世界一の高さを誇る電波塔・東京スカイツリー(634m)が完成したのは2012年2月29日。珍しい物や新しい物を見るのが大好きな私、行くからには塔に登りたいし点灯された塔も見たく、当初の混雑を案じて、そのチャンスを待ち続けて早や2年10ケ月日も過ぎてしまった。
「スカイツリー夜間天望デッキ入場とレインボーブリッジをくぐってのお台場イルミネーションクルーズ」ツアーに参加する事にした。1996年3月お台場にホテル日航東京が開業された翌年、次女の結婚式場となった場所故にホテルから眺めた夜のレインボーブリッジは、諸々の感激に包まれて私には忘れられない橋なのである。こんなにもラッキーなツアーを見逃してはならなかった。
12月3日(水)
12月1日はたいへん温かかったのに突然に強烈な寒波襲来で寒さに震えた昨日、そして今日も寒い出発日となった。寒くて風も強かったが晴天だったので私の気分も晴れ晴れ!長いバス移動に備えて準備万端整え元気に家を出た。
静岡県に入って午後1時13分、「見えた!」と彼の声に目が覚めた私は大急ぎでカメラを手にして車窓越しの景色に釘づけとなった。昨日の寒波が運んだ富士山頂の新雪は太陽に映えて真っ白に輝いていた。空気が澄んでいるのも幸いして、それはそれは綺麗な富士の姿だった。
「NEOPASA駿河湾沼津」を出た後もしばらく富士山を眺めることができ、こんなに綺麗な富士山を見たのは初めてかも・・・・・
(画像はクリックすると拡大する。)
走る車の揺れる窓越しにバカチョンカメラで撮った画像はこんな程度で、今ちょっとガッカリしているが仕方ないよな。本当はもっと綺麗だったんだよな。
午後4時15分、景色はすっかり変わり窓の外はビルばかり。都内のビルに設置された温度表示版には、11時気象庁発表「今日の最高気温14度」と出ていた。やがてスカイツリーの先端部がビルの合間に見え隠れするようになって、車中が騒がしくなっている内に隅田川の川べりを走るようになっていた。橋が2・3つ見えた。何橋か?添乗員さんは「私は橋の名前を聞かれても解らないから云々。」と出発当初に聞かされていたので皆大人しく黙っていた。が、折角なので1つぐらいは知りたいと思い、今調べてみた。黄色いのが蔵前橋(くらまえばし)でその次の上流にある緑のが厩橋(うまやばし)かな?
スカイツリーの建つ墨田区押上一丁目に到着。午後4時55分バスは駐車場に入った。
塔の色について添乗員さんから説明があった。確かに白ではない。それは最も薄い藍染の色・藍白(あいじろ)がベースになった青みがかった白、と表現されるオリジナルカラーで、「スカイツリーホワイト」と言うそうである。ライトアップは16時45分から23時迄で今夜は私の好きな青だった。ついでながら青が「粋(いき)」で紫が「雅(みやび)」だそうだ。
350m迄は大人個人2060円也でこれはツアー料金に含まれていていた。450mまで行きたい人は5Fで天望回廊入場券(1030円也)を買うのである。勿論450mまで登ったよ。100mの差はやっぱり感動の差となった。沢山の人であったが混み様は思いの外で、落ち着いて眺める事ができて良かった。
東京に馴染みのある人には皇居や国会議事堂、東京ドームや両国国技館等いろいろ楽しめたかも知れないが、私は浅草寺と東京タワーとお台場の位置を確認しただけでも充分満足できた。(笑)
4Fのガラス床から地上を見下ろし、走る車を見ても平気だったのに塔の骨格が目に映った瞬間は何故か少々怖かった。エレベーターの内壁に描かれたデザイには四季があって、往は冬の雪、復は春の桜を見た。長蛇の列でエレベーターを自分で選ぶわけにはいかず偶然に2種類見れたのがラッキーだった。(下段写真右から2番目に見えるのは冬のデザインである。)
6時20分集合、一時間はあっと言う間に過ぎたが昼間の塔も夜の塔も見れたので大満足!
それからお台場海浜公園の水上バス発着場にて、午後7時半に乗船?(乗車?)。私は日航ホテルを探すために先ずフジテレビを探した。お台場全体がイルミネーションでいろんな色に光り輝いていたので分からず、東京っ子らしいセンスの女性に尋ねた。「球形に光るのが見えるあのビルですよ。」指さして教えて下さった。その球体展望室の愛称が「はちたま」でビルの25階に在るそうな。イルミネーションは「はちたま」部分だけではなく社屋全体がいろんな色にキラキラ光って、雪だるまやサンタさんやツリーetc.の映像が入れ替わり浮かび上がっていた。「GLITTER8」と名付けられた企画だそうだ。そして音量の大きい音楽も流れていた。
下の写真はレインボーブリッジ(1993年に開通。芝浦埠頭ーお台場)。
点灯パターンはいろいろ有るようだが、取りあえず1枚、後は感激しながら見上げていたよ。
冷たい風をものともせず船の甲板に出て、フジテレビ、日航ホテル、レインボーブリッジ、東京タワー、スカイツリー、浜離宮を確認して充分にクルーズを楽しんだ私であった。
隅田川から遠くに見たオレンジ色の東京タワー(1958年 333m)はセーヌ川から見上げた迫力満点のきらびやかなオレンジ色のエッフェル塔(1889年 324m)とは見え方がまるで違って、静かでそれでいて優美な姿は暗闇の中で際立っていた。
スカイツリー天望台から見た姿も愛おしい程小さく可愛くて綺麗だったし、その両方の風景はいつまでも私の心に残りそう。。。。。
「勝鬨橋」(かちどき橋)を目の前にして船は「日の出桟橋」へ着いた。
桟橋に上がると添乗員さんが奇妙な形の船を「あれが『ヒミコ』ですよ。見ておいてください。」と言われたが私にはチンプンカンプン??「TOKYO CRUISE」のホームページに船の紹介が有った。私なりに解釈してみると「ヒミコ」は、SF漫画家松本零士氏がティアドロップ(涙滴)のイメージをテーマにして、子供たちが乗ってみたいと思うような船としてデザインされたもので、船内では同氏の代表作「銀河鉄道999」(スリーナイン)のキャラクターたちが船内放送をしてくれて、彼らと一緒に旅しているような気分が楽しめるらしい。ファンにはきっと堪らない程の乗り物なんんだろうなぁ~。ちなみに私達の船は550人乗りの「リバータウン」であった。
午後9時「横浜グランド インターコンチネンタルホテル」に到着。
1991年創業でビルの形は風をはらんだヨットの帆をイメージしているらしい。私達2人は部屋に入ってから「なだ万」の夕食弁当を広げた。最上級Sランクホテルというから冷蔵庫のキリンビール350cc1缶がなんと750円で大変高かったが、ゆっくり食べれたのでそれなりに納得。(笑)
疲れているはずなのにそれほどの疲労感は無く、綺麗なものを見て幸せ幸せ、おやすみなさい。
「スカイツリー夜間天望デッキ入場とレインボーブリッジをくぐってのお台場イルミネーションクルーズ」ツアーに参加する事にした。1996年3月お台場にホテル日航東京が開業された翌年、次女の結婚式場となった場所故にホテルから眺めた夜のレインボーブリッジは、諸々の感激に包まれて私には忘れられない橋なのである。こんなにもラッキーなツアーを見逃してはならなかった。
12月3日(水)
12月1日はたいへん温かかったのに突然に強烈な寒波襲来で寒さに震えた昨日、そして今日も寒い出発日となった。寒くて風も強かったが晴天だったので私の気分も晴れ晴れ!長いバス移動に備えて準備万端整え元気に家を出た。
静岡県に入って午後1時13分、「見えた!」と彼の声に目が覚めた私は大急ぎでカメラを手にして車窓越しの景色に釘づけとなった。昨日の寒波が運んだ富士山頂の新雪は太陽に映えて真っ白に輝いていた。空気が澄んでいるのも幸いして、それはそれは綺麗な富士の姿だった。
「NEOPASA駿河湾沼津」を出た後もしばらく富士山を眺めることができ、こんなに綺麗な富士山を見たのは初めてかも・・・・・
(画像はクリックすると拡大する。)
走る車の揺れる窓越しにバカチョンカメラで撮った画像はこんな程度で、今ちょっとガッカリしているが仕方ないよな。本当はもっと綺麗だったんだよな。
午後4時15分、景色はすっかり変わり窓の外はビルばかり。都内のビルに設置された温度表示版には、11時気象庁発表「今日の最高気温14度」と出ていた。やがてスカイツリーの先端部がビルの合間に見え隠れするようになって、車中が騒がしくなっている内に隅田川の川べりを走るようになっていた。橋が2・3つ見えた。何橋か?添乗員さんは「私は橋の名前を聞かれても解らないから云々。」と出発当初に聞かされていたので皆大人しく黙っていた。が、折角なので1つぐらいは知りたいと思い、今調べてみた。黄色いのが蔵前橋(くらまえばし)でその次の上流にある緑のが厩橋(うまやばし)かな?
スカイツリーの建つ墨田区押上一丁目に到着。午後4時55分バスは駐車場に入った。
塔の色について添乗員さんから説明があった。確かに白ではない。それは最も薄い藍染の色・藍白(あいじろ)がベースになった青みがかった白、と表現されるオリジナルカラーで、「スカイツリーホワイト」と言うそうである。ライトアップは16時45分から23時迄で今夜は私の好きな青だった。ついでながら青が「粋(いき)」で紫が「雅(みやび)」だそうだ。
350m迄は大人個人2060円也でこれはツアー料金に含まれていていた。450mまで行きたい人は5Fで天望回廊入場券(1030円也)を買うのである。勿論450mまで登ったよ。100mの差はやっぱり感動の差となった。沢山の人であったが混み様は思いの外で、落ち着いて眺める事ができて良かった。
東京に馴染みのある人には皇居や国会議事堂、東京ドームや両国国技館等いろいろ楽しめたかも知れないが、私は浅草寺と東京タワーとお台場の位置を確認しただけでも充分満足できた。(笑)
4Fのガラス床から地上を見下ろし、走る車を見ても平気だったのに塔の骨格が目に映った瞬間は何故か少々怖かった。エレベーターの内壁に描かれたデザイには四季があって、往は冬の雪、復は春の桜を見た。長蛇の列でエレベーターを自分で選ぶわけにはいかず偶然に2種類見れたのがラッキーだった。(下段写真右から2番目に見えるのは冬のデザインである。)
6時20分集合、一時間はあっと言う間に過ぎたが昼間の塔も夜の塔も見れたので大満足!
それからお台場海浜公園の水上バス発着場にて、午後7時半に乗船?(乗車?)。私は日航ホテルを探すために先ずフジテレビを探した。お台場全体がイルミネーションでいろんな色に光り輝いていたので分からず、東京っ子らしいセンスの女性に尋ねた。「球形に光るのが見えるあのビルですよ。」指さして教えて下さった。その球体展望室の愛称が「はちたま」でビルの25階に在るそうな。イルミネーションは「はちたま」部分だけではなく社屋全体がいろんな色にキラキラ光って、雪だるまやサンタさんやツリーetc.の映像が入れ替わり浮かび上がっていた。「GLITTER8」と名付けられた企画だそうだ。そして音量の大きい音楽も流れていた。
下の写真はレインボーブリッジ(1993年に開通。芝浦埠頭ーお台場)。
点灯パターンはいろいろ有るようだが、取りあえず1枚、後は感激しながら見上げていたよ。
冷たい風をものともせず船の甲板に出て、フジテレビ、日航ホテル、レインボーブリッジ、東京タワー、スカイツリー、浜離宮を確認して充分にクルーズを楽しんだ私であった。
隅田川から遠くに見たオレンジ色の東京タワー(1958年 333m)はセーヌ川から見上げた迫力満点のきらびやかなオレンジ色のエッフェル塔(1889年 324m)とは見え方がまるで違って、静かでそれでいて優美な姿は暗闇の中で際立っていた。
スカイツリー天望台から見た姿も愛おしい程小さく可愛くて綺麗だったし、その両方の風景はいつまでも私の心に残りそう。。。。。
「勝鬨橋」(かちどき橋)を目の前にして船は「日の出桟橋」へ着いた。
桟橋に上がると添乗員さんが奇妙な形の船を「あれが『ヒミコ』ですよ。見ておいてください。」と言われたが私にはチンプンカンプン??「TOKYO CRUISE」のホームページに船の紹介が有った。私なりに解釈してみると「ヒミコ」は、SF漫画家松本零士氏がティアドロップ(涙滴)のイメージをテーマにして、子供たちが乗ってみたいと思うような船としてデザインされたもので、船内では同氏の代表作「銀河鉄道999」(スリーナイン)のキャラクターたちが船内放送をしてくれて、彼らと一緒に旅しているような気分が楽しめるらしい。ファンにはきっと堪らない程の乗り物なんんだろうなぁ~。ちなみに私達の船は550人乗りの「リバータウン」であった。
午後9時「横浜グランド インターコンチネンタルホテル」に到着。
1991年創業でビルの形は風をはらんだヨットの帆をイメージしているらしい。私達2人は部屋に入ってから「なだ万」の夕食弁当を広げた。最上級Sランクホテルというから冷蔵庫のキリンビール350cc1缶がなんと750円で大変高かったが、ゆっくり食べれたのでそれなりに納得。(笑)
疲れているはずなのにそれほどの疲労感は無く、綺麗なものを見て幸せ幸せ、おやすみなさい。