
飼い主に捨てられ保健所で殺処分を待っていた犬シロ。
殺される恐怖におびえる日々を送っていたシロ。
そんなシロが保健所から出される日が来ました。
しかし行先は動物実験のため、東京都にある国立病院でした。
動物実験に使うため、1300円で病院へ売られたのです。
シロは脊椎を切断される実験をされました。左足は麻痺しました。
その後、手当もされず放置されました。
背中に手術の大きな傷。そして全身もストレスや皮膚病のため、毛が抜け落ちているままにされていました。
シロはある日、ボランティアの人たちによって保護され手当を受けました。
シロのことを知り、Ava-netが、動物実験への払下げ廃止運動を展開しました。
シロの事件があった1990年当時、シロの映像は何度もTVで流され、野上さんも 繰り返しTVで動物実験の問題点を 指摘されました。
そしてシロの隣の檻にはビーグル犬メリーがいました。メリーはワクチンの実験に使われ、生き残りましたが、今度は脊椎の実験に使われ、その後、実験者が転勤になったあとは、忘れされれたように、5年間ずっと檻の中にほったらかしにされていました。
足が棒の間から落ちないようにいつも足先で棒につかまっていなければならなかったメリー。肉の中に爪がくいこんで、膿んでいました。
そしてAva-netの運動が実を結び、東京都は保健所から動物実験への払下げを中止しました。それに続き、他の都道府県も中止したのです。そして平成17年に、全ての都道府県で 保健所から実験施設への犬猫の払い下げはなくなったのです。
「シロの事件をふりかえって」より抜粋
NPO法人 地球生物会議・代表 野上ふさ子
http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-904-2.html
・・・(略)・・・
シロは実験室から生還してわずか一年しか生きることはできませんでした。(涙;
推定年齢わずか二歳の短い一生です。けれども、シロの存在は、毎年何万頭もの犬や猫たちを 実験の苦しみから「救い出す大きな力」となりました。
このことは、日本の犬や猫たちをめぐる歴史の中で、忘れられない大きなできごとの一つであるにちがいありません。シロはきっと、そのために役目をもって生まれた犬だったと思います。
こうしている今もなお、シロのような犬たちが毎年何万となく、実験室の中でつらい苦しい目にあわされています。
日本には、残酷で無意味な動物実験を監視して止めさせることのできる仕組みが、まだ何もありません。声のない動物たちの訴えに耳を傾けてみましょう。そうすれば、これから私たちが何をしたらいいか、きっとわかると思います
殺される恐怖におびえる日々を送っていたシロ。
そんなシロが保健所から出される日が来ました。
しかし行先は動物実験のため、東京都にある国立病院でした。
動物実験に使うため、1300円で病院へ売られたのです。
シロは脊椎を切断される実験をされました。左足は麻痺しました。
その後、手当もされず放置されました。
背中に手術の大きな傷。そして全身もストレスや皮膚病のため、毛が抜け落ちているままにされていました。
シロはある日、ボランティアの人たちによって保護され手当を受けました。
シロのことを知り、Ava-netが、動物実験への払下げ廃止運動を展開しました。
シロの事件があった1990年当時、シロの映像は何度もTVで流され、野上さんも 繰り返しTVで動物実験の問題点を 指摘されました。
そしてシロの隣の檻にはビーグル犬メリーがいました。メリーはワクチンの実験に使われ、生き残りましたが、今度は脊椎の実験に使われ、その後、実験者が転勤になったあとは、忘れされれたように、5年間ずっと檻の中にほったらかしにされていました。
足が棒の間から落ちないようにいつも足先で棒につかまっていなければならなかったメリー。肉の中に爪がくいこんで、膿んでいました。
そしてAva-netの運動が実を結び、東京都は保健所から動物実験への払下げを中止しました。それに続き、他の都道府県も中止したのです。そして平成17年に、全ての都道府県で 保健所から実験施設への犬猫の払い下げはなくなったのです。
「シロの事件をふりかえって」より抜粋
NPO法人 地球生物会議・代表 野上ふさ子
http://www.810.co.jp/book/ISBN978-4-89295-904-2.html
・・・(略)・・・
シロは実験室から生還してわずか一年しか生きることはできませんでした。(涙;
推定年齢わずか二歳の短い一生です。けれども、シロの存在は、毎年何万頭もの犬や猫たちを 実験の苦しみから「救い出す大きな力」となりました。
このことは、日本の犬や猫たちをめぐる歴史の中で、忘れられない大きなできごとの一つであるにちがいありません。シロはきっと、そのために役目をもって生まれた犬だったと思います。
こうしている今もなお、シロのような犬たちが毎年何万となく、実験室の中でつらい苦しい目にあわされています。
日本には、残酷で無意味な動物実験を監視して止めさせることのできる仕組みが、まだ何もありません。声のない動物たちの訴えに耳を傾けてみましょう。そうすれば、これから私たちが何をしたらいいか、きっとわかると思います
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