務不履行)の危機を経験したギリシャ(179%)よりもはるかに高く、日本の国債格付けが韓国や台湾より低いことも指摘している。しかし、世界経済の不安心理が大きくなると、円の価値は急騰し、ウォンの価値は下落する現象が起きている。

この理由として、日本国債保有者の大部分が日本人で、すぐには売ることがないため、当面は国家負債が経済不安につながる危険性が低いためだとする意見があるが、KBSは「このような考え方は円が安全資産である理由の中で、極めて表面的な理由に過ぎない」と見ており、より根本的な原因は「日本にはしっかりとした中堅・中小企業があるから。これらの企業が、中国経済の不調や新興国の経済不安が加速しても、日本経済を守る心強い支えとなっている」と分析した。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「このような強い経済基盤を持っている日本を軽視するのは韓国ぐらいだろうな」

「日本円が信頼される理由は、日本人の国民性にあるのではないか?日本人は借金を嫌い、堅実な道を選ぶ。一方、韓国人は借金をしてでもチャンスを狙う」

「確かに日本の中小企業は技術を持っている。日本やドイツのように中堅・中小企業が力を持っている国は、それなりの理由(政策的支援など)がある。わが国の政府は大企業への一方的支援ばかりで中小企業を軽視している」

「韓国の大部分の事業者は明日がどうなるかも分からないような家内制手工業レベルの中小企業だからな…。これが、円が信頼されウォンが信頼されない最大の理由か」

「日本は国内市場自体が大きいから、対外的な経済不況が円に与える影響が比較的少なく、円の信頼度が高いんじゃないだろうか?」

「ヨーロッパに行ってみれば分かる。円はどこでも現地通貨に交換できる。一方、ウォンはどうだ?ウォンと円を比べる方が間違っている」

「これがまさに日本の力だ。韓国の国家信用度が日本を超えたなんて記事を報道し、韓国人に不必要な優越感だけ植え付けても、ウォンの価値は上がらない」

「日本の中小企業が作った製品が世界の最先端工場の中に入っている事実が、日本円の信頼の高さを裏付けしている」(翻訳・編集/三田)

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