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郡山城 天守台オープンの日

2017-03-26 | 日記
東京 靖国神社で桜(ソメイヨシノ)が開花したと聞いたのは去る21日(火)のこと。多くの人が地元の桜の木に注目し始めたのではないだろうか。勿論私も家の近くの桜の枝を見た。もう少し先のようだ。
昨日のこと 、小川の岸に密集して頭を出している土筆を見つけ、いそいそとビニール袋を手に土筆取りに出かけた。栄養のない乾燥がちの所でスマートな物ばかりだったが、不足を言わないで摘んだ。面倒がらずに一生懸命ハカマ取りもした。そして今、水に漬けているところ。彼曰く「土筆ばあさんしてんのか」ですって。

  3月26日(日)
郡山城天守台の修復工事が終わり今日は完成式典の日、天守台の上には紅白幕が張られ和太鼓数基が置かれていて、天守台の周りは立ち入り禁止になっていた。一般人の立ち入り禁止が解かれるのは午後1時、そうとは知らずやって来た人達は皆んな口々に「知らんかった。何処かに書いてあったんか?」とぶつぶつぶつ。第57回目のお城まつりが今日から4月9日まで開催されるのだが、観客あってのおめでたい式典でありたい意図が伺える。当然だよな。

柳澤神社(徳川5代将軍綱吉の側用人・柳沢吉保公を祀る)で行われていた日本剣道となぎなた形奉納を垣間見る事ができた。そして9時30分からはお坊様と関係者の方々だけの数珠くり法要が行われたが、今日の数珠くりはサラサラと撫ぜて廻られただけ。天守台の上での式典が終わってから和太鼓の演奏があった。
ちなみに、こちらの数珠は全長162m、重さ648kg、数珠玉の直径は15cmで1080個繋がっているそうだ。大和郡山市が市政50周年を迎えた平成16年に新調されたそうで、見るからに立派で綺麗な数珠が石垣の周りに掛けられていた。
              
                              (画像はクリックすると拡大する)

桜は未だ咲いていなくても、人の数は次第に増えてきて11時頃には城跡の内外はいっぱいの人で埋まってお祭りの賑わいだった。天守台に設置された展望デッキ(標高約80m)からの眺望を是非楽しみたいと思って出かけてきた私なので、演奏を聞いてから午後1時までは市街で過ごし再び戻って来た。天守台に続く長い列が出来ていた。
順番が来て石段を登って行く途中、”猿まわし”のイベントが始まり高い所から見物することになった。柳澤神社の社を背景に猿さんが神様のお使いの様に格が上がっていたよ。(笑)
                 

さてさて直ぐ目の前に見える県立郡山高校冠山学舎、こちらが南になるようで既に方向感覚が狂っている私、困ったなぁ~。先ず若草山を確認してホッとする。双眼鏡があれば薬師寺や東大寺や興福寺等も見えるはずだよな。表示板を見ながら矢田丘陵、松尾山、法隆寺、二上山雄岳、葛城山、金剛山の遠景を追ってみた。スマホがあれば無料でダウンロードできる「ココシル大和郡山城下町」アプリで倍楽しめるはずだが、スマホを持っていない時代遅れ人の悲しさ・・・・・娘が来たらお願いする事にしよう。そして双眼鏡持参でゆっくり確認しようと思う。

天守台上には築造当時の礎石をそのまま残している箇所があって見学できる。梵字を刻んだ石も有る。秀吉の時代、大急ぎの築城で石が足りず墓石や石仏が転用石として沢山使われたそうで、石垣の表面で約1000基が確認されているとのこと。また円形で色分された箇所は天守の礎石の位置を示しているらしい。400年昔に天守閣が存在した証となった金箔瓦の写真も見られる。
        
        
地上に降りて天守台の北側に廻り『逆さ地蔵』を覗く。手を合わせている方も居られたっけ。地蔵が約200基も確認されているというから、数珠くり法要は永遠の必須行事であらねばならないだろうなぁ~。
工事は平成13年10月から始まりお花見に来ても近寄れなかったけれど、以前の天守台に登る階段が懐かしい。土や緑の草が恋しいなぁ~。否、私が恋しいのは半世紀以上も前の姿なのである。                            
     
                  
剣道の奉納の様子も見たし、天守台からぐるりと360度の大体の景色も楽しんだし、展示されている金魚も見たし、草餅も食べたし、ぼつぼつ帰ろうと思って竹林門から柳沢文庫の庭園を通って追手門から出てくると、私の目は"どじょうすくい"の文字を捕らえた。覗いてみると小さいドジョウがウヨウヨ泳いでいた。気持ち悪いといえば悪いが、じっと顔を見ると可愛い。大きさは我が家の3年越しのドジョウの3分の1ぐらいかな。金魚すくいはあちこちにあるが、これは珍しいので200円也を差し出して水槽の前に座り込んだ。(笑)

ポイを受け取り「いっしょに帰ろうよ。」と言いながら追っかけた。ヌルヌルしているからスルスル逃げていく。そおぉ~と水平に持ち上げるのがコツらしい。おっ!一匹かかった!「やったぁ~!」私の声にお兄さんがビックリされた。「紙が破けてないので、未だいけますよ。」ヌルヌルスルスルするけれど、ドジョウは大人しい性格のようで、跳ね方が静かで紙が長持ちするのかも知れない。
次の瞬間、奇跡が起こり二匹同時にかかった!ビックリ仰天して感激していると、通りかかりの若者や子供達も挑戦し始め、露店はにわかに活気が出てきた。
             

3匹の内2匹は持ち帰りOKで私の手には先ほど金魚の売り場で買ったホテイアオイ(メダカの産卵用)とで、ビニール袋が2つぶら下がる結果になってしまった。(笑)
格好悪さを耐えて電車に乗る。私は、意地悪を言った彼にこのドジョウを見せて驚かせようと、ちょっと得意になっていたような気がする。退屈もせず、ひとり一日がかりでよく遊んだお城まつりの初日であった。   
                                                        お疲れ様。



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