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休眠口座

2012-03-10 | 日記
金曜日は私のリラックスの日。
昨日の金曜日、小雨は降っていたが暇に任せて運動がてら歩いてみようと、車を家に残し雨ん中を南都銀行に出かけた。25分かかった。我ながら物好きだなぁ~と思いながら歩いていると、他家のお庭に咲く寒アヤメが目に留まったよ。ホラ!これが「歩き」の嬉しい発見の1つなんだ。

さて2月中頃のこと、東日本大震災復興支援として休眠口座の活用を政府が検討し始めたとの報道が話題になっていた。「休眠口座って何?」ある日ひっくり返してみると3つ出てきた。1つは平成8年2月19日、1つは平成7年12月8日、10年以上経っている。「危ないですね。取敢えずATMで入金してみてください。OKなら、それから通帳の書き換えをします。」と農協さん。試してみると預入れOKで解決していた。全く記憶になかった残る1つは迷ったが好奇心が働いた。

銀行の窓口で「すみません。コレ休眠通帳っていうものなんですよね。」「あぁ えぇ そうですね。」「印鑑お持ちですか?」「いいえ、ほら印鑑の表示がありませんし解りません・・・」私の差し出した通帳を行員のお嬢さんがぱらぱらと繰っていられる間の会話である。最後の記帳は昭和63年3月5日となっている。娘が小学生だった頃給食費など学校に納入する為の口座であったはず。

「額はこんなで、どうでもいいんです。お国の方針で東北の復興支援に使われるんならそれはそれでいいと思っているんですが、この通帳の行方が知りたくて来たんですけど。。。」と言うと、「時間はかかりますが、待っていただけますか?」との返答。今日は全く大丈夫だったので、「いいですよ。」と答えて雑誌を読んでいた。半時間は優に待っていたと思う。「お客様 お待たせしてすみませんね。もうしばらくお待ちくださいね。」いえいえこちらの方が・・・、申し訳ない気持ちで「もういいですよ。」と言おうかなと思ったりした。でも今日来た目的は果たせていないので言葉をぐっと飲み込んだ。

名前を呼ばれて窓口に立つと、「お待たせしました。」と見せられた通帳には数行の記帳が足され、25年間の利息が計算されて残高が増えていた。ちゃんと出てきたんだ。びっくりした。感動した。「へぇ~ 有ったんですか! お手数をお掛けしましたね。すみません。ありがとうございました!」

「印鑑ですが最初はコレで途中でコレに変わっています。」「あぁ この印鑑なら有ります。でもコレ私の通帳ではなくて娘の名前なんです。いいんでしょうか?」手続きは本人でなければならない経験が以前にあったので聞いてみた。結婚して姓も変わっているし遠方に住んでいる事情それに大した額ではないので、書類の書き換えに掛かる時間と労力を考慮されたのだろう。上司に打診されたようで「それでは次回この印鑑と通帳とお母様の身分証明書をお持ちいただけましたら、解約手続きをさせていただきます。何回も来ていただかなくてはなりませんが、すみません。」「いえいえ こちらこそ大変なお手数をお掛けしてすみませんでした。」

今年度の休眠口座の日本の総額は800億円否それ以上と聞いたような気がする。そしてそれを整理するには莫大な経費がかかるとか、今日のお手間を考えてみると確かになぁ・・・・・元某銀行の行員だった娘にこの話をしたら、きっと「こんなお客さん迷惑やなぁ」と我が母を疎ましく思うだろう。こんなに手数がかかるものだとは知らず、好奇心にあおられて行動してしまった私、御免ね。
25年間放置の4ケタに満たない通帳の整理、疑問解決で南都銀行さんに本当にありがとうございました。通帳は時々チェックすべしと賢くなりました。

気持ちがすっきりした。南都銀行の休眠口座なるものへの対処の仕方に恐縮した。都市銀好みの偏見を持っていた私の南都銀行に対する印象が変わった。南都さんの誠意に信頼を固め新しく口座を作ろうかなと思っている次第である。。。。。
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