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北国の積雪量は半端ではなく大変らしく東京にも雪が積もるとか。
凄く寒い日もあるけれど、陽射しの柔らかさを感じる今日この頃である。
一昨日は比較的温かった。
2月11日(金)
発見から50年超えるを記念して2月5日(土)から3月21日(月)迄開催の『よみがえる極彩色壁画』を観に、橿原考古学研究所付属博物館に出かけて来た。
高松塚古墳の発見当初の壁画を再現した陶板が展示されているというので、昔飛鳥駅で降りて自転車に乗って走った時の感覚を蘇らせたかった。
高松塚古墳は藤原京の時代(694年~710年)8世紀初めに築かれた壁画古墳で、円墳の石槨(せっかく)に描かれていた極彩色壁画が1972年(昭和47年)に発見された。
(石槨と言うのは、古墳などで棺などを納める為の石室のこと。)
初めて観た時の感動ほどではなかったが、西壁の女子群像『飛鳥美人』はやっぱり忘れる事はない絵である。
特に唐からの伝来とされる怪獣葡萄鏡、そして棺の漆塗りの木片と棺の飾り金具等も1300年前の昔に思いを馳せる事が出来た。
そうか・・・高松塚古墳はこの様な場所でこのような円墳だったのかと、この度は壁画だけではなく古墳時代の諸々の背景にも心が動いた。
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(画像はクリックすると拡大する)
常設展示では奈良県の遺跡を旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代、飛鳥・奈良時代、平安~室町時代の時代別に展示されていた。
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第3展示室では斑鳩の藤ノ木古墳のブースもあって、その発掘当時、長い列で2時間余りも立ち並び直に見た朱塗りの石棺が目の前に浮かび上がってきた。そして斑鳩文化財センターで見た金銅製の馬具や履等も思い出した。
その他有名な古墳の出土品は勿論の事、こちらの博物館で目にする展示品の多さに圧倒された。
コロナが終わり気軽に孫に会える時が来たら、明日香村の「奈良文化研究所飛鳥資料館」に是非連れて行きたいと思う。
今や科学は進み宇宙開発の時代だが、古墳時代否それ以前の原始人の生活に触れるのも大発見の素晴らしいそして大切な体験ではないだろうか。。。。。
マスクを確り黙々と静かに、それでいて心は計り知れないロマンを追って満たされた日であった。