1971年7月22日
2日目。
天気は、雨だった。
この日は金峰山から少なくとも大弛峠まで行く予定であった。
御室小屋から金峰山へは急登であるが1時間40分のコースタイム表示であった。
たったの1時間40分の登りのはずが・・・・・
重荷と急坂に加え、雨。
道中のことはすっかり覚えていない。
とにかく、金峰山頂にかろうじて辿り着いた。
たぶん、半日はかかったと思う。
もう先には行きたくない。
いや、行けない。
全員一致の意見で、少年たちは金峰山小屋に逃げ込んだのであった。
わずかこれだけの移動であった。
まるで厳冬期の激ラッセルのようなのろ~い進み方。
捨てられない地図にこんなものが挟まっていた。
当時は、素泊まり600円だったようだ。
そして
2009年のガイドブックではこのルートは破線となっていた。
くさりとかはしごとかあったんだな。
コースタイムも2時間10分となっている。
御室小屋の水も涸れることが多いと記載してある。
41年の月日の間にアプローチの遠かったこのルートは廃道化してきたのだろう。
<<<続く>>>
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