「よか天気ねぇ~」
「秋ね~」
「紅葉 見に行こうかぁ~」
「そうね~ 行ってみょうかなぁ~」
退院直後のわたしを夫がドライブにさそった
行く先は瀬高町の清水寺
「着いたよ~」
「 え? もう?」
1時間程で着いたようだがわたしは揺られて うとうとしていたようだ
日曜とあって駐車場はいっぱい!
ゆるい山道の横にすきまをさがして車をとめた
清水寺の三重の塔をかこんで真っ赤に染まったもみじ
時折残るみどりの木々と重なって なおさら紅葉が目にしみる
あぁ~秋はいいなぁ
いい気持ち・・・
山道のひんやりした空気をこころのなかまでいっぱ~いに
~清水寺より山門を望む~(福岡県)
山道の登り下りにひときわ目をひいたのが無数のお地蔵様
赤やあお、紫などなど かわいい胸当をかけたお地蔵さまが
大小さまざまのお姿でむかえてくださった
いつの頃からか、人知れず
身近の人が仏様になった時、村の人々が慰めるためにお地蔵様を納めた
重なるごとにお地蔵様に想いを託して・・・
そして・・・
この 無数のお地蔵様 のお顔はそれぞれに少しずつ違って見えるという
ここに訪れて静かにみつめていたら ご先祖様にあえるかもしれないと・・・
茶店のひとから聞くことができた
~やさしく微笑みのお地蔵様~