元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

新しく出来るデジタル庁では、ITILだけではなく、システムが計画通りに機能しているか監査するシステム監査の導入や、ITガバナンスの標準化をまとめたCOBITなど、

2021-05-20 19:26:51 | 時事エッセイ
私はグローバル外資系企業でITを担当してきた。世界各国に標準的なITを導入し、運営していくことはとても難しい。まずは言葉を統一することから始め、開発、導入、運用プロセスを標準化していく。どのグローバル企業でも、そこはとても一社で出来ることではなく、業者側とユーザ側の多くの企業が協力して世界的にITILというITの運用プロセスを標準化した。経産省のホームページをITILで検索すると「令和3年度経済産業省基盤情報システム運用 管理業務要件定義書(案)」の中に「請負者はITILに基づき、運用業務を実施すること」という記述がある。その他、多くの文書の中でITILという言葉が検索できる。例えば、「運用・保守担当者は、ITILファンデーション認定資格者が望ましい」など。既に日本を始め世界中の多くの企業は、ITILを導入している。なぜ厚生労働省は、世界標準の経産省のガイドラインを無視してCOCOAの開発、運用を始めたのだろうか。大きな問題となった新しいOSのバージョンへの対応も、ITILの変更管理プロセスの中で定義されている。
新しく出来るデジタル庁では、ITILだけではなく、システムが計画通りに機能しているか監査するシステム監査の導入や、ITガバナンスの標準化をまとめたCOBITなど、既に経産省がまとめたITの様々な世界標準のガイドラインを、全省庁で活かせるような仕組みを作って欲しいと思う。

マイナンバーカードは身分証明書としては、使えないことに気づいたので持ち歩かずに、タンスの奥にしまっておくことにした。

2021-05-20 18:52:11 | 時事エッセイ
役所でマイナンバーカードを貰う時に設定する電子証明書署名用の暗唱番号は、英文字と数字の組み合わせで6文字以上16文字以下で設定する。ただし英文字は大文字しか使えないことに驚いた。また窓口で暗証番号の設定で注意すべきことの説明もない。多くの人は自分の誕生日や名前を取り入れてしまうのではないか。カードには、名前や個人番号、誕生日まで記載されている。もし紛失した場合や、オレオレ詐欺などに騙されてカードを渡してしまった場合など、ITの知識のある人なら容易にログイン出来てしまうのではないか。また今政府が盛んに宣伝している健康保険証としても使うには、パソコンにICカードリーダーを別途購入して、システムにログインして個人で健康保険証情報を入力しないといけない。
先日、アウトレットモールで会員になったついでにクレジットカードを作ろうとしたら、顔写真付きの身分証明の提示が求められた。マイナンバーカードを作ったので、それを提示すると、今度はこのカードのコピーを取らせてくれと言う。このカードは、単なる身分証明書ではない。私の個人番号には、いろいろな情報が紐づけられている。また将来的にも医療情報から金融の口座情報など、いろいろな個人情報が関連付けられる計画があるという。もしコピーが紛失したらと思うと不安で、いつものように単なる運転免許書番号が記載された運転免許書を使うことにした。マイナンバーカードは身分証明書としては、使えないことに気づいたので持ち歩かずに、タンスの奥にしまっておくことにした。

東京五輪で多額の税金を使うより、会費を払ってジムへ行く以外にスポーツをする機会のない多くの国民に人権の一つであるスポーツをする機会を与えて欲しい

2021-05-20 18:46:00 | 時事エッセイ
子ども日も近所を散歩した。鯉のぼりを上げている家は見られないが、公園では三密で多くの小学生がサッカーをしたりして遊んでいる。安倍前首相はオールジャパンで対応すれば、東京五輪は何とか開催できると述べたと言う。「オールジャパンと言うと、ええっ私も、ここの子ども達も老人達も何かしないといけないの」と、コロナ禍で苦しむ国民に何を期待しているか、報道した機関は意味が理解できるように報道して欲しい。
オリンピック憲章の根本原則第4項には「スポーツをすることは人権の 1 つである。 すべての個人はオリンピック精神に基づき、スポーツをする機会を与えられなければならない」とある。
東京五輪で多額の税金を使うより、会費を払ってジムへ行く以外にスポーツをする機会のない多くの国民と、学校の校庭さえ使えず遊び場さえない子ども達に、人権の一つであるスポーツをする機会を与えて欲しいと願う端午の節句である。

「テレビはどこへ」と題する松原耕二さんのコラムを読んで、50歳未満をターゲットに番組作りをしているとの指摘に、65歳の私が見るテレビ番組がないのも納得した。

2021-05-20 08:28:00 | 時事エッセイ
4月14日夕刊に掲載された「テレビはどこへ」と題する松原耕二さんのコラムを読んで、50歳未満をターゲットに番組作りをしているとの指摘に、65歳の私が見るテレビ番組がないのも納得した。私は主にCNNを見ている。どの番組も日本のようにレギュラーのコメンテイターはいない。政治家が自ら出演して自身の考えをMCや専門家と議論するケースもあるし、専門家だけが登場して議論するケースもある。専門家は議論する内容によって違うので、同じ人が毎回コメントすることはない。そして必ず現場からのレポートがある。そんな番組を見慣れてしまった私には、いつも同じ人達がコメントする日本の番組には違和感を覚えるので見ることない。NHKの日曜討論でさえ、討論番組ではなく政治家が一方的に持論を展開するだけである。せめて政治家が出演して自分の言葉で議論する番組だけは、残してもらいたいと願う。

4月29日生活欄の記事「自由に動きたい」の合理的配慮に関しての議論は、とても興味深い良い記事で会った。

2021-05-20 08:22:36 | 時事エッセイ
4月29日生活欄の記事「自由に動きたい」の合理的配慮に関しての議論は、とても興味深い良い記事で会った。
私は通勤でJR品川駅を使用していた。駅構内にエキナカ商店街が出来たおかげで、乗客の流れが安全安心に移動するより、商店街の店前を通るように変更されたため、とても人の流れが悪く駅構内はとても混雑した。朝夕のラッシュ時には障がいのない私でも多くの人とぶつかってとても危険であった。老人や子供連れの親子はもちろんのこと、車椅子の人や視覚障害者も大変危険である。乗客の中には混雑した状況でも走る人が多数いる。合理的配慮に関して議論がさらに進めば、壁や階段と言った物理的な障害だけではなく、人の流れなども考慮に入れた駅などの設計にも生かせるはずである。ましてやJR東日本がGW明けの平日6日に行った電車の朝夕の減便による混雑混乱など、無かったに違いないと思う。