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薬師寺東塔見学

2019-05-05 | 日記
丸い球サボテンに花がぐるりと一周綺麗に並んだ。この日を待っていたのでとても嬉しい。
内部で着々と開花の準備をしていたんだよな。
お見事!綺麗だよ。
           (画像はクリックすると拡大する)
  
  5月5日(日)
平成21年から始まった薬師寺東塔の全面解体修理がほぼ完成に近づいて、作業現場の見学が明日6日までという。(落慶法要は来年、2020年4月22日~26日らしい)
創建当初から1300年経つ東塔が10年間の月日をかけて蘇ることになる。人生でこんなの見れる機会は滅多に無いよな。孫達と出かけた。
入場券を買い、東塔見学の番号札を貰って順番を待つ。30170番をもらって私達は10時半からとなった。

待ち時間の1時間で伽藍を巡った。以前に孫の名前で瓦1枚を寄進した彼は孫に100年後のロマンを話りながら食堂の屋根を指差し見上げていた。その姿に釣られて6人は同じく見上げたよ。(笑)ちなみに食堂は一昨年平成29年5月に完成した。                                  

さて、国宝東塔の創建は天平2年(730年)頃で何回か修理されながらも薬師寺で唯一現存する最も古い建物になるらしい。
PC画面右の画像は西塔(さいとう)である。1528年に戦火で焼失したそうで、1981年に復元された高さ34.1mの塔である。今ここで東西2つの画像を並べる事は出来ないが、一見同じに見える両塔の裳階部分に違いがあるとのこと。西塔の裳階には連子窓が設けられているが、東塔のは白壁になっているらしい。確かに青色の連子窓と丹色(にいろ)と言われる赤褐色の扉と柱が確認できる。

それからよく耳にする高さであるが、500年後の地盤沈下を考慮したものであり、屋根の大きさや勾配の違いは木材の乾燥収縮を見込んだものらしい。すごいなぁ~
数百年後2つの塔はきっと同じ大きさになるのだろうと信じたい。

工事現場の6階と7階から見学出来た。6階では最上部の屋根が丁度目の前で見れる様になっていて、2つの鬼瓦、下のは室町時代の物で上のは平成の物だと教えて下さった。他の3面では江戸時代や明治時代の物もあるそうだ。全面解体されて瓦は勿論木材も使える物は大事にそのまま継続して使用されるのである。(総瓦枚数は33600枚内平瓦は17000枚だそうだ。)そして左から3番目画像の屋根に見える左上の四角い窓のようなのは塔の内部の状態をチェックする為に有るのだそうだ。
7階では水煙が目の前で見れたが、角度の加減で笛を吹く飛天を真正面からとはいかず少々残念であった。でも地上であんなにハッキリ目の前で見た先日の感覚が脳裏に鮮明に残っているので、また見たくなったら3月6日のブログを開けばいいのだと自分に言って聞かせた。(笑)

          

貴重な体験に感動しながら薬師寺を後にして奈良県景観資産になっている大池(勝間田池)湖畔の写真スポットまで新車VOLVOを走らせてくれたパパさんにありがとう。
夏には東塔を覆う素屋根の解体が始まるので、若草山を背景に東西両塔と金堂の素敵な景色を見れるのも間近い。看板に書いている様に、空気の澄む夜に来て若草山と月と塔と湖面の様子をこの目で見れたらどんなにか素晴らしいだろう・・・・・
       (おしまい)



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