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屠蘇散

2015-01-01 | 日記
  1月1日(木)

2015年、窓の外に強い風音を聞きながらも無事に年が替わった。今年はひつじ年。
先ずは健康で新年を迎える事が出来て感謝したい。孫達の受験の為娘達家族の帰省は無く、人生初めて迎える二人だけのお正月。
年の瀬にスーパーで例年のように金粉入りお酒を買って、ふと目にした「自由にお取りください」の屠蘇散を貰って帰っていたのに、すっかり忘れていてお祝いを済ませた後に気付いた。折角なので2日目に頂くことにして能書き通り本みりん180ccに浸けた。年始早々失敗の始まりである。(笑)

屠蘇(とそ)とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に飲む薬酒で、その習慣は中国では唐の時代に始まり日本では平安時代からだそうだ。漢字の屠に邪気を取り払う、蘇に魂を蘇らせるという意味があるらしい。飲むには作法も有るようだが、難しい事はさておき私も屠蘇で無病息災を祈りたい。続きは明日飲んでから綴ることにしよう。
今日は取りあえず、オークワ『お正月 お役立ち BOOK』のパンフから「おせち料理のいわれ」の内容をメモって、知っている事・知らない事を今一度整理しておこうと思う。
“おせち料理”はお正月の神様である年神様にお備えする料理で、家族の幸せを願う縁起ものの料理でもあり、「今年もいい年でありますように」と願いながら食べましょうとある。

 お雑煮⇒大晦日に神様にお供えした野菜を、全部一緒に煮て元旦に食べたのが始まりといわれ、一年の無事を祈っていただきます。
 えび⇒「腰が曲がるまで長生きしますように」との願いが込められている。
 黒豆⇒まめは「健康」という意味があったことから、「元気で暮らせるように」との願いが込められている。
 伊達巻⇒伊達とは「華やかさ」や「派手さ」の事でハレの料理によく使われる。また、巻物に似た形から「知恵が増えるように」との願いが込められている。
 れんこん⇒たくさんの穴が開いていることから、「先(将来)の見通しが良くなるように」との願いが込められている。
 ごぼう⇒細く長く地中にしっかり根を張るため、縁起が良いとされている。
 田作り⇒昔、小魚を田畑の肥料にしていたことから豊作祈願の願いが込められている。
 祝い箸⇒邪気を払う神聖な木と言われる「柳」で作られたお箸。片方を人、もう一方を神様が使うため両端が細くなっている。
 鏡餅⇒神様にお供えするもの。昔の円形の鏡に似ているところから鏡餅と呼ばれた。大小の餅を重ねるのは、「福が重なる」「めでたく年を重ねる」という意味がある。
 お屠蘇⇒邪気を払い長寿を願って正月に呑む薬酒。「鬼気を屠(ほふ)り、魂を蘇らせる」という意味がある。
 紅白蒲鉾⇒「紅」はよろこびを「白」は神聖さを意味し、「新しい出発をお祝いしよう」という意味が込められている。
 数の子⇒数の子はニシンの卵。二親(にしん=両親)からたくさんの子供ができることにあやかって、「子孫繁栄」の縁起物とされている。
 昆布巻き⇒「喜ぶ」に通じる縁起物として使われる。
 栗きんとん⇒きんとんは「金団」と書き、財宝を意味することから、「商売繁盛」や「豊かな生活が送れるように」との願いが込められている。

「ですます調」を「である」調に変えることに罪悪感を感じながら、忠実に写させてもらった。お陰さまで初めて知った事も2・3あった。


  1月2日(金)
さて、例の屠蘇のお味は如何?
屠蘇散の原材料が溶けた分ミリンの甘さに風味が出て、甘味の強いお酒といった感じ。子供でも「美味しい!」と言って飲めそうな味わいになっていた。2つ貰ってきていたのでもう1つは生温いお湯に浸けておいたのだが、ほのかな薬草の香りが私には紅茶感覚の嗜好品のように飲めた。来年は作り方をちゃんと勉強して家族皆んなで慎んで飲んでみたいと思う。
そうそう屠蘇散生薬の原材料はミカン皮、ケイヒ、サンショウ、オケラ、クローブ、ボウフウ、キキョウと書いていた。

興味津々のお屠蘇の出来上がりなので私は数の子を酒の肴にして飲んだよ。(笑) 盃はトルコ カッパドキア ヴェネッサ セラミックのアートギャラリー(VENESSA SERAMIK)で買ったお気に入り。和洋折衷の妙な取り合わせだが、自己満足で美味しく楽しめた。
さぁ~これで今年も元気で頑張れるかな。かな?ではなくて頑張ろう!
          (画像はクリックすると拡大する)
                  最後に、呑むはパンフ使用漢字を忠実にそして自分的には飲むを使ったが、正式にはお屠蘇は呑むのかなぁ~・・・