国立中学受験専門 ひのき塾

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大阪教育大学附属天王寺中学校 令和2年入試を占う①

2019-11-28 02:07:07 | 研究
令和2年の附天中入試から、体育実技の実施種目が変更されました。今までの実施種目の中から、「鉄棒」「シャトルラン」「ハードル走」がなくなり、

「40m走」「マット運動」「立ち幅跳び」「サッカー」「バスケットボール」

の5種目からの実施となります。

今までほとんど実施種目となることがなかった「シャトルラン」等がなくなるのは納得できるのですが、頻繁に実施種目となっていた「鉄棒」が無くなったのは衝撃でした。安全面での配慮が理由なのかもしれません。一生懸命に逆上がりの特訓を続けていた、ひのき塾の塾生は、この一報に悲喜こもごもといった感じで、中には今にも泣き出しそうな子もいました。(努力は決して無駄ではないよ。)

令和2年の附天中入試は、どのようなものになって行くのでしょうか?

まずは今春のH.31入試までを振り返ってみたいと思います。

まず、受験者数の変遷をご確認下さい。
男子 受験者 合格者
H.28   203名 64名
H.29   197名 62名
H.30   165名 62名
H.31   155名 61名

女子
H.28   221名 49名
H.29   220名 45名
H.30   196名 47名
H.31   208名 48名

男子の受験者数は、明らかに減少傾向に入っています。女子は下げ止まり感を漂わせながら200名前後で落ち着いているといった感じです。児童数の減少や選択肢の増加などの理由から今後大きく増加することはまず無いと思えます。ただ、以前から申し上げているように附天中の場合、近年

「量が減って質が高まる。」

という傾向にあるのは事実です。合格者数は男女ともずっと安定しているので、令和2年入試も

男子60+α 名   女子50ーα 名

の合格者は見込めると思います。合格者数の絞り込みによる難化は考えにくいので、やはり

「質の高まり」

が気になります。次回のブログでは、この辺りに踏み込みたいと思います。


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