南三陸町・神割崎の岩の間から朝日が見えるのが2月の中旬頃ということで、写真を撮りに行ってきました。9日に一度行きましたが朝日が登り切った時に着いてしまい、シャッターチャンスを逃しました。天気の具合をみて数日後再び挑戦。土曜日とあって、50人以上の人が岩場に来ていました。早くきて、場所取りをして日の出を待っていたわけで、遅くついた者が割り込んで入るわけにもいかず数枚撮り、まだ数日チャンスがあるので今回は諦めました。
その日、とても感動した事がありました。
岩場まで急な階段があり、足の置換手術をしたばかりで、足元が不安で杖を持って行きました。階段を降り始めると青年が近づいて来て腕を出して〔つかまって降りましょう!〕と言います。私は驚くやら感動して、青年の腕につかまり、岩場に行きました。人が多くて今日は無理だなと諦めて帰ろうとすると、先程の青年がまた腕を出して来ました。〔あら、帰りも?〕と言いますと、〔下げた以上は、上げなければ!〕私は行為に甘えて駐車場まで行きました。地元の方らしく、〔あの震災は大丈夫でしたか?〕と聞くと〔家が流されただけです〕と飄々と話す。肉親に亡くなった人がいないだけいいですと。名前と住所を教えてくださいと言っても〔一期一会と言う事で、、、〕と教えてくれませんでした。
車を走らせると、北上町の川岸は朝霧が出てヨシ原の風景が幻想的でした。大潮で打ち寄せる波に朝日が照る風景も素敵で、青年の優しさに感動して爽やかな朝をすごした事に感謝!
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