竹の子(竹の下に旬と書く漢字の筍も好きだが、今回は竹の子でいってみることにした)を見つけると、指差しながら「竹の子~」と大声で言いたくなる。
子供の頃、家の近くの竹林に父や母と竹の子採りに行った。上の画像の竹の子は頭をかなり出しているが、もちろんこうなる前に採りに行くのである。積もっている竹の枯れ葉を搔き分けながら、ほんのちょっとだけ頭の先っぽを出している竹の子を探すのだ。見つけると、「あったー、竹の子あったよー」と父や母に大声で、得意げに知らせたものだ。父や母が嬉し気に自分を見つめてくれる顔が大好きだった。この幸せな体験があったから、今でも竹の子を見つけると、とても嬉しくなるのである。
あったかな筍の(ここはこっちかな)炊き込みご飯は無論美味しいけれど、残ったご飯を後でおにぎりにして食べても美味しいのだ。まさに春の味覚なのである。