新聞の投稿欄に、かわいらしい絵をみつけました。
M新聞投稿欄に掲載の
兵庫県加古川市 Mさんの絵を拝借いたしました。
悪しからずお許しくださいませ。
如月、節分もすぎて庭の小梅は白い花が満開
紅梅のしだれ梅もそろそろ咲きはじめて 甘い香りがただよい、春近しを思わせるが
朝夕の寒さはまだ厳しい。
早朝のジョギングには手袋、マスクをつけて出かけるが
手がかじかんでくるし、眼鏡はくもり、寒さはまだまだ・・・
時折り、けたたましい消防自動車のサイレンを耳にすると、
「あ~火事はどこだろうか・・・」と空を仰いでしまう。
幼いころの思い出がふっと浮かんできた。
小学校の頃、”子ども会”というのがあって夏休み、冬休みには
そろってラジオ体操や、遠足、そして寒い冬の夜には近所の父兄と一緒に
手編みのマフラーと手袋、拍子木を持ち、毎晩 「火の用心!!カチカチ」と、
町内を夜回りしたものだった。
父から、お得意の腕で拍子木をつくってもらい、力いっぱい打ち鳴らし、
下駄の音もカランコロンと、暗い町内をゆっくりと一回りするころには、
体がポカポカとなっていた。
夜回り詰所の七輪のやかんからは、白い湯気がシューシューとあがり
熱いお茶と温かいだんご汁を少しいただく。
「あ~うまかねぇ・・・」 子ども心に、夜回りが楽しみのひとつでもあった。
もう、60余年も前の、なつかしい冬のひとときを思い出す・・・