姫先生のおめめ

25年間の養護教諭の経験と脳科学、波動理論から引き出すレジリエンス向上について書いています。

養護教諭のアプローチの特徴は体にふれる対応ができること

2012年07月15日 | 保健室コーチング


 保健室コーチングベーシックコース第2講のため 前日から出雲入りしております。

 2講1日目日は 抵抗にあわれた方もたくさんあり。。。。。でした。



 シェアでは 第1講で学んだことを 学校現場での子どもたちへのアプローチや ご自身の状態管理に活用されている実践の様子が、受講生さんから語られました。


 みなさん ほんとうに素晴らしいですね。


 そして ワークの仕組みを本質的に理解された受講生さんたちが 基本的なアプローチ法を現場での状況に合わせて 

 柔軟に変化させ活用されているということもお聞きして 本当に嬉しく思います。



 さて 第2講は 「質問アプローチ」が中心となります。

 コーチング=質問 なんて思われがちですが、

 ベースとなるのは 支援者とクライアントの信頼関係です。


 
 ラポール(信頼関係)を形成するためのスキルというものはもちろん存在しますが 

 大切なのは ラポールを築くために 何かの「スキル」を使うということではありません。


 相手をどのくらい「信頼し」 また 支援者自身がどれくらい「自分自身を信頼しているか」

が、相手との間に流れる潜在意識、身体エネルギーレベルの信頼関係(ラポール)を決定します。
 
 それがあって はじめて ラポール形成のスキルが機能します。



 このことは第1講で

 支援者が 相手に対して どのような思いを持つかによって 伝わるものがどうちがうのかというワークを通して 体験していただいています。

 つまり

 「この子を助けたい」「私がこの子を助ける」「かわいそうに」などの感情が

 いかにクライアントの気付きや自己解決能力の発揮の妨げになるか?ということを

 体で理解していただいているということです。

 この前提に立って

 ラポールの技術をお伝えしました。



 NLPとしてのスキル(呼吸ペーシング)の方法とその現場での応用方法


 ブレインジムのスキルを活用したペーシングスキル 

 これをワークで練習した後、ある受講生さんが

 「とある分厚い本でなんどもラポールのスキルを練習したがしっくりきませんでした。

これは簡単で すっと体に入ってきました。すぐにつかってみます。」

 

とシェアしてくださいました。

 本来は 支援者の状態管理さえできていれば 本当にシンプルな方法で 相手とのラポールを深く形成することができるのですが 

 複雑で 分かりにくいスキル として 紹介されているものは 巷に非常に多いように感じていますし、

 また 「こうやればいい」というような安易なやり方として ラポールを扱っている講座が大変多いのが残念です。

 以前は ペーシングのスキルとして ミラーリングとかいろいろやっていましたが 

 今は 私の講座ではやっていません。私自身 カウンセリングやNLPを学んだという人に

 やたらと動作を真似されて 逆に「チョーうっとおしい!」と感じたこともあり(笑)

 そんなやり方としてのペーシングより はるかに効果があるのは 支援者自身の状態管理です。

  相手との間に流れる潜在意識レベルの微妙な信号を、ペーシングに活用することがはるかにシンプルであることが検証できたので、

 現在はそのシンプルな方法をお伝えしています。

 さて 養護教諭が心と体の両面からアプローチできるという立場にあるというメリットを生かし、

 子どもの体に直接触れて アプローチをかけていくという「フィジオロジー」を学んでいただきました。

 東洋医学的見地からの 気の流れの調整法 ブレインジムの活用など 子どもたちの体に直接働きかけるフィジオロジー(身体の使い方)は 

 養護教諭が保健室で活用できるとっておきの手法であると感じています。

 言語と脳、心、行動の関係性について 徹底的に研究されたNLPの 「言語の使い方」と「脳科学的アプローチ」を中心とした保健室コーチングですが、

 現在 脳と体の関係性について シンプルな運動で カラダと心を変えていく「ブレインジム」のエッセンスも投入しています。



 人間の変化の3つの条件

 ◎焦点  ◎言語  ◎体の使い方

 といわれます。

 保健室コーチングは、この3つの条件を取り入れた アプローチ法です。

 養護教諭さんだけでなく 一般教員  パパママ スクールカウンセラー コーチの方にも 活用していただける アプローチ法として 現在も進化中~!!!!



    

 
 2講 2日目の 今日は 昨日の質問アプローチを

 「言語」「体感」の両方から 学んでいただきます。
 

 

 


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