あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

後悔 役 に立たず!

2013-06-05 05:39:21 | 日記
情けない報告を載せる羽目になった、財布を盗まれた(スリに遭った)のである。

先の日曜のこと。
天安門広場から前門大街という典型的なお上りさん観光コース(上野公園からアメ横、
といったイメージか?適当な組み合わせがない・・・。)の途中、お土産を買おうとして、
バックを見たらファスナーが開いていた。嫌な胸騒ぎがして、ズバリ予感的中となって
しまった。
見事というか財布だけがない。抜き取られているのである。

幸いというか、不幸中の幸いで、日本円にして1万円ほどの被害で済んだ。
銀行カード、クレジットカードは連絡して利用を止めた。悪用は確認されず、一息ついた。

前門付近で人ごみに入る前に背中のバックを前抱きにしておくべきだった、と反省しきり。
後悔「役」に立たず、次回に生かすのみ、である。

被害にあったことは警察にも届けた。気の毒がって丁寧に応対してくれ、一緒に防犯カメラ
の録画映像も見てくれた。カメラから遠いところで犯行は行われたらしく何も確認できなか
った。
保険の対象外だが調書を作成するか、と聞かれたので、申し訳ないが、けじめとして供述記録
を作成してもらった。

犯罪被害に遭ったことも事実だが、商売の手を止めて世話を焼いてくれた店主や通訳をして
くれた方、派出所まで15分ほど案内してくれた方、捕まりもしない犯人と気持ちの吹っ切
れない被害者のために調書を作成してくれた方、とたくさんの心優しい方々に出会い、皆さん
に決して楽しくない思いをさせたこともまた事実である。
盗られたことに対する反省よりも、皆さんに申し訳ないという自責の念の方が強い。

それにしても授業料は高かった。


(余談)
 派出所でショゲかえって待合にいると、横の男性がタバコを勧めてくれた。
 タバコは吸わないので断ると、「韓国人か。」と聞いてきて、少しだけ話をしたのだが、
呼び出されたので途中で止めてしまった。ずいぶんと私を気の毒がってくれた。

 調書作成の途中、女性が一人駆け込んできて、別の警官の作成した調書の事実関係を手書き
で直し、警官に修正を要求していた。
 彼女と二人、お互い調書完成までの待ち時間、話をしたが、彼女は交通事故の目撃者(タク
シーの乗客)で、何と先ほどの男性が事故の当事者の一人で、かつ、相手方の男性を何度も
殴りつけたので、乗客の彼女が目撃者調書を取られたのだとか・・・。(※多分、そんなこと
を言っていた。身振り手振りで確認したので間違いない。)
 先ほど私を見かねてタバコを勧めてくれた方が、暴行事件の容疑者だったとは。
 何だか、スリに遭ったことよりも人間不信になってしまいそうなクラツキを覚えたのであった。





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